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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


jp1pfmSuggestionGetAllAlarmStatuses

〈このページの構成〉

機能

指定したIM管理ノードに対応するエージェントにバインドしている全アラームの状態を取得する関数です。

前提バージョン

注※

PFM - Managerホストに,バージョン12-10以降のJP1/Baseが必要です。

また,JP1/IM2の提案機能をPerformance Managementのユースケース1で運用する場合は,監視対象ホストにPFM - Agent for Platform(バージョンは問いません)が必要です。

提案定義ファイルでの指定方法

提案活性条件と対処アクションに指定する次のオブジェクトのメンバーに,必要な値を指定します。

指定する値を,次の表に示します。

表5‒8 keyオブジェクトとparamsオブジェクトのメンバーに指定する値

項番

メンバー名

データ型

省略可否

説明

1

sid

string

不可

Performance ManagementのIM管理ノードのツリーIDを指定します。

次のどれかに対応するIM管理ノードのツリーIDを指定できます。

  • PFM - Manager(ヘルスチェックエージェント)

  • PFM - Agentインスタンスのパフォーマンスデータ

  • リモートエージェントのパフォーマンスデータ

  • グループエージェント

ツリーIDの指定方法については,「提案定義ファイル(imdd_suggestion_任意の文字列.conf)の設定項目」を参照してください。

2

method

string

不可

"jp1pfmSuggestionGetAllAlarmStatuses"を指定します。

3

args

object

不可

{}(空オブジェクト)を指定します。

レスポンスのsuggestionメンバーに格納される値

処理が成功した場合,エージェントにバインドしている全アラームの状態を保持する文字列(空文字以外)が格納されます。この文字列から特定のアラームの状態を取得するには,jp1pfmSuggestionGetAlarmStatus関数を使用します。

エラーケース

エラーが発生した場合,args.setError()関数を呼び出して,メッセージが格納されます。

エラー要因と格納されるメッセージのメッセージIDを,次の表に示します。

エラー要因

メッセージID

処理中にJP1/IM2の構成情報が変更された。

KAJY24105-E

提案定義ファイルのsidに,この関数で指定できない種類の,Performance ManagementのツリーSIDを指定した。

KAJY24113-E

PFM - Managerのコマンドを実行できなかった。

KAJY24114-E

PFM - Managerのコマンドでエラーが発生した。

KAJY24115-E

注意事項

提案定義ファイルでの指定例

この関数を使用した提案定義ファイルの記述例については,「提案定義ファイル(imdd_suggestion_任意の文字列.conf)の記述例」の「CPU使用率が高騰したときに,原因のプロセスを特定するレポートを表示する場合の記述例」を参照してください。