5.3.5 レポートに表示させるフィールドの表示条件(フィルター条件)を設定する
レポートに表示させるフィールドの表示条件を設定すると,レポートに表示させるデータを目的に合った項目だけに絞り込むことができます。また,複数の条件をフィルター条件として設定できます。
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[新規レポート > フィルター]画面の[フィールド]で,フィルターの対象となるフィールドを選択する。
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フィールドの表示条件を設定する。
例えば,エージェントがPFM - Agent for Platform(Windows)で,CPU使用率が高いプロセスの上位10個のリアルタイムレポートとして,Process Detail(PD)レコードに,PID(ID_PROCESS)フィールドの値が0でないときの条件を設定する場合,次のように設定します。
[フィールド]:PID
[条件]:<>
[値]:0
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[追加]ボタンをクリックする。
手順2で設定した条件が[条件式]に追加されます。
[条件式]:PID <> "0"
[条件式]に条件式が設定されていない場合は,条件式のないレポートとして登録されます。
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[次へ >]ボタンをクリックする。
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レポート種別が[リアルタイム(1つのエージェント)]の場合
[新規レポート > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面に遷移します。「5.3.6(1) リアルタイムレポートの表示情報を設定する」に進んでください。
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レポート種別が[履歴(1つのエージェント)]または[履歴(複数のエージェント)]の場合
[新規レポート > 表示設定(履歴レポート)]画面に遷移します。「5.3.6(2) 履歴レポートの表示情報を設定する」に進んでください。
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- 参考 レポート表示時にフィルター条件を設定したいとき
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[表示時に指定]をチェックしておくと,レポートを表示させる際にフィルター条件を設定できます。[新規レポート > フィルター]画面であらかじめ定義した条件でレポートを表示させたい場合は,チェックを外してください。
注意
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Storeデータベースへの記録時に追加される"Date"フィールド,"Time"フィールド,"Date and Time"フィールドを履歴レポートのフィルター条件に指定する場合,次の注意事項があります。
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フィルター条件として有効な単位は「年」「月」「日」「時」「分」となり,「秒」の単位は無視されます。
・「Date and Time < 2009 03 15 10:00:01」と設定した場合,"2009/03/15 09:59:00"以前のデータを取得して表示します。
・「Date = 2009 03 15 10:01:00」と設定した場合,"2009/03/15 10:00:00"以前のデータを取得して表示します。
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各フィールドはGMTで記録しているため,フィルター条件に指定した日付と時刻をGMTへ変換してからStoreデータベースを検索し,一致するレコードをGMTからシステム時刻へ再度変換して表示します。そのため,GMT以外で運用している場合は,フィルター条件に指定する日時について時刻差を考慮する必要があります。
例えば,JST(日本標準時GMT+9:00)で運用している場合,フィルター条件に「Date = 2009 03 15」を設定すると,"2009/03/15 00:00:00"をGMTへ変換した"2009/03/14 15:00:00"と解釈して"2009/03/14"の日付でレコードを検索するため,"2009/03/14 09:00:00"から"2009/03/15 08:59:00"までの範囲のデータが表示されます。
この場合は,フィルター条件に「Date and Time >= 2009 03 15 00:00:00 AND Date and Time <= 2009 03 15 23:59:00」と指定することで,"2009/03/15 00:00:00"から"2009/03/15 23:59:00"までの範囲のデータを表示できます。
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フィルター条件で「Agent Type = Tag」と設定した場合,「Agent Type=T」と同じフィルター条件のデータが取得されます。
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現在日時から20年以上離れた日時を指定した場合,設定したフィルター条件とは異なるデータが取得されることがあります。