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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


初期設定ファイル(config.xml)の設定項目

初期設定ファイル(config.xml)の設定する項目について次に示します。

trueまたはfalseを指定する項目では,大文字と小文字は区別されません。

〈このページの構成〉

ファイル出力の設定

表4‒11 ファイル出力の設定項目

項目

内容

characterCode

PFM - Web Consoleの画面に表示したレポートをCSV形式で出力した場合,またはjpcrptコマンドでCSV形式のファイルを出力した場合に,出力する文字コードを指定する。指定値を次に示す。

  • US-ASCII

  • windows-1252

  • ISO-8859-1

  • UTF-8

  • UTF-16

  • UTF-16BE

  • UTF-16LE

  • Shift_JIS

  • EUC-JP

  • EUC-JP-LINUX

  • MS932

デフォルトは,UTF-8。指定値以外を指定すると,デフォルトが設定される。

csvFileName

PFM - Web Consoleの画面に表示したレポートをCSV形式で出力するファイル名を指定する。ファイル名に指定できる文字は,100バイト以内とする。次に示す文字が指定できる。

  • 数字0-9

  • .(ピリオド)

  • _(アンダーバー)

  • 半角スペース

  • 英字A-Z,a-z

ただし,半角スペースと.(ピリオド)だけで構成される名称は指定できない。

デフォルトは,Export.csv。指定値以外を指定すると,デフォルトが設定される。

lineSeparator

PFM - Web Consoleの画面に表示したレポートをCSV形式で出力した場合,またはjpcrptコマンドでCSV形式のファイルを出力した場合に,出力する行の終端記号を指定する。指定値を次に示す。

  • CRLF:Windowsで採用されている改行コード

  • LF:UNIXで採用されている改行コード

デフォルト値は,CRLF。

指定値以外を指定すると,デフォルトが設定される。

logDir

PFM - Web Consoleのログファイルを出力するディレクトリを指定する。

半角英数字または半角記号が指定できる。

ただし,次に示す文字は指定できない。

  • Windowsの場合:

    $ % ^ ' ! = + { } @ [ ] ;

デフォルトのディレクトリを次に示す。

  • Windowsの場合:

    インストール先フォルダ\log\

  • UNIXの場合:

    /opt/jp1pcwebcon/log/

不正なディレクトリを指定した場合および指定しない場合は,デフォルトが設定される。

logFileNumber

PFM - Web Consoleが出力するログファイルの面数を整数で指定する。

  • 指定値:1〜16

  • デフォルト:10

範囲外を指定すると,デフォルトが設定される。

logFileNumberMulti

jpcrptコマンドが出力するログファイルの面数を整数で指定する。

  • 指定値:1〜64

  • デフォルト:10

範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

outputMultiProcessForJpcrptがfalseの場合は,この設定は無効になり,<logging>配下のlogFileNumberの設定値が適用される。

logFileRetention

ログファイルを保持する日数を整数で指定する。この指定でjpcrptコマンドが出力するログファイルの保持期間が設定される。

  • 指定値:1〜30

  • デフォルト:30

範囲外を指定すると,デフォルトが設定される。

logFileSize

1つのログファイルのサイズをメガバイト単位で指定する。

  • 指定値:1〜100

  • デフォルト:10

範囲外を指定すると,デフォルトが設定される。

logFileSizeMulti

jpcrptコマンドがログファイル1面に出力するファイルのサイズ上限をメガバイト単位で指定する。

  • 指定値:1〜16

  • デフォルト:4

範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

outputMultiProcessForJpcrptがfalseの場合は,この設定は無効になり,<logging>配下のlogFileSizeの設定値が適用される。

outputCsvHeader(<export>タグ配下)

PFM - Web Consoleの画面に表示したレポートをCSV形式で出力した場合に,ヘッダーの出力有無を指定する。

  • true:ヘッダーを出力する

  • false:ヘッダーを出力しない

デフォルトはtrue。

outputCsvHeader(<command><export>タグ配下)

jpcrptコマンドでCSV形式のファイルを出力した場合に,ヘッダーの出力有無を指定する。

  • true:ヘッダーを出力する

  • false:ヘッダーを出力しない

指定を省略すると,<export>配下のoutputCsvHeaderの設定値が適用される。

outputMultiProcessForJpcrpt

jpcrptコマンド実行時のログ出力方式を設定する。

  • true:jpcrptコマンドのプロセスに関わらず1つのログファイルへ出力する。logFileRetentionの設定は無効となり,ログファイルの保持期間は無制限となる

  • false:jpcrptコマンドのプロセス1つにつき1つのログファイルを出力する

デフォルトはtrue。ただし,09-50より前のバージョンのPFM - Web Consoleや,以前のバージョンから10-00へアップグレードした場合は,falseになる。

範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,falseが設定される。

接続先PFM - Managerの設定

表4‒12 接続先PFM - Managerの設定項目

項目

内容

host

接続するPFM - Managerのホスト名またはIPアドレスを指定する。

ホスト名の場合

次に示す文字が指定できる。先頭文字には英数字だけ指定できる。

1〜32バイトで指定する。

  • 数字0-9

  • .(ピリオド)

  • -(ハイフン)

  • 英字A-Z,a-z

IPアドレスの場合
  • 0.0.0.0〜255.255.255.255

使用可能な文字以外を指定した場合,KAVJV5006-Iメッセージを出力し,PFM - Web Consoleのサービス起動に失敗する。また,存在しないホスト名を指定した場合,PFM - Web Consoleへのログイン時,KAVJS0029-Eメッセージを出力し,エラーとなる。

ホスト名に,数字だけのホスト名を指定した場合,エラーとなる場合がある。

指定を省略すると,「localhost」が設定される。

なお,この項目にホスト名を指定する場合は,接続するPFM - Managerで監視ホスト名設定機能によるエイリアス名を使用しているときでも,PFM - Managerホストの物理ホスト名を指定する。例を次に示す。

設定例
  • PFM - Managerのホスト名:hostA

  • 監視ホスト名設定機能によるPFM - Managerのエイリアス名:hostB

  • この項目に設定する値:hostA

また,この項目にホスト名を指定すると,名前解決にhostsファイルまたはDNSが使用される。このため,hostsファイルまたはDNSでこの項目に指定したホスト名の名前解決ができることを事前に確認すること。

port

接続するPFM - ManagerのView Serverサービスのポート番号を指定する。

  • 指定値:1024〜65535

  • デフォルト:22286

データの取得や表示の設定

表4‒13 データの取得や表示の設定項目

項目

内容

agentTreeAccessLimit

一般ユーザー権限でのエージェント階層の操作(エージェント階層の作成・編集,およびProducts表示形式での表示)を制限するかどうかを指定する。

  • on:制限する

  • off:制限しない(デフォルト)

onを指定すると,一般ユーザー権限でのエージェント階層の操作に次の制限が適用される。

  • ナビゲーションフレームの[表示形式]にProductsを選択できない。

  • メソッドフレームに[エージェント階層の編集]が表示されない。

appendCommaDisplayedForNum(<draw>タグ配下)

グラフの目盛に表示するデータラベルを3桁ごとにコンマで区切って表示するかどうかを指定する。

  • true:3桁ごとにコンマで区切って表示する

  • false:コンマで区切らないで表示する

デフォルトは,falseです。範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

area

(<graph-time-correction>タグ配下)※1

履歴レポート(複合レポート含む)のグラフを面グラフで表示する場合の時刻補正方法を指定する。

指定可能な値はNONE(無効)またはSECOND(有効)。

SECONDを指定した場合,秒単位で時刻を補正する。

デフォルト値はNONE。指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

autoLabelMaxFractionDigits(<draw>タグ配下)

オートラベル機能で,ツールチップに表示されるデータ値のうち,小数部として表示される桁数の最大値を指定する。

  • 指定値:1〜6

  • デフォルト:3

実際のデータ値の小数部が,ここで指定した桁数より大きい場合は,小数点以下第1位から指定桁数の分だけ表示される。指定桁数を超えた場合は,指定桁の次の桁で四捨五入される。例えば,指定値が2で,ツールチップの指定プロットのデータ値が1.23456の場合は,ツールチップに「1.23」と表示される。

指定を省略すると,デフォルトが設定される。

オートラベル機能の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポートの表示について説明している個所を参照。

autoLabelMaxIntegerDigits(<draw>タグ配下)

オートラベル機能で,ツールチップに表示されるデータ値のうち,整数部として表示される桁数の最大値を指定する。

  • 指定値:1〜14

  • デフォルト:7

実際のデータ値の整数部が,ここで指定した桁数より大きい場合は,桁の小さい方から指定桁数の分だけ表示される。例えば,指定値が3で,ツールチップの指定プロットのデータ値が123456の場合は,ツールチップに「456」と表示される。

指定を省略すると,デフォルトが設定される。

オートラベル機能の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポートの表示について説明している個所を参照。

blockTransferMode

分割送信モードの有無を指定する。

指定可能な値は,true(有効)かfalse(無効)。デフォルト値は,true(有効)。

指定可能な値以外を指定または省略した場合はデフォルトが設定される。

分割送信モードはcsv形式でのレポート出力だけ有効であり,HTML出力では無効となる。

bookmarkRepository

※2

ブックマーク定義情報の格納先を絶対パスで指定する。

指定したディレクトリがない場合は,PFM - Web Consoleのサービス起動時にディレクトリが作成される。

パス長の最大値:150文字

半角英数字または半角記号が指定できる。

ただし,次に示す文字は指定できない。

  • Windowsの場合:

    $ % ^ ' ! = + { } @ [ ] ;

デフォルトのディレクトリを次に示す。

  • Windowsの場合:

    インストール先フォルダ\bookmarks\

  • UNIXの場合:

    /opt/jp1pcwebcon/bookmarks/

不正なディレクトリを指定したときは,Windowsの場合,KAVJT0003-Eメッセージが表示され,PFM - Web Consoleサービス起動エラーとなる。UNIXの場合,WebブラウザからアクセスするとKAVJZ0999-Eメッセージが表示され,アプリケーション初期化エラーとなる。

cmdHtmlTableOutputMaxRowSize

jpcrptコマンドで出力するHTML形式レポートの表データの最大行数を整数で指定する。

  • 指定値:0〜15000

  • デフォルト:0(PFM - Web Console 09-10以降を新規にインストールした場合は15000)

指定行数を超えた場合,メッセージが出力され,指定行数までの表データが出力される。指定行数を超える行は出力されない。

ただし,0を指定した場合は表データの行数を制限しない。この場合,大量の表データが含まれるレポートをjpcrptコマンドでHTML出力して,Webブラウザで表示しようとすると,Webブラウザがハングアップすることがある。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポート表示時の注意事項について説明している個所を参照。

省略した場合に仮定される値は,0。

color1〜color16(<chart-symbolColors>タグ配下)

グラフに使用する系列色を指定する。

color1〜color16の16色を指定できる。グラフの1系列目にcolor1が利用され,順にcolor2,color3,color4,(中略),color16と利用される。17系列目には再びcolor1が利用される。

指定値はRGB指定で,R,G,Bの各値を「,(半角コンマ)」で区切って指定する。

  • 指定値:0〜255

  • デフォルト:次のとおり

    color1:235,143,21([図データ]

    color2:204,0,0([図データ]

    color3:102,153,0([図データ]

    color4:0,102,255([図データ]

    color5:102,0,255([図データ]

    color6:255,51,153([図データ]

    color7:255,185,0([図データ]

    color8:255,17,17([図データ]

    color9:136,204,0([図データ]

    color10:71,145,255([図データ]

    color11:134,51,255([図データ]

    color12:255,149,246([図データ]

color1〜color12の項目で,R,G,Bの各値のうち1つでも範囲外の値が指定された場合,その系列色にはデフォルトが利用される。color13〜color16の項目で,R,G,Bの各値のうち1つでも範囲外の値が指定された場合,その系列色の指定は省略したものと見なされる。

系列色の指定を省略すると,その番号の色をスキップする。例えば,color3だけ指定を省略した場合は,color1,color2,color4,(後略)の順に利用される。

また,color1〜color16のうち1つでも有効な項目があれば,有効な項目だけがグラフの系列色に利用される。例えば,有効な項目が3つ(3色)ある場合は,その3色だけが系列色として利用される。

columnBar

(<graph-time-correction>タグ配下)※1

履歴レポート(複合レポート含む)のグラフを集合縦棒または集合横棒で表示する場合の時刻補正方法を指定する。

指定可能な値は,NONE(無効)またはSECOND(有効)。

SECONDを指定した場合,秒単位で時刻を補正する。

デフォルト値はNONE。指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

condCacheSize

履歴レポートのデータをキャッシュ(メモリ上)に保存する最大数を設定する。

5〜20の整数で指定する。デフォルトは20。指定可能な値以外を指定または省略した場合に仮定される値は,20。

condExpValueUlongExtension※3

ulongのデータ型を使った条件式の定義で指定可能な範囲を設定する。指定可能な値は,trueかfalse。

  • true:0〜4294967295

  • false:0〜2147483647

デフォルトは,false。

指定値以外の値を指定すると,デフォルトが設定される。

numericSeparator

( <number-format>タグ配下)

GUI表示やコマンドによるcsv出力での数値の3桁区切り記号を指定する。

指定可能な値は,次のどれか。

  • space:「半角スペース」

  • quotation:「'」

  • period:「.」

  • comma:「,」

デフォルトは,comma。

指定値以外の値を指定すると,デフォルトが設定される。

また,decimalPointSymbolと同じ値は指定できない。同じ値を指定した場合は,デフォルトで動作する。

decimalPointSymbol

( <number-format>タグ配下)

GUI表示やコマンドによるcsv出力での数値の小数点記号,およびGUI入力やコマンドパラメーターファイルで記載するユーザー入力値の小数点解釈記号を指定する。

指定可能な値は,次のどちらか。

  • period:「.」

  • comma:「,」

デフォルトは,period。

指定値以外の値を指定すると,デフォルトが設定される。

また,numericSeparatorと同じ値は指定できない。同じ値を指定した場合は,デフォルトで動作する。

dateFieldCheckboxDisplay

レポート画面の表エリアに,時間フィールドの表示位置を変更するためのチェックボックスの表示有無を指定する。

  • true:チェックボックスを表示する

  • false:チェックボックスを表示しない

デフォルトは,false。

時間フィールドとは,次の項目を指す。

  • リアルタイムレポートの場合:Record Time

  • 履歴レポートの場合:Date and Time

dateFieldState

レポート画面の表エリアに表示する,時間フィールドの表示位置の初期値を設定する。

  • LEFT:左側だけ表示

  • RIGHT:右側だけ表示

  • BOTH:両端に表示

  • NONE:表示しない

デフォルトは,BOTH。

時間フィールドとは,次の項目を指す。

  • リアルタイムレポートの場合:Record Time

  • 履歴レポートの場合:Date and Time

defaultAutoRefresh

(<vsa>タグ配下)

PFM - Web Console(JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーからのPFM - Web Consoleの画面表示(シングル・サインオン)以外)へのログイン後の,メイン画面の自動更新(チェックボックス)の初期値を指定する。

  • true:有効(チェックあり)

  • false:無効(チェックなし)

デフォルトは,true。

指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

defaultAutoRefresh

(<vsa><im2Coop>タグ配下)

JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーからのPFM - Web Consoleの画面表示時(シングル・サインオン)の,メイン画面の自動更新の有効/無効を指定する。

  • true:有効

  • false:無効

デフォルトは,true。

指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

displayAlarmTablesSeparately

アラームツリーを分離表示にするかどうかを指定する。

指定可能な値は,次のどちらか。

  • true:分離表示有効

  • false:分離表示無効

デフォルトは,false。ただし,09-50以降のPFM - Web Consoleを新規にインストールした場合,trueになる。

指定可能な値以外を指定したり,指定を省略したりすると,falseが設定される。

分離表示の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のアラームによる稼働監視の章の,アラームの設定・運用の流れについて説明している個所を参照。

displayCountPerPage

レポート画面のテーブル表示時に1ページ当たり表示するレコード数を整数で指定する。

  • 指定値:1〜2147483647

  • デフォルト:20

範囲外を指定すると,デフォルトが設定される。

displayLegendCount

レポート系列ページング機能が有効な場合に,グラフの凡例に表示するフィールドの最大数を指定する。レポート系列ページング機能が無効な場合は,この項目に設定した値は無視される。

  • 指定値:1〜40

  • デフォルト:14

指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

dispPosUnassignedHostInBG

業務グループが有効な場合に,管理ユーザーでログインした時の「未割り当て」の表示位置を指定する。

指定可能な値は,次のどちらか。

  • top:最上位に表示する。

  • bottom:最下位に表示する。

デフォルトは,top。

指定可能な値以外を指定または省略した場合,ならびに業務グループが無効な場合は,topが設定される。

dispReportsSameTime

(<vsa>タグ配下)

JP1/IM2と連携する場合,セッションを共有するブラウザで,次に示すPFM - Web Consoleの画面を複数同時に表示する際に,先にログインしているユーザーのセッションを切断しないように設定する。

  • JP1/IM2の[統合オペレーション・ビューアー]画面の[詳細表示]領域に表示しているPFM - Web Consoleの画面

  • JP1/IM2のイベントからモニター起動で表示したレポート画面

  • JP1/IM2の提案機能で表示したレポート画面

指定可能な値はtrueかfalse。

  • true:先にログインしているユーザーのセッションを切断しない

  • false:先にログインしているユーザーのセッションを切断する(セッションを切断する際に,強制ログイン確認画面を表示するかは,informOfSharedSessionの設定に従う)

デフォルト値はtrue。

指定可能な値以外を指定した場合はデフォルト値,指定を省略した場合はfalseが設定される。

editReportByOrdinaryUser

一般ユーザーおよび業務グループ一般ユーザーに対して,レポート定義やブックマークの操作(作成,編集,削除,インポート,エクスポート)を可能とするかどうかを指定する。

  • on:編集可能(デフォルト)

  • off:編集不可能

offを選択すると,一般ユーザーおよび業務グループ一般ユーザーではレポート,ブックマークに関する編集メソッド,メニューが表示されなくなる。

enableAntiAliasForNonAreaGraph

(<draw>タグ配下)

グラフの描画でアンチエイリアス処理をするかどうかを指定する。

このパラメーターは以下の場合にだけ適用される。

  • グラフ種別に「面」の指定がされていないグラフ

    (複合レポートにおいてはどの系列グループにも「面」が指定されていない場合)

このパラメーターが適用されない場合「true」として動作する。

  • true:アンチエイリアスを行う

  • false:アンチエイリアスを行わない

デフォルトは,true。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

アンチエイリアスを行わない場合,グラフの境界にジャギー(グラフの境界がギザギザ)が入って表示される場合があるが,折れ線の表示速度が向上する。

enableAutoLabelAtDefaultDisp

レポートのグラフオプションの項目[オートラベルを表示する]の初期値を指定する。

  • true:初期値をチェックありにする

  • false:初期値をチェックなしにする

この設定は複合レポート以外のレポートに対して有効。

デフォルトは,false。範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

enableDuplicateLogin

同一ユーザーのPFM - Web Consoleへの多重ログイン制御を行う。

  • true:多重ログインを許可する

  • false:多重ログインを許可しない

デフォルトは,true。

falseが設定されると,同一ユーザーでの多重ログインが抑制される。すでにログインしているユーザー名で再度ログインした場合,確認メッセージが表示される。強制的にログインを実行すると,先にログインしているユーザーのセッションは削除され,新たなセッションが作成される。

excludeTerminalData(<command>タグ配下)

jpcrptコマンドの入力に指定するパラメーターファイルで<exclude-terminal-data>タグを省略した場合に,レポートの開始日時,終了日時のデータをレポート出力するかどうかを指定する。

  • STARTTIME:開始日時のデータをレポート出力しない

  • ENDTIME:終了日時のデータをレポート出力しない

  • BOTHTIME:開始日時および終了日時のデータをレポート出力しない

  • NONE:開始日時,終了日時のデータをレポート出力する

デフォルトはNONE。

範囲外を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定される。

excludeTerminalData(<vsa>タグ配下)

[レポート表示期間の設定]の項目[開始日時のデータを表示する]および[終了日時のデータを表示する]の初期値を指定する。

  • STARTTIME:[開始日時のデータを表示する]の初期値をチェックなし,[終了日時のデータを表示する]の初期値をチェックありにする

  • ENDTIME:[開始日時のデータを表示する]の初期値をチェックあり,[終了日時のデータを表示する]の初期値をチェックなしにする

  • BOTHTIME:[開始日時のデータを表示する]の初期値をチェックなし,[終了日時のデータを表示する]の初期値をチェックなしにする

  • NONE:[開始日時のデータを表示する]の初期値をチェックあり,[終了日時のデータを表示する]の初期値をチェックありにする

デフォルトはNONE。

範囲外を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定される。

exponentialDisplayMode

グラフの縦軸目盛の指数表示について有効の有無を指定する。

指定可能な値はtrue(有効)かfalse(無効)。

true(有効)を指定した場合,グラフの縦軸の目盛の値が10の7乗以上または0.001未満の場合にグラフの縦軸の目盛を指数表示する。

デフォルト値は,true(有効)。指定可能な値以外を指定または省略した場合はデフォルト値が設定される。

firstDayOfWeek

一週間の開始曜日を指定する。指定可能な値は,次の8個。

  • AUTO

  • SUNDAY

  • MONDAY

  • TUESDAY

  • WEDNESDAY

  • THURSDAY

  • FRIDAY

  • SATURDAY

デフォルト値はAUTOで,ロケールに依存した開始曜日が自動的に選択される。例えば,日本やアメリカでは日曜日,フランスでは月曜日になる。指定可能な値以外を指定した場合は,デフォルト値を仮定する。

foregroundCombinationGraph(<draw>タグ配下)

複合レポートで,最前面に表示するグラフ種別を指定する。

  • 指定値:3DBAR,LINE(3D表示有効の集合縦棒/積み上げ縦棒グラフを最前面にする場合は「3DBAR」と,折れ線グラフを最前面にする場合は「LINE」と指定する。英文字の大文字,小文字は区別されない)

  • デフォルト:3DBAR

複合レポートの3D表示有効の集合縦棒/積み上げ縦棒グラフが設定されていない場合,または折れ線グラフが設定されていない場合,この設定は無視される。

範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

graphMaxReportData

レポートキャッシュファイル化機能が有効な場合に,グラフ表示可能データ数を指定する。レポートキャッシュファイル化機能が無効な場合は,この項目に設定した値は無視される。

  • 指定値:1〜2000000

  • デフォルト:2000000

指定可能な値以外を指定した場合は,デフォルト値が設定される。

グラフ表示可能データ数は次の計算式で求めることができる。

  • グラフが折れ線,面,積み上げ面の場合

    グラフ表示可能データ数 = レポートに設定したフィールド数※4 × 取得レコード数

  • グラフが折れ線,面,積み上げ面以外の場合

    グラフ表示可能データ数 = レポートに設定したフィールド数※4 × 1収集時のレコード数

informOfSharedSession

セッションを共有するブラウザから,先にログインしているユーザーのセッションを切断し,ログアウト状態とする場合のログイン確認画面について設定する。

  • true:強制ログイン確認画面を表示する

  • false:強制ログイン確認画面を表示しない

値が設定されていない場合,falseが設定されます。

PFM - Web Consoleでは,セッションを共有するブラウザからのログイン処理で,先にログインしているユーザーのセッションを切断し,ログアウト状態にする。

trueが設定されると,強制ログイン確認画面を表示してログイン済みユーザーのセッションを切断することを通知し,強制ログインするかどうかをユーザーが選択できるようになる。

legendSeriesOrderForHBar(<draw>タグ配下)

集合横棒グラフ(積み上げ横棒グラフは対象外)の場合の凡例の表示順序を変更する。

  • 指定値:FORWARD,REVERSE(英文字の大文字,小文字は区別されない)

    FORWARD:グラフのいちばん上に表示されている系列から順に凡例に表示

    REVERSE:グラフのいちばん下に表示されている系列から順に凡例に表示(PFM - Web Console 09-10以前と同じ凡例順序)。

  • デフォルト:REVERSE

範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

なお,この項目では,凡例の系列の順序だけが変更される。凡例の系列色は変更されない。

line

(<graph-time-correction>タグ配下)※1

履歴レポート(複合レポート含む)のグラフを線グラフで表示する場合の時刻補正方法を指定する。

指定可能な値はNONE(無効)またはSECOND(有効)。

SECONDを指定した場合,秒単位で時刻を補正する。

デフォルト値はNONE。指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

lineSymbolSize(<draw>タグ配下)

折れ線グラフの表示に利用するプロットのサイズを指定する。

  • 指定値:LARGE,MEDIUM,SMALL,AUTO(英文字の大文字,小文字は区別されない)

  • デフォルト:MEDIUM

範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

AUTOを指定すると,レポートの表示範囲の時点数によって,LARGE,MEDIUM,またはSMALLのうち表示に適したサイズに自動的に調整される。

なお,タイリング表示のサムネイルグラフ画像の場合,この項目は適用されない。この場合は,常にSMALLで表示される。

maxAutoLabelPoints(<draw>タグ配下)

グラフ上のプロットが一定の数を超えた場合,オートラベル機能は無効になる。ここでは,オートラベル機能を有効にするプロットの最大値を指定する。

  • 指定値:0〜2000

  • デフォルト:1440

0を指定した場合はプロットの数を制限しない。また,指定を省略すると,デフォルトが設定される。

オートラベル機能の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポートの表示について説明している個所を参照。

maxDisplayAgentsProducts(<products>タグ配下)

サマリ表示のエージェント稼働状況の上位表示数を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは5。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

なお,ここで指定した値は,エージェント階層の表示形式がproductsの場合に反映される。

maxDisplayAgentsProducts(<user-agents>タグ配下)

サマリ表示のエージェント稼働状況を[プロダクト種別の視点]で表示させた場合の上位表示数を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは5。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

なお,ここで指定した値は,エージェント階層の表示形式がuser-agentsの場合に反映される。

maxDisplayAgentsUser(<user-agents>タグ配下)

サマリ表示のエージェント稼働状況を[ユーザツリーの視点]で表示させた場合の上位表示数を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは5。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

なお,ここで指定した値は,エージェント階層の表示形式がuser-agentsの場合に反映される。

maxDisplayAlarm(<products>タグ配下)

サマリ表示のエージェントアラーム監視状況の上位表示数を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは5。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

なお,ここで指定した値は,エージェント階層の表示形式がproductsの場合に反映される。

maxDisplayAlarm(<user-agents>タグ配下)

サマリ表示のエージェントアラーム監視状況の上位表示数を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは5。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

なお,ここで指定した値は,エージェント階層の表示形式がuser-agentsの場合に反映される。

maxDisplayServer(<products>タグ配下)

サマリ表示のサーバ稼働状況の上位表示数を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは5。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

なお,ここで指定した値は,エージェント階層の表示形式がproductsの場合に反映される。

maxDisplayServer(<user-agents>タグ配下)

サマリ表示のサーバ稼働状況の上位表示数を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは5。指定を省略すると,デフォルトが設定される。

なお,ここで指定した値は,エージェント階層の表示形式がuser-agentsの場合に反映される。

maxDrilldownPoints

グラフでの最大ドリルダウンデータ数を整数で指定する。

  • 指定値:0〜1500

  • デフォルト:0(PFM - Web Console 09-10以降を新規にインストールした場合は1500)

指定値を超えた場合,グラフからのドリルダウンレポート表示は無効になる。

ただし,0を指定した場合はグラフでの最大ドリルダウンデータ数を制限しない。この場合,グラフ領域のフィールドの点の個数によっては,メモリーが不足してPFM - Web Consoleのサービスが停止することがある。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポート表示時の注意事項について説明している個所を参照。

省略した場合に仮定される値は,0。

maxEvents

サマリ表示のイベントの最大表示件数を1〜999の範囲で指定する。

デフォルトは256。

maxFetchCount

(<command>タグ配下)

jpcrptコマンドで出力するレポートについてView Serverから取得する最大レコード件数を整数で指定する。

  • 指定値:1〜2147483647

  • デフォルト:<vsa>タグ配下のmaxFetchCountの値

範囲外を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定される。

注意

複合レポートおよびタイリング表示の場合は,レポートをブックマークに登録したときに設定していた「最大レコード数」の値が適用されるため,maxFetchCountの値は適用されない。

maxFetchCount

(<vsa>タグ配下)

PFM - Managerから取得する最大レコード件数を整数で指定する。

  • 指定値:1〜2147483647

  • デフォルト:1440

範囲外を指定すると,デフォルトが設定される。

注意

複合レポートおよびタイリング表示の場合は,レポートをブックマークに登録したときに設定していた「最大レコード数」の値が適用されるため,maxFetchCountの値は適用されない。

maxMonitorEventNumForMultiTenant(<multi-tenant>タグ配下)

業務グループを利用する場合,PFM - Web Consoleでキャッシュに保持するイベントの最大数を整数で指定する

  • 指定値:1〜10000

  • デフォルト:999

範囲外を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定される。

maxRealtimeCache

1つのリアルタイムレポートに対して,データをキャッシュに保存する最大レコード数を整数で指定する。

  • 指定値:1〜360

  • デフォルト:30

範囲外を指定すると,デフォルトが設定される。

maxSeriesLabelLength

レポートグラフの凡例ラベルに表示できる最大文字列長をバイト数で指定する。ただし,末尾がマルチバイト文字の1文字目に当たる場合,末尾の文字も表示される。指定できる文字列長の範囲は,1〜1024バイト。整数値で指定する。デフォルト値は30。省略時,または範囲外の値や不正値が指定されたときは,デフォルト値が設定される。

maxTileReports

タイリング表示で表示可能なレポート数の上限値を1〜256の範囲で指定する。

デフォルト値は50。

minimumNumberOfAgentsTitle

showNumberOfAgentsTitleがtrueの場合に,メソッドフレームに表示するタイトルをエージェント数で表示する選択エージェントの最小数を指定する。

  • 指定値:1〜65535

  • デフォルト:4

showNumberOfAgentsTitleがfalseの場合は,この設定は無効になる。範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

nfMessageDisplay

エージェント階層のナビゲーションフレームにメッセージエリアを表示するかどうかを指定する。

  • true:メッセージエリアを表示する(メッセージがある場合にだけ表示)

  • false:メッセージエリアを表示しない

デフォルト値はtrue。指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

noUseCircleColor(<chart-symbolColors>タグ配下)

color1〜color16のうち円グラフに使用しない色番号を指定する。

  • 指定値:0〜16

  • デフォルト:0(円グラフに使用しない色番号なし)

複数の色番号を指定する場合は,「,(半角コンマ)」で区切って指定する。

次の場合は,0が指定されたと見なされ,color1〜color16で指定したすべての色が円グラフに利用される。

  • 指定を省略した

  • 複数指定時に,1つでも範囲外の値や有効でない値を指定した

  • 複数指定時に,1つでも0が含まれる

次の場合は,color1〜color12のそれぞれのデフォルト色が円グラフに利用される。

  • すべての色番号を指定した

  • color1〜color16を1つも指定していない

pie

(<graph-time-correction>タグ配下)※1

履歴レポートのグラフを円グラフで表示する場合の時刻補正方法を指定する。

指定可能な値はNONE(無効)またはSECOND(有効)。

SECONDを指定した場合,秒単位で時刻を補正する。

デフォルト値はNONE。指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

precision(<draw>タグ配下)

  • グラフの目盛に表示するデータラベルが小数値の場合の小数部の最大表示桁数を指定する。

  • 指定値:0〜15

デフォルト:0(PFM - Web Console 09-50以降を新規にインストールした場合は3)

値に0を指定した場合,小数部は表示されない。

範囲外の値を指定したり,指定を省略したりすると,デフォルトが設定される。

なお,データラベル値が整数値の場合や,小数部桁数がここで指定する桁数よりも少ない場合には,実際のデータラベル値だけが表示され,残りの桁に0は補われない。

printCacheSize

[レポート印刷]画面のデータをキャッシュに保存する最大数を整数で指定する。

  • 指定値:5〜20

  • デフォルト:20(PFM - Web Console 09-10以降を新規にインストールした場合は10)

指定可能な値以外を指定または省略した場合に仮定される値は,20。

printTableMaxRowSize

[レポート印刷]画面に表示する表データの最大行数を整数で指定する。

  • 指定値:0〜15000

  • デフォルト:0(PFM - Web Console 09-10以降を新規にインストールした場合は15000)

指定行数を超えた場合,メッセージが出力され,指定行数までの表データが出力される。指定行数を超える行は出力されない。

ただし,0を指定した場合は表データの行数を制限しない。この場合,大量の表データが含まれるレポートに対して[レポート印刷]画面を表示しようとすると,Webブラウザがハングアップすることがある。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポート表示時の注意事項について説明している個所を参照。

省略した場合に仮定される値は,0。

priority

エージェント階層でヘルスチェックのアイコンを伝播させる方法を指定する。伝播させる方法は次の2種類から選択できる。

設定値

伝播時の優先度

備考

HOST

H7 > H6 > H5 > H4 > H3 > H2 > H1

ホスト稼働状態監視

AGENT

H6 > H5 > H4 > H7 > H3 > H2 > H1

エージェント稼働状態監視

(凡例)

H1:Not supported(非対応)

H2:Running(動作中)

H3:Suspended(監視一時停止中)

H4:Incomplete(縮退稼働)

H5:Stopped(サービス停止)

H6:Unconfirmed(状態不明)

H7:Host Not Available(ホスト停止)

デフォルト値はHOST。省略時または不正値を指定するとデフォルト値を仮定する。

processMonitoringTemplatesRepository※2

プロセス監視の定義テンプレートの格納先を絶対パスで指定する。

指定したディレクトリがない場合は,PFM - Web Consoleのサービス起動時にディレクトリが作成される。

  • パス長の最大値:100文字

    半角英数字または半角記号が指定できる。

    ただし,次に示す文字は指定できない。

  • Windowsの場合:

    $ % ^ ' ! = + { } @ [ ] ;

デフォルトのディレクトリを次に示す。

  • Windowsの場合:

    インストール先フォルダ\processMonitoringTemplates\

  • UNIXの場合:

    /opt/jp1pcwebcon/processMonitoringTemplates/

不正なディレクトリを指定したときは,PFM - Web Consoleサービス起動エラーとなる。

quickGuideHideReportIcon

クイックガイドのフィールド一覧で,表示できないレポートのアイコンを非表示にするかを指定する。

  • true:

    表示できないレポートのアイコンを非表示にする。

  • false:

    表示できないレポートのアイコンを表示する。

デフォルト値はtrue。ただし,10-10-20以降のPFM - Web Consoleを新規にインストールした場合,デフォルト値はfalseになる。

指定可能な値以外を指定または省略した場合は,trueが設定される。

realtimeCacheInterval

リアルタイムレポートを自動更新するリクエスト間隔の制限時間(ミリ秒)を指定する。自動更新のリクエスト間隔が制限時間を超えたとき,サーバやエージェントは,通知なくレポートが終了したと判断し,処理を終了する。ただし,リクエスト間隔が制限時間を超えているかどうかは10秒ごとに判断される。

例えば,制限時間が61000ミリ秒に設定されている場合,制限時間として61000ミリ秒〜70000ミリ秒が設定されていることになる。

指定値:60000〜3600000

デフォルト:600000

範囲外を指定する,または指定を省略すると,デフォルトが設定される。

reportCacheFileDir※2

レポートキャッシュファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定する。

指定されたディレクトリがない場合は,PFM - Web Consoleのサービス起動時にディレクトリが作成される。

  • パス長の最大値:150文字

半角英数字または半角記号が指定できる。

ただし,次に示す文字は指定できない。

  • Windowsの場合:

    $ % ^ ' ! = + { } @ [ ] ;

デフォルトのディレクトリを次に示す。

  • Windowsの場合:

    インストール先フォルダ\reportcache\

  • UNIXの場合:

    /opt/jp1pcwebcon/reportcache/

なお,次に示すエラーが発生した場合は,ディレクトリ作成処理が行われない。

  • ディレクトリではない値を指定した

  • パス長の最大値を超えた値を指定した

  • レポートキャッシュファイルの格納先ディレクトリの作成に失敗した

注意

レポートキャッシュファイルの格納先ディレクトリには,ローカルディスク上のディレクトリを指定する。ネットワーク上のディレクトリを指定した場合,ローカルディスクと比較してGUIおよびjpcrptコマンドの動作に時間が掛かる。

reportFirstDataTimeout

各種レポートの表示で,初回表示時のタイムアウト時間を秒単位で指定する。

この設定は初回表示時だけ有効であり,リアルタイムレポートの更新間隔には影響しない。

  • 指定値:10〜3600

  • デフォルト:600

指定可能な値以外を指定または省略した場合はデフォルト値が設定される。

searchLimit

フィールドの検索で検索キーワードと一致するフィールドを検索する件数の制限値を1〜100の範囲で指定する。

デフォルトは50。

selectFormat

ロケールが「en_US」,「en」,「ja」以外の場合の日付のフォーマットを指定する。詳細はマニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照。

指定できる値を次に示す。

  • pattern-ddMMyyyy

  • pattern-MMddyyyy

  • pattern-yyyyMMdd

デフォルト値は,pattern-ddMMyyyy。指定可能な値以外を指定または省略した場合はデフォルト値が設定される。

showNumberOfAgentsTitle

エージェント階層のナビゲーションフレームで選択したエージェントの数によって,メソッドフレームに表示するタイトルをエージェント名で表示するか,エージェント数で表示するか設定する。

  • true:エージェント数を表示する

  • false:エージェント名を表示する

デフォルトはtrue。ただし,09-50より前のバージョンのPFM - Web Consoleや,以前のバージョンから10-00へアップグレードした場合は,falseになる。

選択したエージェントが,minimumNumberOfAgentsTitleに設定した数よりも少ない場合,falseが設定される。また,範囲外の値を指定したり,指定を省略したりしても,falseが設定される。

stackedArea

(<graph-time-correction>タグ配下)※1

履歴レポート(複合レポート含む)のグラフを積み上げ面グラフで表示する場合の時刻補正方法を指定する。

指定可能な値はNONE(無効)またはSECOND(有効)。

SECONDを指定した場合,秒単位で時刻を補正する。

デフォルト値はNONE。指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

stackedColumnBar

(<graph-time-correction>タグ配下)※1

履歴レポート(複合レポート含む)のグラフを積み上げ縦棒または積み上げ横棒で表示する場合の時刻補正方法を指定する。

指定可能な値はNONE(無効)またはSECOND(有効)。

SECONDを指定した場合,秒単位で時刻を補正する。

デフォルト値はNONE。指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

updateInterval

自動更新の更新間隔を秒単位で指定する。

  • 指定値:10〜3600

  • デフォルト:60

範囲外を指定すると,デフォルトが設定される。

useReportCacheFile

レポートキャッシュファイル化機能について有効の有無を指定する。

  • true:レポートキャッシュファイル化機能を利用する

  • false:レポートキャッシュファイル化機能を利用しない

分割送信モードが有効な場合だけ,レポートキャッシュファイル化機能を利用できる。分割送信モードが無効な場合は,trueを設定してもfalseとして動作する。

デフォルト値は,false。

指定可能な値以外を指定または省略した場合は,デフォルト値が設定される。

usingSeriesPagingOnTheGraph

レポート系列ページング機能についての有効の有無を指定する。

  • true:レポート系列ページング機能を利用する

  • false:レポート系列ページング機能を利用しない

デフォルト値は,false。ただし,09-10以降のPFM - Web Consoleを新規にインストールした場合,trueになる。

指定可能な値以外を指定または省略した場合は,falseが設定される。

注※1

デフォルトの初期設定ファイル(config.xml)では,XMLタグがコメントアウトされています。このため,これらの項目を設定する場合は,タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。

注※2

デフォルトの初期設定ファイル(config.xml)には,bookmarkRepository,ownPort,ownCmdPort,ownHost,reportCacheFileDirおよびprocessMonitoringTemplatesRepositoryの値は設定されていません。また,XMLタグ自身もコメントアウトされています。このため,これらの項目を設定する場合は,タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。

注※3

PFM - Web Consoleの初期設定状態では,次の画面およびコマンドでulong型のフィールドに対して条件式を設定する際に,0〜2,147,483,647の範囲の値だけを指定できます。

  • レポート定義の新規作成および編集画面−[フィルター]画面

  • レポート定義の新規作成および編集画面−[ドリルダウン条件式の編集]画面

  • レポート表示画面

  • アラームの新規作成および編集画面−[アラーム条件式]画面

  • [サービス階層]の[プロパティ]画面−[ログ収集条件設定]画面

  • jpcrdef createコマンド

  • jpcrptコマンド

  • jpcasrec updateコマンド

初期設定ファイル(config.xml)のcondExpValueUlongExtensionパラメーターに「true」を設定することによって,0〜4,294,967,295の範囲の値を指定できます。

ただし,condExpValueUlongExtensionパラメーターに「true」を設定し,次の定義情報作成時にulong型のフィールドに対して,条件式に2,147,483,648〜4,294,967,295の範囲の値を指定した場合,condExpValueUlongExtensionパラメーターに「false」を設定したPFM - Web ConsoleもしくはPFM - Viewでは,その定義情報を編集できません。

  • レポート定義

  • アラーム定義

  • ログ収集条件定義

PFM - Web ConsoleとPFM - Viewが混在したシステム環境で運用する際は,condExpValueUlongExtensionパラメーターを「false」に設定してください。

注※4

グラフに設定したフィールド数ではなく,レポート定義に設定したフィールド数です。

View Serverサービスとの通信の設定

表4‒14 PFM - Web ConsoleがView Serverと通信するときの設定項目

項目

内容

ownCmdPort※1

PFM - Web Console(コマンド)がView Serverサービスとの通信で使用するポート番号を指定する。

  • 指定値:1024〜65535

  • デフォルト:任意の空きポート

指定を省略すると,任意の空きポート番号が設定される。

ファイアウォール環境の場合,この設定が必要。詳細は「付録C.2 ファイアウォールの通過方向」を参照。

ownHost※1※2

PFM - Web ConsoleがView Serverサービスとの通信時に,View Serverサービスからのコールバック先として使用するホスト名またはIPアドレスを指定する。PFM - Web Consoleが動作するホスト名を指定する必要がある。

ホスト名の場合

次に示す文字が指定できる。先頭文字は英数字だけ指定できる。1〜255バイトで指定する。

  • 数字0-9

  • .(ピリオド)

  • -(ハイフン)

  • 英字A-Z,a-z

IPアドレスの場合
  • 0.0.0.0〜255.255.255.255

範囲外を指定する,または無効な値を指定すると,PFM - Web ConsoleホストのIPアドレスが設定される。

ownPort※1

PFM - Web Console(Webサーバ)がView Serverサービスとの通信で使用するポート番号を指定する。

  • 指定値:1024〜65535

指定を省略すると,任意の空きポート番号が設定される。

ファイアウォール環境の場合,この設定が必要。詳細は「付録C.2 ファイアウォールの通過方向」を参照。

注※1

デフォルトの初期設定ファイル(config.xml)には,bookmarkRepository,ownPort,ownCmdPort,ownHost,reportCacheFileDirおよびprocessMonitoringTemplatesRepositoryの値は設定されていません。また,XMLタグ自身もコメントアウトされています。このため,これらの項目を設定する場合は,タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。

注※2

PFM - ManagerとPFM - Web Consoleとの間は,TCP/IPを用いて通信します。これは,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleが別ホストにある場合だけではなく,同一ホスト上にある場合も同様です。このため,Performance Managementを運用する場合は,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストの双方で常に通信可能なホスト名またはIPアドレスを設定する必要があります。設定を実施していない場合,PFM - Managerホスト名またはPFM - Web Consoleホスト名から,最初に解決されるIPアドレスが使用されます。

例えば,次のような構成や運用を取る場合は,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストの双方で常に通信可能なホスト名またはIPアドレスを設定する必要があります。

  • PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホスト間でIPアドレス変換(NAT)を使用している場合

  • PFM - Managerホストが業務用LANおよび監視用LANの2つのネットワークに接続され,Performance Managementは監視用LANでホスト間通信をする場合

  • ホストのメンテナンス作業の際に,一時的にNICからLANケーブルを抜く場合(この際,NICに割り当てられたIPアドレスが無効になることがあるため)

自動ログアウトの設定

表4‒15 自動ログアウトの設定項目

項目

内容

sessionTimeout

ユーザー操作や自動更新されないまま一定時間が経過した場合にPFM - Web Consoleから自動ログアウトするためのタイムアウト時間を秒単位で指定する。

  • 指定値:0〜86400

  • デフォルト:4000

0を指定した場合,タイムアウトしなくなる。範囲外を指定すると,デフォルト値が設定される。

注※

ログアウトを実行しないでWebブラウザを閉じると,セッション情報がPFM - Web Consoleのメモリー上に不正に残り,このセッションタイムアウト検知時に自動削除されます。このため,sessionTimeoutの値を0にすることは推奨しません。

他製品との連携に関する設定

表4‒16 他製品との連携に関する設定項目

項目

内容

host(<vsa><search-WebConsole>タグ配下)※1

JP1/IMと連携してセントラルコンソール上のイベントからPerformance Managementのレポートを表示させている場合,またはJP1/AJS3と連携してPerformance Managementのレポートを表示させている場合に使用する設定項目。

事前に定義ファイル※2に設定した接続先PFM - Web Consoleとは別のPFM - Web Consoleのレポートを他製品の画面から表示させたい場合に,そのPFM - Web Consoleのホスト名またはIPアドレスを指定する。

ホスト名の場合

レポートを表示するホストで,名前解決できるように設定しておく必要がある。

次に示す文字が指定できる。先頭文字には英数字だけ指定できる。32文字以下で指定する。

  • 数字0-9

  • .(ピリオド)

  • -(ハイフン)

  • 英字A-Z,a-z

IPアドレスの場合
  • 0.0.0.0〜255.255.255.255

デフォルトは空白。

https(<vsa><search-WebConsole>タグ配下)※1

JP1/IMと連携してセントラルコンソール上のイベントからPerformance Managementのレポートを表示させている場合,またはJP1/AJS3と連携してPerformance Managementのレポートを表示させている場合に使用する設定項目。

host(<vsa><search-WebConsole>配下)で指定したPFM - Web Consoleの暗号化通信の有効/無効を指定する。

  • on:PFM - Web Consoleの暗号化通信が有効

  • off:PFM - Web Consoleの暗号化通信が無効

デフォルトはoff。

port(<vsa><search-WebConsole>タグ配下)※1

JP1/IMと連携してセントラルコンソール上のイベントからPerformance Managementのレポートを表示させている場合,またはJP1/AJS3と連携してPerformance Managementのレポートを表示させている場合に使用する設定項目。

host(<vsa><search-WebConsole>配下)で指定したPFM - Web Consoleのポート番号を指定する。

  • 指定値:1〜65535

  • デフォルト:20358

注※1

複数のPFM - Web Consoleのレポートを他製品の画面から表示させたい場合は,PFM - Web Consoleの数の分だけ<search-WebConsole>タグを定義してください。定義できる<search-WebConsole>タグは,最大10個です。

注※2

接続先PFM - Web Consoleが設定されている定義ファイルは,連携製品によって異なります。

JP1/IMの場合:性能レポート表示定義ファイル(performance.conf

JP1/AJS3の場合:JP1/AJS3 - Web Consoleの環境設定ファイル(ajs3web.conf

その他の設定

表4‒17 その他の設定項目

項目

内容

alarmCompatibleMode(<vsa>タグ配下)

アラーム更新時にアラームが不正に削除される問題への対策を有効にするかどうかを指定する。

指定可能な値は,次のどちらか。

  • true(対応有効)

  • false(対応無効)

デフォルトは,true。

指定可能な値以外を指定または省略した場合はデフォルトが設定される。

trueを指定した場合アラーム更新時にアラームが不正に削除される問題が解決するが,アラーム更新時に次の条件を満たすアラームで発生していたAlarm Clearedイベントが発生しなくなる。

  • 更新対象アラームに関連するエージェントの(更新対象を除く)すべてのアラーム

  • 「警告」または「異常」状態のアラーム

cmdRptBookmarkNameDecodeOnce(<command><export>タグ配下)

jpcrptコマンドで登録レポートや複合ブックマークのレポートを出力する際,入力パラメーターファイルで指定するブックマーク名の属性値の読み込み方法を指定する。

  • true:「\\」を「\」に,「\/」を「/」に置換して読み込む。

  • false:「\\\\」を「\」に,「\\\/」を「/」に置換して読み込む。「\\」と「\/」は区切り文字として読み込む。

デフォルトは,true。指定可能な値以外を指定または省略した場合はデフォルトが設定される。

dispListByEachVirtualEnv

[プロセス監視の設定 > アプリケーション定義の新規作成]画面または[プロセス監視の設定 > アプリケーション定義の編集]画面の,[稼働中のプログラム一覧から追加]または[稼働中のコマンドライン一覧から追加]に表示される,[仮想化環境ごとにプログラムを表示する]チェックボックスまたは[仮想化環境ごとにコマンドラインを表示する]チェックボックスの初期状態を指定する。

  • on:チェックする。

  • off:チェックしない。

デフォルトは,off。

指定可能な値以外を指定または省略した場合はデフォルトが設定される。

selectAHModeForJP1Event

アラーム定義時,アクションとしてJP1イベントの発行を有効にした場合に,[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面にデフォルトで選択されるAction Handlerサービスをどのように決定するか指定する。指定できる値とその説明を次に示す。

  • compatible

    初期設定ファイル(config.xml)のhostに指定したPFM - Managerのホスト名とPFM - Managerホストの物理ホスト名が一致する場合,PFM - ManagerのAction Handlerサービスが選択される。一致しない場合,「LOCAL」が選択される。なお,一致しない場合とは,次のような場合である。

    ・IPアドレス(127.0.0.1以外)を指定した場合

    ・監視ホスト名設定機能によってPFM - Managerにエイリアス名が割り当てられている場合

    ・初期設定ファイル(config.xml)のhostに指定したホスト名と大文字・小文字が一致しない場合

  • local

    常に「LOCAL」が選択される。

  • manager

    常にPFM - ManagerのAction Handlerサービスが選択される。

  • maintain

    すでにあるアラームを編集している場合,Action Handlerサービスの設定状態を引き継ぐ。アラームを新規作成している場合,「LOCAL」が選択される。

  • multipleManager

    接続先PFM - Managerにホスト名を1つ設定している場合,PFM - ManagerのAction Handlerサービスが選択される。接続先PFM - Managerにホスト名を2つ設定している場合,「Manager」が選択される。

デフォルト値は,compatible。ただし,09-10以降のPFM - Web Consoleを新規にインストールした場合,managerになる。

指定可能な値以外を指定または省略した場合は,compatibleが設定される。

setHostnameFolderWithNewAgent

[エージェント階層の編集 > 新規エージェント]画面で,[ホスト名でフォルダを作成する]チェックボックスの初期状態を指定する。

指定可能な値は,次のどちらか。

  • on:チェックする。

  • off:チェックしない。

デフォルト値は,on。

指定可能な値以外を指定または省略した場合はoffが設定される。

validate

プロパティ定義ファイルに指定したチェックルールを有効,無効にする。

  • on:有効(デフォルト)

  • off:無効