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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications


13.4.1 トラブルシューティング時にWindows環境で採取が必要な資料

〈この項の構成〉

(1) OSのログ情報

OSに関する次の情報の採取が必要です。

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

システムログ

Windowsイベントログ

プロセス情報

プロセスの一覧

システムファイル

hostsファイル

システムフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

servicesファイル

システムフォルダ\system32\drivers\etc\services

OS情報

システム情報

ネットワークステータス

ホスト名

ダンプ情報

問題のレポートと解決策のログファイル

ユーザーモードプロセスダンプの出力先フォルダ\プログラム名.プロセスID.dmp

例:jpcagtm.exe.2420.dmp

×

(凡例)

○:採取できる

×:採取できない

−:該当しない

注※

別のフォルダにログファイルが出力されるように設定している場合は,該当するフォルダから資料を採取してください。

(2) Performance Managementの情報

Performance Managementに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

情報の種類

概要

デフォルトのファイル名

jpcrasコマンドでの採取

共通メッセージログ

Performance Managementから出力されるメッセージログ(シーケンシャルファイル方式)

インストール先フォルダ\log\jpclog{01|02}※1

Performance Managementから出力されるメッセージログ(ラップアラウンドファイル方式)

インストール先フォルダ\log\jpclogw{01|02}※1

共通メッセージログ(論理ホスト運用の場合)

論理ホスト運用のPerformance Managementから出力されるメッセージログ(シーケンシャルファイル方式)

環境ディレクトリ※2\jp1pc\log\jpclog{01|02}※1

論理ホスト運用のPerformance Managementから出力されるメッセージログ(ラップアラウンドファイル方式)

環境ディレクトリ※2\jp1pc\log\jpclogw{01|02}※1

構成情報

各構成情報ファイル

jpctool service listコマンドの出力結果

バージョン情報

製品バージョン

履歴情報

データベース情報

Agent Storeサービス

  • Storeバージョン1.0の場合

    インストール先フォルダ\agtm\store\インスタンス名\*.DB

    インストール先フォルダ\agtm\store\インスタンス名\*.IDX

  • Storeバージョン2.0の場合

    インストール先フォルダ\agtm\store\インスタンス名\STPD\,

    インストール先フォルダ\agtm\store\インスタンス名\STPI\

    フォルダ下の次に示すファイル。

    *.DB

    *.IDX

データベース情報(論理ホスト運用の場合)

論理ホスト運用のAgent Storeサービス

  • Storeバージョン1.0の場合

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\store\インスタンス名\*.DB

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\store\インスタンス名\*.IDX

  • Storeバージョン2.0の場合

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\store\インスタンス名\STPD\,

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\store\インスタンス名\STPI\

    フォルダ下の次に示すファイル。

    *.DB

    *.IDX

トレースログ

Performance Managementのプログラムの各サービスのトレース情報

※3

インストールログ※4

インストール時のメッセージログ

%windir%\TEMP\HCDINSTフォルダ下のすべてのファイル。

×

コマンド情報

環境パラメーター設定ファイル

インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\jr3alget.ini

インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\jr3slget.ini

トレース情報

タイムスタンプファイル

格納ファイル

  • WRAP1の場合

    インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERT

    インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOG

  • WRAP2の場合

    インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERTn※5

    インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOGn※5

※6

管理ファイル

インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERT.ofs

インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOG.ofs

コマンド情報(論理ホスト運用の場合)

環境パラメーター設定ファイル

環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\jr3alget.ini

環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\jr3slget.ini

トレース情報

タイムスタンプファイル

格納ファイル

  • WRAP1の場合

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERT

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOG

  • WRAP2の場合

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERTn※5

    環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOGn※5

※6

管理ファイル

環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERT.ofs

環境ディレクトリ※2\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\SYSLOG.ofs

(凡例)

○:採取できる

×:採取できない

−:該当しない

注※1

ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。

注※2

環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。

注※3

トレースログの格納先フォルダについては,「13.3.2 トラブルシューティング時に採取するログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。

注※4

インストールに失敗した場合に採取してください。

注※5

nは数字を示します。

注※6

デフォルトの格納先から変更した場合,jpcrasコマンドでは採取できません。手動で採取してください。

格納ファイルの格納先については,「5.3.2 設定内容」のEXTRACTFILEセクション,および「6.3.2 設定内容」のEXTRACTFILEセクションを参照してください。

(3) SAPシステムの情報

監視対象プログラムであるSAPシステムに関する次の情報の採取が必要です。

表13‒5 SAPシステムの情報

情報の種類

採取資料

システムログ

SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションSM21を使用して,次の選択条件で採取した資料

  • ユーザー:指定なし

  • トランザクションコード:指定なし

  • SAPプロセス:指定なし

  • 障害クラス:全メッセージ

  • 開始日/時刻,終了日/時刻:その障害が発生した時間帯

システムログの詳細については,SAPシステムのマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。

XMIログ

SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションRZ15を使用して,次の選択条件で採取した資料

  • Interface:*

  • Object:*

  • セッションID:*

  • 外部ユーザー:*

  • 期間:その障害が発生した時間帯

XMIログの詳細については,SAPシステムのマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。

リリース・パッチ情報

  • SAPフロントエンドソフトウェアでメニュー「システム」→「ステータス」を選択したときに表示される画面のハードコピー

  • 上記の画面から表示される次の画面のハードコピー

    [システム:ステータス]画面

    [システム:コンポーネント情報]画面

    [システム:カーネル情報]画面

開発者トレース

PFM - Agent for Enterprise Applicationsが提供するコマンドの実行や,Agent Collectorサービスでエラーが発生した場合に採取するSAPシステム上の開発者トレース(SAPフロントエンドソフトウェアでトランザクションST11を使用して採取する,dev_w*dev_rfc*および,dev_rdファイル)

(凡例)

*:ワイルドカード文字です。任意の1文字以上の文字列を示します。

(4) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

(5) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。

(6) ユーザーダンプ

Performance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,ユーザーダンプを採取してください。

(7) 問題レポートの採取

Performance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,問題レポートを採取してください。

(8) その他の情報

上記以外で必要な情報を次に示します。