5.3.12 PFM - Web Consoleの物理ホスト名の変更手順
JP1/SLMと連携している場合には作業の前に,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,JP1/SLMと連携したあとにホスト名を変更する場合の流れについて説明している個所を参照してください。
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PFM - Web Consoleホストでサービスを停止する。
ホスト名を変更するPFM - Managerに接続するPFM - Web ConsoleホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止します。サービスの停止にはjpcwstopコマンドを使用してください。
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通信で使用するホスト名の設定でホスト名を変更している場合,ホスト名を変更する。
PFM - Web Consoleホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Managerホストからは通信できないIPアドレスである場合で,初期設定ファイル(config.xml)にPFM - Web Consoleホストのホスト名を指定しているときは,変更後のホスト名に変更します。
変更方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,PFM - ManagerとPFM - Web ConsoleおよびJP1/SLMの通信で使用するホスト名の設定について説明している個所を参照してください。
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統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視をしている場合,ホスト名を変更する。
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JP1ユーザーイベントを設定している場合
モニター画面呼び出し定義ファイル,および統合機能メニュー定義ファイルのホスト名を変更後のホスト名に変更します。
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JP1システムイベントを設定している場合
[JP1 Event Send Host]−[Monitoring Console Host]プロパティの設定を変更後のホスト名に変更します。
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セントラルコンソール上のイベントからPerformance Managementのレポートを表示する設定をしている場合
性能レポート表示定義ファイル(performance.conf)に設定しているPFM - Web Consoleのホスト名を変更します。
統合管理製品(JP1/IM)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視について説明している章を参照してください。
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ジョブ管理製品(JP1/AJS3)と連携した稼働監視をしている場合,ホスト名を変更する。
JP1/AJS3 - Web Consoleの環境設定ファイル(ajs3web.conf)に設定しているPFM - Web Consoleのホスト名を変更します。
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PFM - Web Consoleホストの物理ホスト名を変更する。
PFM - Web Consoleホストの物理ホスト名を変更します。マシンの再起動が必要な場合は,再起動後にPerformance Managementのプログラムおよびサービスが自動起動しないように,設定を変更しておいてください。PFM - Web Consoleホスト上での作業が完了したあと,Performance Managementのプログラムおよびサービスが自動起動するように,設定を元に戻してください。
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Webブラウザと監視コンソールサーバ間の暗号化通信を有効にしている場合,証明書を再取得する。
変更後のホスト名で証明書を取得し直す必要があります。
詳細については,「4.3.15 Webブラウザと監視コンソールサーバ間の暗号化通信の設定および変更の流れ」を参照してください。
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PFM - Web Consoleホストで,サービスを起動する。
ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - Web ConsoleホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスを起動します。サービスの起動にはjpcwstartコマンドを使用してください。
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統合管理製品(JP1/IM)と連携している場合は,統合管理製品(JP1/IM)を再起動する。
JP1/IMのjco_spmd_reloadコマンドを実施することでも設定を反映できます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」を参照してください。
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ジョブ管理製品(JP1/AJS3)と連携した稼働監視をしている場合は,ジョブ管理製品(JP1/AJS3)のサービスを再起動する。