17.7.1 ディスク故障などの重大な障害の回復手順
ディスク故障などの重大な障害の場合には,次の手順に従って回復してください。
- 〈この項の構成〉
(1) アンインストール
Performance Managementのプログラムをアンインストールします。
アンインストール手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(2) 再インストール
Performance Managementのプログラムを再インストールします。
インストール手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(3) 再セットアップ
Performance Managementのプログラムを再セットアップします。セットアップはトラブルが発生する前の環境のインスタンス名や物理ホスト名で実施します。
セットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(5) パフォーマンスデータおよびイベントデータのリストア
バックアップしたパフォーマンスデータおよびイベントデータのStoreデータベースをリストアします。
Storeデータベースをリストアする手順については,「9.3 稼働監視データのバックアップとリストア」を参照してください。
(6) サービスの起動
Performance Managementのプログラムのサービスを起動し,サービスが正常に起動しているか確認してください。
サービスを起動する手順については,「1.2 サービスの起動」を参照してください。サービスの状態はjpctool service listコマンドで確認できます。サービスの状態を確認する手順については,「1.6 サービスの状態の確認」を参照してください。
(7) レポートの定義情報およびアラームテーブルの定義情報のリストア
バックアップしたレポートの定義情報およびアラームテーブルの定義情報をリストアします。
レポートの定義情報のリストアについては,「9.2.8 定義情報ごとのバックアップとリストア(レポートの定義情報)」を参照してください。アラームの定義情報のリストアについては,「9.2.9 定義情報ごとのバックアップとリストア(アラームの定義情報)」を参照してください。
(8) 動作確認
最後に,トラブルが回復できたかどうかを確認します。次に示す項目が正常であることを確認してください。
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パフォーマンスデータを収集できるか確認する
パフォーマンスデータの収集間隔の倍より長い時間稼働させ,パフォーマンスデータが問題なく収集できるか確認します。
パフォーマンスデータの収集間隔については,「4.1.1 パフォーマンスデータの記録方法を変更する」を参照してください。
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Storeデータベースのデータに問題がないか確認する
Storeデータベースのデータをテキストファイルにエクスポートし,データに問題がないかを確認します。jpctool db dumpコマンドを使うとStoreデータベースのデータをテキストファイルにエクスポートできます。
jpctool db dumpコマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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レポートの定義およびアラームの定義を確認する
レポートの定義およびアラームの定義に問題がないか確認します。レポートの定義およびアラームの定義はPFM - Web Consoleで確認できます。
レポートの定義については,「5. 稼働分析のためのレポートの作成」を参照してください。アラームの定義については,「6. アラームによる稼働監視」を参照してください。
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アラームテーブルのバインドを確認する
アラームテーブルのバインドを確認し,必要に応じてバインドします。
アラームテーブルのバインドについては,「6.6.1 監視エージェントとアラームテーブルの関連づけを変更する」を参照してください。