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JP1 Version 12 JP1/Service Support 操作ガイド


4.5.1 [案件作成]画面から案件を作成する

[案件作成]画面から案件を作成します。この操作ができるのは,次のユーザーです。

〈この項の構成〉

(1) 案件を作成する手順

案件を作成する手順を次に示します。

  1. メイン画面(案件一覧)のプロセスワークボード一覧から,案件を作成するプロセスワークボードを選択する。

    状態が「運用中」のプロセスワークボードを選択してください。

  2. メニューから[新規作成]−[案件の作成]を選択する。

    [案件作成]画面が表示されます。選択したプロセスワークボードの種類によって,[案件作成]画面の項目が異なります。インシデント管理の場合の[案件作成]画面を次の図に示します。なお,プロセスの名称はデフォルトの名称です。カスタマイズによって名称が異なる場合があります。

    図4‒16 [案件作成]画面(インシデント管理の場合)

    [図データ]

  3. 案件情報を入力する。

    「タイトル」,「ステータス」および「担当者」は必ず入力してください。担当者はステータスを設定しないと,選択できません。担当者には,ロール名,ロールに所属しているメンバー名,ユーザー名のどれかから選択してください。なお,「担当者」にはあらかじめ値が設定されている場合があります。あらかじめ設定された担当者は,変更できます。詳細については,以降の「担当者の入力について」を参照してください。

    [詳細]ボタンをクリックすると,[ユーザーの詳細情報]画面または[ロールの詳細情報]画面が表示されます。[一覧]ボタンをクリックすると,[メンバー一覧]画面または[ロール一覧]画面が表示されます。

    [ロールメンバ選択]チェックボックスをチェックすると,ロールに所属しているメンバー名を選択できるようになり,ロール名を選択できなくなります。

    [図データ]ボタンをクリックすると,あらかじめ設定された候補値が表示されます。また,項目間の連携が設定されている場合は,関連元の項目で選択した候補値に対応して,関連先で表示される候補値が変化します。

    項目名に「*」が付いている項目は,必ず情報を入力してください。項目名に「(*)」が付いている項目は,案件のクローズ時に必ず情報を入力してください。

    [カレンダー]ボタンをクリックすると,[カレンダー]画面が表示され,発生日時や登録日時の日付を画面から選択できます。また,[カレンダー]画面で日付を選択したときの現在時刻が自動で入力されます。

    [設定]ボタンをクリックすると,次に示す[リンク設定]画面が表示され,機器情報や関連案件,関連情報のURLを設定できます。

    注※

    自動で入力される現在時刻は[案件作成]画面を表示させた時刻です。ただし,すでに時刻が入力済みの場合,時刻は自動で更新されません。

    図4‒17 [リンク設定]画面

    [図データ]

  4. メニューから[アクション]−[ファイルを添付]を選択する,または[添付]ボタンをクリックする。

    [ファイルを添付]画面が表示されます。必要に応じて,添付ファイルを設定してください。

  5. メニューから[登録]を選択する。

    案件が作成され,メイン画面(案件一覧)に戻ります。

    「プロセス」,「システム」,「案件ID」,「プロセス間ID」,「登録者」,「登録日時」は自動的に登録されます。

担当者の入力について

案件の登録先のプロセスワークボードでステータスの初期担当者を設定している場合,入力したステータスを入力すると自動で担当者が設定されます。また,ステータスの初期担当者を設定していない場合は,ステータスの編集権限を持つユーザーおよびロールの数によって担当者に設定される値が異なります。ステータスの初期担当者を設定していない場合,担当者に設定される値を,次の表に示します。

表4‒18 担当者に設定される値(ステータスの初期担当者を設定していない場合)

項番

編集権限を持つユーザーまたはロールの数

ステータスの初期担当者の設定

設定される値

1

0

設定していない

プロセスワークボード管理者

2

1

設定に依存しない

編集権限を持つユーザーまたはロール

3

複数

設定している

ステータスの初期担当者

4

複数

設定していない

空欄

注意事項
  • [ロールメンバ選択]チェックボックスをチェックした場合,プルダウンメニューに表示されるメンバーが多過ぎると,表示性能が悪くなり操作に影響を与えます。担当者に選択できるロール,ロールに所属するメンバー,ユーザーの合計の数は100個程度としてください。

  • [ロールメンバ選択]チェックボックスをチェックして担当者を入力しようとした場合,マウスホイールを使ってロールに所属するメンバーを選択しようとすると,ロール名を選択できてしまうことがあります。このとき,ロールの情報を表示したり,担当者にロールを登録したりすることはできません。担当者用のプルダウンメニューを表示し,プルダウンメニューからロールのメンバーを選択してください。

  • 対象となるプロセスワークボードに対して案件ごとに参照権限を設定している場合,[案件ごとの参照権限所有者]に案件を参照できるユーザーまたはロールを入力してください。なお,[案件ごとの参照権限所有者]は任意の表示名に変更できます。案件ごとに参照権限が設定されている場合の[案件作成]画面の例を,次の図に示します。

    図4‒18 [案件作成]画面(案件ごとに参照権限が設定されている場合)

    [図データ]

(2) [案件作成]画面での操作

[案件作成]画面からできる操作を次に示します。

(a) メニュー

[登録]

案件を登録できます。

[アクション]
[ファイルを添付]

案件にファイルを添付できます。選択すると,[ファイルを添付]画面が表示されます。

[閉じる]

[案件作成]画面を閉じます。