jpcconf bgdef export
形式
jpcconf bgdef export -f 業務グループ定義ファイル名 {-group 業務グループ名 [-lhost 論理ホスト名] | -template} [-noquery | -skip]
機能
jpcconf bgdef exportコマンドは,業務グループの定義情報を指定されたファイルにエクスポートするコマンドです。また,現在の定義情報ではなく,テンプレートファイルをエクスポートすることもできます。
エクスポートした業務グループ定義ファイルは,jpcconf bgdef importコマンドの入力ファイルとして指定できます。
コマンドを実行できるホスト
PFM - Manager
実行権限
- Windowsの場合
-
Administrators権限を持つユーザー
- UNIXの場合
-
rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1pc/tools/
引数
-f 業務グループ定義ファイル名
エクスポートする業務グループ定義ファイルのファイル名を指定します。ファイル名は,相対パスでも絶対パスでも指定できます。
全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。
% - ( ) _ / @ [ ]
半角空白文字を含める場合は「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
-group 業務グループ名
定義情報をエクスポートする業務グループの名称を指定します。
業務グループ名には,1〜255バイトの全角文字,半角文字,または次に示す記号を指定できます。大文字と小文字は区別されます。
! " # $ % & ' ( ) + - . : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~
半角空白文字を含める場合は「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
ワイルドカード文字を使用して,複数の業務グループ名を指定することもできます。
-lhost 論理ホスト名
このコマンドを実行するホストの論理ホスト名を指定します。1〜32バイトの半角英数字で指定します。指定を省略した場合,物理ホストが仮定されます。
論理ホスト運用している場合でも,-templateオプション指定時にはこのオプションの指定は不要です。
-template
業務グループ定義ファイルのテンプレートを出力します。出力されるテンプレートファイルでは,すべての行の先頭に「#」が付けられ,コメントアウトされています。必要に応じて編集してください。
-noquery
このオプションを指定すると,コマンドの実行を中断する問い合わせメッセージが出力されなくなり,ユーザーの応答が不要になります。非対話形式で実行したい場合に指定します。
-fオプションで指定した業務グループ定義ファイルがすでにある場合,上書きされます。
-skip
このオプションを指定すると,コマンドの実行を中断する問い合わせメッセージが出力されなくなり,ユーザーの応答が不要になります。非対話形式で実行したい場合に指定します。
-fオプションで指定した業務グループ定義ファイルがすでにある場合,更新が省略されます。
業務グループ定義ファイルの形式
コマンド「jpcconf bgdef import」の「業務グループ定義ファイルの形式」の記載個所を参照してください。
なお,テンプレートファイルの出力時以外の場合,業務グループの定義情報に値がないラベルはラベル名自体が出力ファイルに含まれません。
注意事項
-
-templateオプションの指定時を除いて,このコマンドの実行時にはPFM - Managerが起動している必要があります。
-
-templateオプションの指定時を除いて,このコマンドの実行時には業務グループによるアクセスコントロール機能が有効である必要があります。
-
業務グループ定義ファイルの文字コードおよび業務グループ定義ファイル内のBusiness Group Definition File Codeラベルの値は,コマンドを実行したシェルのLANG環境変数の値に合わせて決定されます。エクスポートする業務グループの定義内容にASCIIコード以外の文字が含まれる場合,このコマンドを実行する前にシェルのLANG環境変数の値を確認してください。
LANG環境変数の値と,文字コードおよびBusiness Group Definition File Codeラベルの値の対応をOSごとの表に示します。
なお,表に示されていない値がLANG環境変数に指定されている場合,LANG=Cとして処理されます。
表3‒14 LANG環境変数の値と文字コードおよびBusiness Group Definition File Codeラベルの値の対応(Windowsの場合) 言語
LANG環境変数の値
文字コード
Business Group Definition File Codeラベルの値
日本語
−
Shift_JIS(SJIS)
Shift_JIS
英語
−
ASCII
C
中国語(簡体字)
−
GB18030
GB18030
- (凡例)
-
−:該当しない
表3‒15 LANG環境変数の値と文字コードおよびBusiness Group Definition File Codeラベルの値の対応(Linuxの場合) 言語
LANG環境変数の値
文字コード
Business Group Definition File Codeラベルの値
日本語
-
ja_JP.SJIS※
-
ja_JP.sjis※
Shift_JIS(SJIS)
Shift_JIS
-
ja_JP.UTF-8
-
ja_JP.utf8
UTF-8
UTF-8
英語
-
C
ASCII
C
中国語(簡体字)
-
zh_CN.gb18030
GB18030
GB18030
-
zh_CN.UTF-8
-
zh.CN.utf8
UTF-8
UTF-8
注※ SUSE Linuxだけ使用できます。
戻り値
0 |
正常終了した。 |
1 |
引数の指定に誤りがある。 |
2 |
コマンドの実行権限がない。 |
4 |
同一マシン上で起動停止コマンドまたはほかのセットアップコマンドが実行されている。 |
5 |
PFM - Managerホスト以外で実行された。 |
6 |
指定された業務グループがない。 |
11 |
ユーザーまたはシステムによって処理が中断された。 |
100 |
Performance Managementの環境が不正である。 |
101 |
-templateオプションを指定しない場合,コマンドの実行に必要なサービスが起動していない。 |
102 |
指定された論理ホスト名がセットアップされていない。 |
200 |
メモリーが不足している。 |
211 |
ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。 |
254 |
-templateオプションを指定しない場合,業務グループによるアクセスコントロール機能が無効である。 |
255 |
予期しないエラーが発生した。 |
使用例1
業務グループgroupAの定義情報をエクスポートする例を次に示します。
#jpcconf bgdef export -f C:\tmp\bgdef.cfg -group groupA
使用例2
業務グループ定義ファイルのテンプレートファイルをエクスポートする例を次に示します。
#jpcconf bgdef export -f C:\tmp\bgdef.cfg -template