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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle


アラーム一覧

PFM - Agent for Oracleの監視テンプレートで定義されているアラームは,「PFM Oracle Template Alarms 12.10」というアラームテーブルにまとめられています。「12.10」は,アラームテーブルのバージョンを示します。このアラームテーブルは,PFM - Web Consoleの[アラーム階層]画面に表示される「Oracle」フォルダに格納されています。監視テンプレートで定義されているアラームを次の表に示します。

なお,監視対象がOracle Database 12c Release 2以降でCDB構成の場合は,次のパフォーマンスデータを収集するレコードやフィールドがあります。

詳細については,「6. レコード一覧」または各レコードのフィールドの説明を参照してください。

表5‒1 アラーム一覧

アラーム名

監視対象

Buffer Cache Usage

バッファ・キャッシュ使用率。

Buffer Cache Waits

データベースのデータやロールバック・ブロックの競合。

Dict. Cache Usage

共有プール。

Disk Sorts

メモリーやディスクI/Oの使用で,すべてのソートについてのディスク上で実行したソートの割合。

Free List Waits

フリー・リストの競合。

Full Table Scans

全件検索の割合。

Library Cache Usage

ライブラリー・キャッシュ。

Redo Log Contention

ログ待機の発生頻度。

Server Status

Oracleインスタンスの有効性。

Tablespace Usage

テーブルスペースの空き領域。

注意
  • PFM - Agent for Oracle自身で行っているソートのため,監視テンプレートで提供しているアラームテーブル「PFM Oracle Template Alarms MM.NN」で監視を行なうと,Disk Sortsアラームが発生することがあります。この場合,Oracleの初期化パラメーターであるSORT_AREA_SIZEおよびSORT_AREA_RETAINED_SIZEの値を適切に増やしてください。設定後は,設定した内容が有効になるよう,Oracleの再起動を行ってください。

  • PFM - Agent for Oracle自身で行っているテーブルスキャンのため,PFM - Agent for Oracleのみがデータベースへの操作を行っている場合,監視テンプレートで提供しているアラームテーブル「PFM Oracle Template Alarms MM.NN」で監視を行なうと,Full Table Scansアラームが発生することがあります。

  • PFM - Agent for Oracleが監視対象のOracleと接続していない場合は,Server Statusアラーム以外のアラームを検知しません。

注※

MM.NNは、アラームテーブルのデータモデルのバージョンです。