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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


6.9.3 アラームの評価に関する注意事項

アラームの評価に関する注意事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) アラームの評価数の制限について

PFM - AgentまたはPFM - RMで複数インスタンスレコードを収集する場合,1回の収集で扱うことができるインスタンス数は32,767個までです。PFM - AgentまたはPFM - RMにアラームをバインドしている場合,32,767個までのインスタンスが評価されます。32,768個目以降のインスタンスは評価されません。

(2) アラーム評価の間隔について

アラームの評価は一定間隔で実施されます。この間隔はエージェントごとのレコードの収集間隔となります。各レコードの収集間隔については,各PFM - AgentまたはPFM - RMマニュアルの,レコードについて説明している章(各レコードのCollection Intervalの値)を参照してください。

レコードの収集間隔を変更したい場合は,次のように操作してください。

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。

  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[サービス階層]タブを選択する。

  3. アラームがバインドされている監視エージェントを選択する。

  4. メソッドフレームで[プロパティ]メソッドを選択する。

  5. [Detail Records]フォルダまたは[Interval Records]フォルダを展開する。

  6. [Collection Interval]プロパティの値を変更する。

  7. レコード(パフォーマンスデータ)の収集間隔が設定した値に変更されます。

(3) アラーム評価時の文字コード種別について

アラームの定義に日本語または中国語を使用している場合,PFM - ManagerとアラームテーブルをバインドするPFM - AgentまたはPFM - RMは同じ文字コード種別で動作している必要があります。文字コード種別が異なる場合,次のような現象が発生します。

なお,Performance Managementのサービスが使用する文字コード種別は次のように決定されます。

(4) PFM - AgentまたはPFM - RMが停止した場合のアラーム評価について

PFM - AgentまたはPFM - RMを停止した場合のアラームの評価は,次のようになります。