提案定義ファイル（imdd_suggestion_任意の文字列.conf）の設定項目
提案定義ファイル（提案テンプレート）で設定できる項目を，次に示します。
-
JP1/PFMプラグイン関数
提案定義ファイルで使用できるJP1/PFMプラグイン関数については，「5. JP1/IM2上で使用できるJP1/PFMプラグイン関数」の各関数の説明を参照してください。
-
ツリーSID
提案定義ファイルでは，提案表示条件の「node」や，JP1/PFMプラグイン関数を実行する提案活性条件の「sid」に，JP1/PFMプラグイン関数の処理対象とするIM管理ノードのツリーSIDを指定します。
JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーでは，Performance Managementの構成要素（IM管理ノード）は，次に示すツリーで表示されます。番号が付いているPerformance ManagementのIM管理ノードのツリーSIDを，JP1/PFMプラグイン関数の処理対象として指定できます。
All Systems │ ├ PFM - Managerホスト名 <-(1) │ └ Management Applications │ └ JP1/PFM - Manager <-(2) │ ├ PFM - Agentホスト名 <-(1) │ ├ Management Applications │ │ ├ JP1/PFM - Base <-(3) │ │ └ JP1/PFM - PFM - AgentのPFM - View名 │ │ └ Agent CollectorのサービスID <-(4) │ │ │ └ PFM - Agent製品のカテゴリ │ └ JP1/PFM - PFM - AgentのPFM - View名 │ └ Agent CollectorのサービスID <-(5) │ ├ PFM - RMホスト名 <-(1) │ └ Management Applications │ ├ JP1/PFM - Base <-(3) │ └ JP1/PFM - PFM - RMのPFM - View名 │ ├ Remote Monitor CollectorのサービスID <-(6) │ └ グループエージェントのサービスID <-(7) │ └ リモートエージェントの監視対象ホスト名 <-(1) ├ Management Applications │ └ JP1/PFM - PFM - RMのPFM - View名 │ └ リモートエージェントのサービスID <-(8) │ └ PFM - RM製品のカテゴリ └ JP1/PFM - PFM - RMのPFM - View名 └ リモートエージェントのサービスID <-(9)番号が付いているIM管理ノードのツリーSIDの例を，次に示します。
(1)ホストに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_PFMHOST
-
正規表現の指定例
_HOST_[^/]*$
-
注意事項
ホスト内にPerformance Management以外の製品のIM管理ノードがある場合，その製品のプラグインもこのツリーSIDを処理できます。
(2)PFM - Managerに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTMGR/_CATEGORY_managementApplications/_OBJECT_JP1PFMMGR
-
正規表現の指定例
_OBJECT_JP1PFMMGR
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
(3)PFM - Baseに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTAGT/_CATEGORY_managementApplications/_OBJECT_JP1PFMBASE
-
正規表現の指定例
_OBJECT_JP1PFMBASE
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
(4)PFM - Agentインスタンスのサービスに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTAGT/_CATEGORY_managementApplications/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20Windows/_OBJECT_JP1PFM-ATA1hostAGTJP1AGENTSERVICE
-
正規表現の指定例
_CATEGORY_m.*_OBJECT_JP1PFM-A[^1478]
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
(5)PFM - Agentインスタンスのパフォーマンスデータに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTAGT/_CATEGORY_platform/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20Windows/_OBJECT_JP1PFM-ATA1hostAGT
-
正規表現の指定例
_CATEGORY_[^m].*_OBJECT_JP1PFM-A[^1478]
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
(6)PFM - RMインスタンスに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTRM/_CATEGORY_managementApplications/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20RM%20Platform/_OBJECT_JP1PFM-A7A1i1%5BhostRM%5DJP1AGENTSERVICE
-
正規表現の指定例
_OBJECT_JP1PFM-A[1478].*%5B[^%]*%5D
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
(7)グループエージェントに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTRM/_CATEGORY_managementApplications/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20RM%20Platform/_OBJECT_JP1PFM-A7A1i1%5BAll%40hostRM%5DJP1AGENTSERVICE
-
正規表現の指定例
_OBJECT_JP1PFM-A.*%5BAll%40
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
(8)リモートエージェントのサービスに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTRA/_CATEGORY_managementApplications/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20RM%20Platform/_OBJECT_JP1PFM-A7A1i1%5Bt1%40hostRM%5DJP1AGENTSERVICE
-
正規表現の指定例
_CATEGORY_m.*_OBJECT_JP1PFM-A[1478].*%5B(.|..|[^A]..|.[^l].|..[^l]|.{4,})%40
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
(9)リモートエージェントのパフォーマンスデータに対応するIM管理ノードのツリーSID
-
ツリーSIDの例
_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTRA/_CATEGORY_platform/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20RM%20Platform/_OBJECT_JP1PFM-A7A1i1%5Bt1%40hostRM%5D
-
正規表現の指定例
_CATEGORY_[^m].*_OBJECT_JP1PFM-A[1478].*%5B.*%40
-
注意事項
このツリーSIDを処理できるのはJP1/PFMプラグインだけです。
-
-
変数
提案定義ファイルでは，提案活性条件および対処アクションの定義に変数が使用できます。変数の文字列は「${」と「}」で囲んで指定します。
次の形式で変数を指定すると，ツリーSIDで指定したPerformance ManagementのIM管理ノード（監視エージェント）に紐づくターゲットSIDのIM管理ノードから，JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアに表示されるPerformance ManagementのIM管理ノードのプロパティの値を取得できます。
${.:target[PFM]:value.property.プロパティ名:}（記述例）
JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアで選択中のIM管理ノードから，プロパティ名「ServiceId」の値を取得する場合の変数の記述例を，次に示します。
${.:target[PFM]:value.property.ServiceId:}