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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


jpcconf host hostmode

〈このページの構成〉

形式

形式1

jpcconf host hostmode    -mode {uname|hostname|alias
                         -aliasname エイリアス名}
                         -d バックアップディレクトリ名
                         [-dbconvert {convert|delete}]

形式2

jpcconf host hostmode     -display

機能

jpcconf host hostmodeコマンドの形式ごとに機能を説明します。

形式1

物理ホスト環境の監視ホスト名の取得方法を変更します。なお,このコマンドを実行する場合,定義情報や性能情報などはすべて引き継がれます。

形式2

監視ホスト名の取得方法および監視ホスト名を表示します。

コマンドを実行できるホスト

実行権限

Windowsの場合

Administrators権限を持つユーザー(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1pc/tools/

引数

-mode {uname|hostname|alias}

物理ホスト環境の監視ホスト名の取得方法を指定します。指定するオプションと監視ホスト名の取得方法の対応を次の表に示します。

表3‒21 監視ホスト名の取得方法

-modeオプション

説明

uname

uname -nコマンドで監視ホスト名を取得する。

hostname

hostnameコマンドで監視ホスト名を取得する。

alias

監視ホスト名にエイリアス名を使用する。

-aliasname エイリアス名

エイリアス名を指定します。このオプションは,-modeオプションにaliasを指定した場合に指定できます。1〜32バイトの半角英数字で指定します。"localhost",IPアドレス,および同一装置内の論理ホスト名は指定できません。

-d バックアップディレクトリ名

バックアップ先のディレクトリ名を指定します。存在するディレクトリを指定してください。Agent StoreまたはRM StoreのStoreデータベースの格納先ディレクトリ以下のディレクトリは指定できません。1〜130バイトの半角英数字,半角記号,または半角空白文字で指定します。ただし,次の記号は指定できません。

; , * ? ' " < > |

空白文字を含む場合," "で囲んでください。

ディレクトリ名として,配下にファイルまたはディレクトリのない空のディレクトリを指定してください。

-dbconvert {convert|delete}

パフォーマンスデータの引き継ぎ方法を指定します。指定を省略した場合,convertが設定されます。

convertを指定すると,キーフィールドのホスト名情報を新しいホスト名に変換して,データを引き継ぎます。

deleteを指定すると,Storeデータベースを削除し,データを引き継ぎません。ただし,PFM - Managerで管理しているイベントデータの情報は削除されないで引き継がれます。

-display

監視ホスト名の取得方法およびホスト名の情報を表示したい場合に指定します。

注意事項

表3‒22 実行ホスト上の製品の組み合わせとjpcconf host hostmodeコマンドの使用可否

PFM - ManagerおよびPFM - Baseのバージョン

PFM - Agentのバージョン

PFM - Agentなし

08-00以降

07-50以前

PFM - Manager

08-50以前

×

×

×

09-00以降

×

PFM - Base

08-50以前

×

×

×

09-00以降

×

(凡例)

○:jpcconf host hostmodeコマンドを実行できる。

×:jpcconf host hostmodeコマンドを実行できない。

戻り値

0

正常終了した。

1

引数の指定に誤りがある。

2

コマンドの実行権限がない。

4

実行ホスト上のPerformance Managementサービスが起動している。

10

コマンドが実行中である。

11

ユーザーまたはシステムによって処理が中断された。

100

Performance Managementの環境が不正である。

102

指定された論理ホスト名はセットアップされていない。

200

メモリーが不足している。

210

ディスク容量が不足している。

211

ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。

220

サービス構成情報ファイルに指定しているホスト名が不正である。

222

通信処理でエラーが発生した。

223

通信処理でタイムアウトが発生した。

255

予期しないエラーが発生した。

使用例1

監視ホスト名の取得方法を,hostnameコマンドで取得する方法に変更する場合のコマンド実行例を次に示します。

jpcconf host hostmode -mode hostname -d d:\backup -dbconvert convert

使用例2

監視ホスト名の取得方法を,エイリアス名を使用する方法に変更する場合のコマンド実行例を次に示します。

jpcconf host hostmode -mode alias -aliasname aliasA -d d:\backup -dbconvert convert

使用例3

監視ホスト名の取得方法および監視ホスト名を表示する場合のコマンド実行例を次に示します。表示されるhostmodeは監視ホスト名の取得方法を示し,hostnameは監視ホスト名を示します。aliasnameは,エイリアス名を示します。

jpcconf host hostmode -display

表示例

  • 監視ホスト名の取得方法としてhostnameコマンドを使用する場合

    hostmode  : hostname
    hostname  : hostA
  • 監視ホスト名にエイリアス名を使用する場合

    hostmode  : alias
    aliasname : aliasA