2.2.2 アンセットアップ手順
ここでは,PFM - RM for Virtual Machineをアンセットアップする手順を説明します。アンセットアップ手順は,監視対象の仮想環境ごとに異なります。,
は,仮想環境ごとに必要となるアンセットアップ項目を示します。
(1) 監視対象のアンセットアップ![[図データ]](GRAPHICS/ZU12002.GIF)
監視対象をアンセットアップするには,まず,監視対象名を確認し,監視対象を削除します。監視対象の削除は,PFM - RMホストで実施します。監視対象名の確認にはjpcconf target listコマンドを,構築した監視対象の削除にはjpcconf target unsetupコマンドを使用します。
なお,監視対象を削除するときに,PFM - RM for Virtual Machineのサービスを停止する必要はありません。
監視対象を削除する手順を次に示します。
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監視対象名を確認する。
PFM - RM for Virtual Machineを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf target listコマンドを実行します。
jpcconf target list -key RMVM -inst inst1
監視対象名が表示されます。
Targets: targethost1 targethost2 Groups: All
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監視対象を削除する。
PFM - RM for Virtual Machineを示すサービスキー,インスタンス名および監視対象名を指定して,jpcconf target unsetupコマンドを実行します。
jpcconf target unsetup -key RMVM -inst inst1 -target targethost1
jpcconf target unsetupコマンドが正常終了すると,targethost1が監視対象外になります。
- 注意
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jpcconf target unsetupコマンドを実行して監視対象を削除した場合は,PFM - Managerから自動的にサービス情報が削除されるため,jpctool service deleteコマンドを実行する必要はありません。サービス情報は,次のタイミングでPFM - Managerから削除されます。
・PFM - Managerおよび削除対象のPFM - RM for Virtual Machinのサービスが起動しているとき,jpcconf target unsetupコマンドを実行すると,PFM - RM for Virtual MachinからPFM - Managerに対してサービス情報の削除が要求されて,PFM - Managerでサービス情報が削除されます。
・PFM - Managerまたは削除対象のPFM - RM for Virtual Machinのサービスが停止しているとき,jpcconf target unsetupコマンドを実行すると,PFM - RM for Virtual Machinのサービスが起動してPFM - Managerに接続されたタイミングで,PFM - Managerでサービス情報が削除されます。
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PFM - Web Consoleホストに監視対象の削除を反映するためには,jpctool service syncコマンドを実行して,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストのエージェント情報を同期する必要があります。
また,監視対象をアンセットアップしても,次に示すフォルダおよびファイルは削除されません。手動で削除してください。
インストール先フォルダ※\agt8\agent\インスタンス名\targets\監視対象名
インストール先フォルダ※\agt8\agent\インスタンス名\log\<VM_Type>_監視対象名n
- 注※
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論理ホストで運用する場合は「インストール先フォルダ」を「環境フォルダ\jp1pc」に読み替えてください。
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(2) インスタンス環境のアンセットアップ![[図データ]](GRAPHICS/ZU12002.GIF)
インスタンス環境をアンセットアップするには,まずインスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - RMホストで実施します。インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,構築したインスタンス環境を削除するには,jpcconf inst unsetupコマンドを使用します。
インスタンス環境を削除する手順を次に示します。
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インスタンス名を確認する。
PFM - RM for Virtual Machineを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
jpcconf inst list -key RMVM
設定されているインスタンス名がinst1の場合,inst1と表示されます。
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インスタンス環境のPFM - RM for Virtual Machineのサービスが起動されている場合は停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
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インスタンス環境を削除する。
PFM - RM for Virtual Machineを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst unsetupコマンドを実行します。設定されているインスタンス名がinst1の場合,次のように指定します。
jpcconf inst unsetup -key RMVM -inst inst1
jpcconf inst unsetupコマンドが正常終了すると,インスタンス環境として構築されたフォルダ,サービスIDおよびWindowsのサービスが削除されます。
- 重要
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インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service listコマンドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service deleteコマンドを使用してサービスの情報を削除してください。
PFM - Web Consoleホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service syncコマンドを実行して,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストのエージェント情報を同期する必要があります。
次に指定例を示します。
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インスタンス名:inst1
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ホスト名:host03
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Remote Monitor CollectorサービスのサービスID:8A1inst1[host03]
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Remote Monitor StoreサービスのサービスID:8S1inst1[host03]
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Group AgentサービスのサービスID:8Ainst1[All@host03]
jpctool service delete -id 8?1inst1[host03] -host host03
jpctool service delete -id 8?1inst1[*@host03] -host host03
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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(3) PFM - Managerでの設定の削除![[図データ]](GRAPHICS/ZU12002.GIF)
PFM - Web ConsoleでPFM - Managerにログインし,アンセットアップするPFM - RM for Virtual Machineに関連する定義を削除してください。
手順を次に示します。
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PFM - Web Consoleから,エージェントを削除する。
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PFM - Managerのエージェント情報を削除する。
例えば,ホストtargethost1のPFM - RM for Virtual Machineのサービス情報を削除する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpctool service delete -id サービスID -host targethost1
サービスIDには削除するエージェントのサービスIDを指定してください。
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PFM - Managerサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
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PFM - Managerホストのサービス情報を反映する。
PFM - Web Consoleホストにサービス情報の削除を反映するため,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストのエージェント情報を同期します。エージェント情報を同期するにはjpctool service syncコマンドを使用してください。