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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


5.8.1 クラスタシステムでのインスタンス環境の更新

クラスタシステムでインスタンス環境を更新したい場合は,論理ホスト名とインスタンス名を確認し,インスタンス環境の各設定項目を更新します。インスタンス環境の設定は,実行系ノードのPFM - RMホストで実施します。

更新する情報については,「3.6.2 インスタンス環境の更新」を参照してあらかじめ確認してください。

論理ホスト名とインスタンス名を確認するには,jpcconf ha listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。

インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。

  1. 論理ホスト名とインスタンス名を確認する。

    更新したいインスタンス環境で動作しているPFM - RM for Platformを示すサービスキーを指定して,jpcconf ha listコマンドを実行します。

    例えば,PFM - RM for Platformの論理ホスト名とインスタンス名を確認したい場合,次のようにコマンドを実行します。

    jpcconf ha list -key all

    設定されている論理ホスト名がjp1-halrmp,インスタンス名がSDC1の場合,このコマンドを実行すると,次のように表示されます。

    [図データ]

  2. 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Platformのサービスが起動されている場合は,クラスタソフトからサービスを停止する。

  3. 手順2で共有ディスクがオフライン(アンマウント)になった場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオンライン(マウント)にする。

  4. 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Platformを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。

    例えば,PFM - RM for Platformの論理ホスト名がjp1-halrmp,インスタンス名がSDC1のインスタンス環境を更新する場合,次のようにコマンドを実行します。

    jpcconf inst setup -key RMPlatform -lhost jp1-halrmp -inst SDC1

    ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。

    jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する手順については「3.1.4(2) インスタンス環境の設定」を参照してください。

    なお,jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する場合,手順5の作業は必要ありません。

  5. PFM - RM for Platformのインスタンス環境を更新する。

    PFM - RM for Platformのインスタンス環境を,コマンドの指示に従って入力します。PFM - RM for Platformのインスタンス環境については,「3.6.2 インスタンス環境の更新」を参照してください。現在設定されている値が表示されます(ただしRMHost_Passwordの値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。

  6. 更新したインスタンス環境のサービスを,クラスタソフトから再起動する。

    サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

重要

更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。

コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。