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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


11.7.2 プライマリーとセカンダリーの一括切り替え

プライマリーとセカンダリーを切り替えるには,セカンダリーのPFM - Managerでjpcconf primmgr notifyコマンドを実行します。

〈この項の構成〉

(1) プライマリーとセカンダリーの一括切り替えの手順

  1. セカンダリーのPFM - Managerで,jpcconf primmgr notifyコマンドを実行する。

    コマンドを実行したPFM - Managerがプライマリーとして設定されます。また,Status Serverサービスが起動しているPFMシステム内の全ホストに,プライマリーとなるホスト名が一括配信されます。

    Status Serverサービスが停止しているホストには配信されません。また,ホストがダウンするなど,何らかの理由でプライマリーのPFM - Managerのサービスが停止している場合,プライマリーのPFM - Managerへの配信は失敗します。配信に失敗した場合の対処方法は「17.3.2 jpcconf primmgr notifyコマンドを実行しても,ホスト名がエージェントに配信されない」または「17.3.3 jpcconf primmgr notifyコマンドを実行しても,ホスト名がプライマリーに配信されない」を参照してください。

    詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,jpcconf primmgr notifyコマンドについて説明している個所を参照してください。

  2. プライマリーの設定結果をファイル出力する。

    jpcconf primmgr notifyコマンドから各ホストへの配信が完了したら,その結果がCSVファイル形式で出力されます。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,jpcconf primmgr notifyコマンドについて説明している個所を参照してください。

(2) 一括切り替えでの配信の進捗状況や結果の確認

切り替えやホスト名の一括配信が成功したかどうかを確認し,必要ならば再度,切り替えの作業を実施します。

(a) 配信の進捗状況の確認方法

配信の進捗状況はjpcconf primmgr notifyコマンドで確認できます。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,jpcconf primmgr notifyコマンドについて説明している個所を参照してください。

(b) 配信の結果の確認方法

配信の結果は,jpcconf primmgr notifyコマンドが出力するCSVファイルで確認できます。配信が失敗した場合は,再度,一括切り替えまたは個別切り替えを実施する必要があります。詳細は「17.3.2 jpcconf primmgr notifyコマンドを実行しても,ホスト名がエージェントに配信されない」または「17.3.3 jpcconf primmgr notifyコマンドを実行しても,ホスト名がプライマリーに配信されない」を参照してください。

(3) 他製品との連携の設定

切り替え以前の監視二重化環境でほかのJP1製品と連携していた場合,切り替えのあとに,他製品との連携を設定する必要があります。監視二重化で必要になる連携製品ごとの設定については「11.3.3 監視二重化で他システムとの連携を設定する方法」を参照してください。