JP1/PFMプラグイン設定ファイル(settings.conf)
機能
JP1/PFMプラグイン設定ファイルは,JP1/PFMプラグインの動作を設定するファイルです。JP1/PFMプラグイン設定ファイルのモデルファイルは,JP1/IM2のインストール時に提供されます。
JP1/PFMプラグイン設定ファイルを,JP1/IM2のインストール直後の状態に戻したい場合は,モデルファイルで上書きしてください。
JP1/PFMプラグイン設定ファイルのファイル権限については,JP1/IM2のマニュアルまたはドキュメントを参照してください。
ファイル名
settings.conf(JP1/PFMプラグイン設定ファイル)
settings.conf.model(JP1/PFMプラグイン設定ファイルのモデルファイル)
格納先
- Windows
-
-
物理ホストの場合
JP1/IM2のインストール先フォルダ\conf\imdd\plugin\jp1pfm
-
論理ホストの場合
環境ディレクトリ\jp1imm\conf\imdd\plugin\jp1pfm
-
- UNIX
-
-
物理ホストの場合
/etc/opt/jp1imm/conf/imdd/plugin/jp1pfm/
-
論理ホストの場合
環境ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/plugin/jp1pfm/
-
定義情報の反映時期
JP1/PFMプラグイン設定ファイルを保存すると,すぐに定義情報が反映されます。
変更手順
JP1/PFMプラグイン設定ファイルを変更する手順を,次に示します。
-
テキストエディターなどで,settings.confファイルを開く。
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settings.confファイルを編集する。
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settings.confファイルを保存して閉じる。
-
編集したファイルの形式が正しいかを確認する。
次のどちらかの方法で確認します。
-
JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーで,トレンド情報を表示して設定した項目を確認する。
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JP1/IM2のREST API(時系列データ取得API)で,トレンド情報を取得して設定した項目を確認する。
編集したファイルの形式が正しい場合は,トレンド情報を表示または取得して設定した項目を確認できます。
編集したファイルの形式に誤りがある場合は,エラーメッセージが表示または返却されるため,メッセージの対処方法に従ってsettings.confファイルを修正し,再度トレンド情報を表示または取得してください。
JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーの操作方法,およびREST API(時系列データ取得API)の使用方法については,JP1/IM2のマニュアルまたはドキュメントを参照してください。
-
- 注意事項
-
JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーまたはREST APIによるトレンド情報の表示または取得と,settings.confファイルの保存のタイミングが重なった場合,正常にファイルが読めずにエラーメッセージが表示されることがあります。この場合は,再度トレンド情報を表示または取得してください。
設定項目
JP1/PFMプラグイン設定ファイルは,次の表に示す形式で作成します。
項目 |
形式 |
---|---|
フォーマット |
JSON |
文字コード |
UTF-8 |
改行コード |
次のどれか
|
JP1/PFMプラグイン設定ファイルのJSONの形式を次に示します。
{ "設定項目名":設定値, ・・・ }
JP1/PFMプラグイン設定ファイルで設定する項目を,次の表に示します。
設定項目名 |
型 |
設定できる値の範囲 |
内容 |
---|---|---|---|
timeSeriesDataLimit |
number |
1〜60000の整数。 初期値:60000 |
Storeデータベースから取得するレコード数の上限を設定します。 この設定項目に小さな値の数値を指定すると,指定期間より短い期間のデータを取得するため,[統合オペレーション・ビューアー]画面のトレンド情報の表示や時系列データ取得APIの応答時間が速くなることがあります。 |
intervalOrder |
string[] |
次の文字列(大文字と小文字は区別しません)を要素に持つ配列。
1つ以上の要素を上記の順番で設定してください。
同じ要素は重複して設定できません。 初期値:["MIN","HOUR","DAY"] |
StoreデータベースからPIレコードタイプのパフォーマンスデータを取得する時の要約区分を配列で設定します。 要約区分に指定する文字列を次に示します。
この設定項目で指定した要約区分の配列の先頭からパフォーマンスデータを取得します。パフォーマンスデータを取得できた場合は,その要約区分のデータが[統合オペレーション・ビューアー]画面のトレンド情報に表示されます。また,その要約区分のデータが時系列データ取得APIで返却されます。パフォーマンスデータを取得できなかった場合は,次の要素に指定した要約区分からパフォーマンスデータを取得します。 指定したすべての要約区分のパフォーマンスデータを取得できなかった場合は,[統合オペレーション・ビューアー]画面のトレンド情報にパフォーマンスデータが表示されません。また,時系列データ取得APIでパフォーマンスデータが返却されません。 |
定義例
Storeデータベースから取得するレコード数の上限を「60000」,StoreデータベースからPIレコードタイプのパフォーマンスデータを取得する時の要約区分を分レコード,時レコード,日レコードの優先順で取得する場合の記述例を,次に示します。
{ "timeSeriesDataLimit": 60000, "intervalOrder": ["MIN", "HOUR", "DAY"] }