付録L JP1/SLMとの連携
PFM - RM for Oracleは,JP1/SLM連携することで,稼働状況の監視を強化できます。
PFM - RM for Oracleは,JP1/SLM上での監視を実現するために,JP1/SLM用のデフォルト監視項目をPFM - Managerに提供します。
PFM - RM for OracleからPFM - Managerに提供するデフォルト監視項目は次のとおりです。
また,複数インスタンスレコードの場合は,キーに指定した値と一致したレコードを収集します。収集対象とするキーについては,各レコードの収集結果で確認してください。
JP1/SLMでの表示名 |
説明 |
レコード (レコードID) |
キー (PFM-Manager名) |
フィールド名 |
---|---|---|---|---|
キャッシュ・ミス率 |
キャッシュ・ミスによるデータ要求を行った割合を監視します。 |
System Stat Summary Interval (PI) |
− |
DICTIONARY_CACHE_GET_MISSES_PERCENTAGE |
ディスク・ソート実行率 |
ディスク・ソート実行率監視項目,メモリーやディスクI/Oの使用で,すべてのソートについてディスク上で実行したソートの割合を監視します。 |
System Stat Summary Interval (PI) |
− |
SORT_OVERFLOW_PERCENTAGE |
バッファ・キャッシュ利用率 |
バッファ・キャッシュ利用率監視項目は,バッファ・キャッシュの使用率を監視します。 |
System Stat Summary Interval (PI) |
− |
CACHE_HIT_PERCENTAGE |
バッファ・ビジー率 |
データベースのデータや,ロールバックの競合割合を監視します。 |
System Stat Summary Interval (PI) |
− |
BUFFER_BUSY_WAIT_PERCENTAGE |
ライブラリー・キャッシュ・ミス率 |
ライブラリー・キャッシュに確保されているオブジェクトがリロードされる割合を監視します。 |
System Stat Summary Interval (PI) |
− |
LIBRARY_CACHE_MISS_PERCENTAGE |
デフォルト監視項目をPFM - Managerに提供するためには,セットアップファイルをコピーして,セットアップコマンドを実行する必要があります。詳細は,「2.1.4(1) PFM - RM for Oracleの登録」(Windowsの場合)または「2.2.4(2) PFM - RM for Oracleの登録」(UNIXの場合)を参照してください。