5.9.3 CSVの形式
- 〈この項の構成〉
(1) CSVデータの出力形式
CSVデータは,データヘッダー1部,データヘッダー2部,およびデータ部の順に出力されます。
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データヘッダー1部
1行の空白行+レポート名+1行の空白行が表示されます。
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データヘッダー2部
フィールドの見出しが出力されます。
フィールドの列見出しに出力されるのは,フィールドのスキーマ名です。ただし,定義時にフィールドに対して[表示名]が設定されている場合は,設定された[表示名]を表示します。
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データ部
1レコード1行で出力されます。
(2) CSV出力に使用される文字のキャラクターセット
config.xmlに「characterCode」として設定した文字コードになります。設定できるキャラクターセットは,US-ASCII,windows-1252,ISO-8859-1,UTF-8,UTF-16,UTF-16BE,UTF-16LE,Shift_JIS,EUC-JP,EUC-JP-LINUX,およびMS932です。
デフォルトは,UTF-8です。
- 注意
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config.xmlの「characterCode」の設定値が,上記のキャラクターセットに含まれない場合,または設定してあった値がプラットフォームで定義されていなかった場合,初期化時にエラーとしてログ出力し,設定値にデフォルト値を使用します。
(3) 各行の改行コード
config.xmlに「lineSeparator」として設定します。デフォルトは,Windowsでは「CRLF」,UNIXでは「LF」です。
改行コードが「CRLF」の場合は,「0D0A」を出力します。「LF」の場合は,「0A」を出力します。
- 注意
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設定が「CRLF」,「LF」以外である場合,初期化時にエラーとしてログ出力し,設定値に「CRLF」を使用します。
(4) ファイルの終了コード
最終データを出力したあと,<EOF>を出力します。
(5) 各項目間のデリミタ
各項目間のデリミタは,「,」で表します。データ値に「,」,「"」,改行が含まれる場合は,データ値自体を「" "」で囲みます。
(6) 日付フォーマット
ロケールに対応した形式で表示します。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。