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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


自動バインド設定ファイル(jpcautobind.cfg)

〈このページの構成〉

機能

自動バインド設定ファイルは,Performance Managementで自動バインドの設定対象のエージェントおよびアラームテーブルを定義するファイルです。

ファイル

jpcautobind.cfg(自動バインド設定ファイル)

格納先

自動バインド設定ファイルの格納先を次に示します。

Windows
  • 物理ホストの場合

    インストール先フォルダ\

  • 論理ホストの場合

    環境ディレクトリ\jp1pc\

UNIX
  • 物理ホストの場合

    /opt/jp1pc/

  • 論理ホストの場合

    環境ディレクトリ/jp1pc/

注意事項

変更手順

自動バインド設定ファイルを変更する手順を次に示します。

  1. jpcautobind.cfgファイルを任意のフォルダにコピーする。

  2. テキストエディターなどで,コピーしたjpcautobind.cfgファイルを開き編集する。

  3. 編集したjpcautobind.cfgファイルを保存して閉じる。

  4. jpcabformcheckコマンドで,編集したjpcautobind.cfgファイルのフォーマットをチェックする。

  5. フォーマットに問題なければ,編集したjpcautobind.cfgファイルを元のjpcautobind.cfgファイルに上書きする。

設定項目

自動バインド設定ファイルは,次の表に示す形式で作成します。

表4‒5 自動バインド設定ファイルの形式

項目

形式

フォーマット

CSV

文字コード

UTF-8(BOM付きも可能)

改行コード

Windows

CR+LF

UNIX

LF

コメント

#」で始まる行

設定する項目を次の表に示します。

表4‒6 自動バインド設定ファイルの設定項目

項目順

項目

必須/任意

形式

値の範囲

1

プロダクトID

必須

文字列

使用できる文字を次に示します。

  • 1バイト以内の半角英数字(英字は大文字だけ)

先頭と末尾の半角スペースは無視されます。

2

アラームテーブル名

必須

文字列

使用できる文字を次に示します。

  • 64バイト以内の全角文字および半角英数字

  • 次の記号

    % - ( ) _ . / @ [ ] 半角スペース

大文字と小文字は区別されます。

先頭と末尾の半角スペースは無視されます。

3

条件区分

任意

数値

設定対象のエージェントを業務グループで指定する場合は,「1」を指定してください。また,条件内容を指定してください。

先頭と末尾の半角スペースは無視されます。

4

条件内容

任意

文字列

業務グループ「未割り当て」を指定する場合,空文字を指定します。

その他の業務グループを指定する場合,業務グループ名を指定します。使用できる文字を次に示します。

  • 1バイト以上255バイト以内の全角文字および半角英数字

  • 次の記号

    ! " # $ % & ' ( ) + - . : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~ 半角スペース

大文字と小文字は区別されます。

先頭と末尾の半角スペースは無視されます。

1行に同じ業務グループ名が複数指定された場合は無視されます。

5以降

項目順3および4の繰り返し

ヒント

条件区分および条件内容について

  • 条件区分および条件内容を指定していない場合,プロダクトIDに対応するエージェントへ自動バインドされます。

  • 条件区分および条件内容を指定している場合,指定した条件内容に合致するエージェントへ自動バインドされます。

  • 条件内容で業務グループ名を指定している場合,指定した業務グループ名に合致するエージェントに自動バインドされます。

自動バインド設定ファイルの例を次に示します。

U,Table1,1,グループA
U,Table3,1,グループA
U,Table2,1,グループB,1,グループC
T,Table4