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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


4.1.5 PFM - Web Consoleのセットアップ手順

[図データ]は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する場合のオプションのセットアップ項目を示します。

ヒント

初期設定ファイル(config.xml)は,PFM - Web Consoleの動作環境を設定するファイルです。

〈この項の構成〉

(1) PFM - AgentまたはPFM - RMの登録[図データ]

PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleを使ってPFM - AgentまたはPFM - RMを一元管理するために,PFM - Web ConsoleにPFM - AgentまたはPFM - RMを登録する必要があります。

PFM - Web Consoleに登録されている場合には,本手順は不要です。登録されていない場合には,本手順により手動登録をしてください。

手動登録の要否については次の条件を確認してください。

次の条件を満たす場合に手動登録してください。

ただし,PFM - AgentまたはPFM - RMのリリースノートにセットアップコマンドの実行が必要であることが記載されている場合は,セットアップコマンドを実行してください。

図4‒4 PFM - AgentまたはPFM - RMの登録の流れ

[図データ]

注意
  • すでにPFM - AgentまたはPFM - RMの情報が登録されているPerformance Managementシステムに,新たに同じプロダクトIDで,同じバージョンのPFM - AgentまたはPFM - RMを追加した場合,PFM - AgentまたはPFM - RMの登録は必要ありません。

  • バージョンが異なる同じプロダクトIDのPFM - AgentまたはPFM - RMを,異なるホストにインストールする場合,最新バージョンのPFM - AgentまたはPFM - RMをセットアップしてください。

(a) PFM - AgentまたはPFM - RMのセットアップファイルをコピーする

PFM - AgentまたはPFM - RMをインストールしたホストにあるセットアップファイルをPFM - Web Consoleをインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。

  1. PFM - Web Consoleが起動されている場合は,PFM - Web Consoleを停止する。

  2. PFM - AgentまたはPFM - RMのセットアップファイルをバイナリーモードでコピーする。

    ファイルが格納されている場所およびファイルをコピーする場所を次の表に示します。

    表4‒4 コピーするセットアップファイル

    コピー元

    コピー先

    ホスト

    ファイル

    ホスト

    ファイル

    PFM - Agent,PFM - RM

    • Windowsの場合

      インストール先フォルダ\setup\jpcxxxxw.EXE

    PFM - Web Console

    インストール先フォルダ\setup\

    (凡例)

    xxxx」は,各PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスキーを示します。サービスキーの詳細は,各PFM - AgentまたはPFM - RMマニュアルを参照してください。

(b) PFM - Web Consoleホストでセットアップコマンドを実行する

PFM - Web ConsoleでPFM - AgentまたはPFM - RMをセットアップするための次のコマンドを実行します。

jpcwagtsetup

PFM - Web ConsoleホストにあるPFM - AgentまたはPFM - RMのセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除してもかまいません。

注意

PFM - Web ConsoleをPFM - AgentまたはPFM - RMと同一のホストにインストールしている場合でも,jpcwagtsetupコマンドの実行は必要です。

(2) ネットワークの設定[図データ]

Performance Managementを使用するネットワーク構成に応じて,変更する場合に必要な設定です。

ネットワークの設定では次の設定ができます。

(3) 初期設定ファイル(config.xml)の設定[図データ]

PFM - Web Consoleを動作させるための設定が,初期設定ファイル(config.xml)に定義されています。この初期設定の内容を変更する場合に必要な設定です。

config.xmlファイルは,PFM - Web Consoleのログファイルに関する設定やコンソール画面に表示するデータの最大値などを設定できます。詳細については,「4.4.7 PFM - Web Consoleの設定の変更手順」を参照してください。

(4) PFM - Web Consoleの接続先PFM - Managerの設定[図データ]

接続先のPFM - Managerを設定するには,初期設定ファイル(config.xml)に設定します。

詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,定義ファイルについて説明している章を参照してください。

(5) PFM - Web Consoleの認証用のキーファイルの作成[図データ]

PFM - Web Consoleのコマンドを実行する場合は,あらかじめjpcmkkeyコマンドを実行しておく必要があります。jpcmkkeyコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

(6) Webブラウザと監視コンソールサーバ間の暗号化通信の設定[図データ]

Webブラウザと監視コンソールサーバ間で暗号化通信を利用する場合は,PFM - Web ConsoleとWebブラウザで設定が必要です。詳細については「4.3.15 Webブラウザと監視コンソールサーバ間の暗号化通信の設定および変更の流れ」を参照してください。