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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


jpcwbackup

〈このページの構成〉

形式

jpcwbackup      -d バックアップデータの格納先ディレクトリ

機能

jpcwbackupコマンドは,指定したディレクトリに対して,PFM - Web Consoleの定義情報のバックアップファイルを作成するコマンドです。

コマンドを実行できるホスト

PFM - Web Console

実行権限

Windowsの場合
  • Administrators権限を持つユーザー

  • Backup Operators権限を持つユーザー

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1pcwebcon/tools/

引数

-d バックアップデータの格納先ディレクトリ

バックアップ対象の定義情報を格納するディレクトリを指定します。ディレクトリは,相対パスでも絶対パスでも指定できます。ただし,次の条件を満たす必要があります。

  • ディレクトリがローカルディスク上にある。

  • 空のディレクトリである。

  • ディレクトリに管理者のアクセス権限がある。

  • 指定できる文字列長は最大35(単位:Windows(文字),UNIX(バイト))である。相対パス指定の場合,絶対パスに変換しても35以下になる。

  • 半角英数字,および次の記号が使用できる。

    ! # $ % + . - / : = @ [ \ ] _ { } ( ) 半角スペース

    ( ) ! =および半角スペースは,ダブルクォーテーションで囲む必要があります。

    ディレクトリ名として,「!」を使用する場合には直前にエスケープ文字「^」を付けて指定してください。

なお,ネットワークディスク上のディレクトリは指定しないでください。

注意事項

戻り値

0

正常終了した。

1

コマンドラインの引数が不正である。

2

コマンドの実行権限がない。

3

ディレクトリの作成に失敗した。

4

指定したディレクトリが空ではない。

15

ブックマーク/プロセス監視のテンプレート情報格納先へのアクセスが失敗した。

100

Performance Managementの環境が不正である。

101

config.xmlファイルが不正である。

200

メモリーが不足している。

202

ファイルアクセスエラーが発生した。

210

ディスク容量が不足している。

235

1つ以上のファイルのバックアップに失敗した。

255

予期しないエラーが発生した。

使用例

-dオプションでバックアップ先に「/tmp/backup_wc_2012」フォルダを指定した場合のコマンド実行例を次に示します。

jpcwbackup -d /tmp/backup_wc_2012

出力例 (コンソール)

>jpcwbackup -d /tmp/backup_wc_2012
KAVJT6501-I  The PFM - Web Console backup of definition information will now start.
The backup of definition information for PFM - Web Console service ended.
The backup of bookmarks information ended.
The backup of processMonitoringTemplates information ended.
KAVJT6502-I  The PFM - Web Console backup of definition information ended normally.