4.5.1 [案件作成]画面から案件を作成する
[案件作成]画面から案件を作成します。この操作ができるのは,次のユーザーです。
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プロセスワークボード管理者
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対象となるプロセスワークボードの案件の作成権限を持つユーザー
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プロセスワークボード管理ロールに所属しているユーザー
- 〈この項の構成〉
(1) 案件を作成する手順
案件を作成する手順を次に示します。
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メイン画面(案件一覧)のプロセスワークボード一覧から,案件を作成するプロセスワークボードを選択する。
状態が「運用中」のプロセスワークボードを選択してください。
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メニューから[新規作成]−[案件の作成]を選択する。
[案件作成]画面が表示されます。選択したプロセスワークボードの種類によって,[案件作成]画面の項目が異なります。インシデント管理の場合の[案件作成]画面を次の図に示します。なお,プロセスの名称はデフォルトの名称です。カスタマイズによって名称が異なる場合があります。
図4‒16 [案件作成]画面(インシデント管理の場合) -
案件情報を入力する。
「タイトル」,「ステータス」および「担当者」は必ず入力してください。担当者はステータスを設定しないと,選択できません。担当者には,ロール名,ロールに所属しているメンバー名,ユーザー名のどれかから選択してください。なお,「担当者」にはあらかじめ値が設定されている場合があります。あらかじめ設定された担当者は,変更できます。詳細については,以降の「担当者の入力について」を参照してください。
[詳細]ボタンをクリックすると,[ユーザーの詳細情報]画面または[ロールの詳細情報]画面が表示されます。[一覧]ボタンをクリックすると,[メンバー一覧]画面または[ロール一覧]画面が表示されます。
[ロールメンバ選択]チェックボックスをチェックすると,ロールに所属しているメンバー名を選択できるようになり,ロール名を選択できなくなります。
ボタンをクリックすると,あらかじめ設定された候補値が表示されます。また,項目間の連携が設定されている場合は,関連元の項目で選択した候補値に対応して,関連先で表示される候補値が変化します。
項目名に「*」が付いている項目は,必ず情報を入力してください。項目名に「(*)」が付いている項目は,案件のクローズ時に必ず情報を入力してください。
[カレンダー]ボタンをクリックすると,[カレンダー]画面が表示され,発生日時や登録日時の日付を画面から選択できます。また,[カレンダー]画面で日付を選択したときの現在時刻※が自動で入力されます。
[設定]ボタンをクリックすると,次に示す[リンク設定]画面が表示され,機器情報や関連案件,関連情報のURLを設定できます。
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メニューから[アクション]−[ファイルを添付]を選択する,または[添付]ボタンをクリックする。
[ファイルを添付]画面が表示されます。必要に応じて,添付ファイルを設定してください。
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メニューから[登録]を選択する。
案件が作成され,メイン画面(案件一覧)に戻ります。
「プロセス」,「システム」,「案件ID」,「プロセス間ID」,「登録者」,「登録日時」は自動的に登録されます。
- 担当者の入力について
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案件の登録先のプロセスワークボードでステータスの初期担当者を設定している場合,入力したステータスを入力すると自動で担当者が設定されます。また,ステータスの初期担当者を設定していない場合は,ステータスの編集権限を持つユーザーおよびロールの数によって担当者に設定される値が異なります。ステータスの初期担当者を設定していない場合,担当者に設定される値を,次の表に示します。
表4‒18 担当者に設定される値(ステータスの初期担当者を設定していない場合) 項番
編集権限を持つユーザーまたはロールの数
ステータスの初期担当者の設定
設定される値
1
0
設定していない
プロセスワークボード管理者
2
1
設定に依存しない
編集権限を持つユーザーまたはロール
3
複数
設定している
ステータスの初期担当者
4
複数
設定していない
空欄
- 注意事項
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[ロールメンバ選択]チェックボックスをチェックした場合,プルダウンメニューに表示されるメンバーが多過ぎると,表示性能が悪くなり操作に影響を与えます。担当者に選択できるロール,ロールに所属するメンバー,ユーザーの合計の数は100個程度としてください。
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[ロールメンバ選択]チェックボックスをチェックして担当者を入力しようとした場合,マウスホイールを使ってロールに所属するメンバーを選択しようとすると,ロール名を選択できてしまうことがあります。このとき,ロールの情報を表示したり,担当者にロールを登録したりすることはできません。担当者用のプルダウンメニューを表示し,プルダウンメニューからロールのメンバーを選択してください。
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対象となるプロセスワークボードに対して案件ごとに参照権限を設定している場合,[案件ごとの参照権限所有者]に案件を参照できるユーザーまたはロールを入力してください。なお,[案件ごとの参照権限所有者]は任意の表示名に変更できます。案件ごとに参照権限が設定されている場合の[案件作成]画面の例を,次の図に示します。
図4‒18 [案件作成]画面(案件ごとに参照権限が設定されている場合)
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(2) [案件作成]画面での操作
[案件作成]画面からできる操作を次に示します。
(a) メニュー
- [登録]
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案件を登録できます。
- [アクション]
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- [ファイルを添付]
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案件にファイルを添付できます。選択すると,[ファイルを添付]画面が表示されます。
- [閉じる]
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[案件作成]画面を閉じます。