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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


5.3.6 レポートの表示情報を設定する(更新間隔や表示期間)

レポート種別がリアルタイムレポートか,履歴レポートかによって,ここで設定する表示情報が異なります。

〈この項の構成〉

(1) リアルタイムレポートの表示情報を設定する

  1. 表示情報を設定する。

    例えば,PFM - Agent for Platform(Windows)で,CPU使用率が高いプロセスの上位10個のリアルタイムレポートを定義する場合に,Process Detail(PD)レコードのリアルタイムレポートの表示情報を次の条件で設定するとします。

    条件

    • レポートに表示されるデータをデルタ値で表示する。

    • レポートの表示を自動的に更新する間隔を,初期値60秒,最小値30秒にする。

    • CPU %(PCT_PROCESSOR_TIME)フィールドを表示の判定基準にして,上位10件のデータを表示する。

    この場合,次のように設定します。

    [表示時に指定]:選択する

    [デルタ値で表示]:選択する

    更新間隔

    [自動更新しない]:選択しない

    [初期値]:60

    [最小値]:30

    ランキング表示

    [フィールド]:CPU%

    [表示数]:10

    [降順]:選択しない

  2. [次へ >]ボタンをクリックする。

    [新規レポート > 表示形式]画面に遷移します。「5.3.7 レポートの表示形式を設定する(表,一覧,およびグラフ)」に進んでください。

(2) 履歴レポートの表示情報を設定する

注意 履歴レポートに表示される性能情報について
  • PFM - AgentまたはPFM - RMが稼働するホストの時刻を現在時刻より未来の時刻に変更した場合,変更前の時刻から変更後の時刻までの性能情報は表示されません。

  • PFM - AgentまたはPFM - RMが稼働するサーバの時刻を現在時刻より過去の時刻に変更した場合,変更後の時刻から変更前の時刻までの性能情報は上書きされたデータが表示されます。

  1. 表示情報を設定する。

    例えば,PFM - Agent for Platform(Windows)で,最近1時間の1分ごとのCPU使用量を要約した履歴レポートを定義する場合に,System Overview(PI)レコードの履歴レポートの表示情報を次の条件で設定するとします。

    条件

    • パフォーマンスデータの収集期間をレポートの表示時に指定する。

    • レポートの表示間隔を,1時間にする。

    • User CPU %(PCT_TOTAL_USER_TIME)フィールドの値が1日のうちで最大になった時間のデータだけを表示する。

    • レポートに表示する最大レコード数を1,440にする。

    この場合,次のように設定します。

    [表示時に指定]:任意選択

    レポート表示期間の設定

    [対象期間]:レポートの表示時に指定

    [レポート間隔]:時

    ピーク時間

    [フィールド]:User CPU%

    [最大レコード数]:1440

  2. [次へ >]ボタンをクリックする。

    [新規レポート > 表示形式]画面に遷移します。「5.3.7 レポートの表示形式を設定する(表,一覧,およびグラフ)」に進んでください。