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JP1 Version 12 パフォーマンス管理 基本ガイド


2.1.3 レポート機能とは

レポート機能とは,監視対象から収集した稼働情報(レコードまたはフィールド)を,設定に従いグラフや表でわかりやすく表示する機能です。例えば,あるサーバの1か月間のCPU利用率を折れ線グラフで表示するといった設定ができます。

レポートの種類

レポートには,履歴レポートとリアルタイムレポートの2種類があります。

履歴レポート

監視対象の過去から現在までの情報の推移を示すレポートです。監視対象の傾向を分析したい場合に作成します。

リアルタイムレポート

監視対象の現在の情報を示すレポートです。稼働情報の履歴を取得していない監視項目に関して,一時的に状態を確認したい場合に作成します。一定時間ごとに自動更新して,最新のデータが表示されるように設定できます。

レポート機能の仕組み

レポート機能では,レコードおよびフィールドに格納されている情報を,グラフや表の形式でわかりやすく表示します。1つのレポートには,1つのレコードを定義します。

「System Overview」(履歴レポート)というレポートを例に,レコード,フィールド,およびレポートの関係を,次の図に示します。

[図データ]

レポートの定義方法

レポートは,次の方法で定義できます。

なお,このマニュアルでは,監視テンプレートをそのまま使用する方法について説明しています。そのほかの方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の「レポート作成の方法と流れ」のトピックを参照してください。

関連項目