2.2.1 アンインストールとアンセットアップの前に
ここでは,PFM - RM for Virtual Machineをアンインストールおよびアンセットアップするときの注意事項を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) アンインストールに必要なOSユーザー権限に関する注意事項
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PFM - RM for Virtual Machineをアンインストールするときは,必ず,Administrators権限を持つアカウントで実行してください。
(2) ネットワークに関する注意事項
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Performance Managementプログラムをアンインストールしても,servicesファイルに定義されたポート番号は削除されません。
(3) プログラムに関する注意事項
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Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラム(例えばWindowsのイベントビューアーなど)を起動したままアンインストールした場合,ファイルやフォルダが残ることがあります。この場合は,手動でインストール先フォルダ以下をすべて削除してください。
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Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラム(例えばWindowsのイベントビューアーなど)を起動したままアンインストールした場合,システムの再起動を促すメッセージが出力されることがあります。この場合,システムを再起動して,アンインストールを完了させてください。
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PFM - BaseとPFM - RM for Virtual Machineがインストールされているホストの場合,PFM - BaseのアンインストールはPFM - RM for Virtual Machineをアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - RM for Virtual Machine,PFM - Baseの順にアンインストールしてください。また,PFM - ManagerとPFM - RM for Virtual Machineがインストールされているホストの場合も同様に,PFM - ManagerのアンインストールはPFM - RM for Virtual Machineをアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - RM for Virtual Machine,PFM - Managerの順にアンインストールしてください。
(4) サービスに関する注意事項
PFM - RM for Virtual Machineをアンインストールしただけでは,jpctool service listコマンドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service deleteコマンドを使用してサービスの情報を削除してください。
なお,PFM - Web Consoleホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service syncコマンドを実行して,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストのエージェント情報を同期させる必要があります。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップの章の,サービスの削除について説明している個所を参照してください。
(5) その他の注意事項
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PFM - Web Consoleがインストールされているホストから,Performance Managementプログラムをアンインストールする場合は,ブラウザのウィンドウをすべて閉じてからアンインストールを実施してください。
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Virtage,KVM,またはPodman環境のインスタンス削除時,「KAVE05085-E インスタンス環境が削除されませんでした」エラーが出力された場合は,次の手順を実施後,インスタンスを削除してください。
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PFM - RM for Virtual MachineホストにAdministrator権限を持つユーザーでログインします。
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コマンドプロンプトで,次のコマンドを入力します。
・Virtageの場合
tasklist | find "HvmSh.exe"
・KVMまたはPodman環境の場合
SSH_Typeにputtyを指定している場合
tasklist | find "plink.exe"
SSH_Typeにwindowsを指定している場合
tasklist | find "ssh.exe"
(大文字小文字にご注意ください)
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次のような行が出力されましたら,30秒後以降に手順2と同様のコマンドを入力します。
・Virtageの場合
HvmSh.exe 5120 Services 0 112K
・KVMまたはPodman環境の場合
SSH_Typeにputtyを指定している場合
plink.exe 5120 Services 0 112K
SSH_Typeにwindowsを指定している場合
ssh.exe 5120 Services 0 112K
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手順2と手順3の出力で,同じプロセスIDの"HvmSh.exe","plink.exe",または"ssh.exe"がある場合,終了していないHvmSh.exeプロセス,plink.exeプロセス,またはssh.exeプロセスとして,プロセスIDを控えてください(プロセスIDは2番目の列です。上記例では"5120"となります)。
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コマンドプロンプトで,次のコマンドを入力し,手順4で控えたプロセスIDを指定して,当該プロセスを終了させてください。
taskkill /F /PID <プロセスID>
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手順2のコマンドを実行して,手順3と同じ内容が出力されないことを確認してください。
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