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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


KNAB28026-E

インポート対象のCSVデータが不正です(ファイル名:ファイル名,行:不正データの行,列:不正データの列,エラー詳細:エラー詳細

案件情報拡張インポートコマンドのオプションで指定した,インポート対象のCSVデータが不正です。

不正データの列が特定できない場合は,「-(ハイフン)」が表示されます。

パイプ区切りで複数の情報を表示する項目にエラーがあった場合は,エラー詳細のあとにエラーの個所が表示されます。

(S)

コマンドの処理を中止します。

(O)

エラー詳細を基に,次に示す対処をしてください。そのあと,コマンドを再実行してください。

ファイルフォーマット不正

次のどちらかの対処をしてください。

  • CSVの各項目が「"(ダブルクォーテーション)」で囲まれているか確認してください。

  • インポート対象のCSVファイルの列数に過不足がないか確認してください。

指定ID不正

CSVデータに記載されているIDに該当するデータが,案件管理DBに存在しません。CSVデータを見直すか,該当IDのデータを案件管理DBに作成してください。

フォルダ構成とインポートデータが不一致

-iオプションで指定したフォルダ配下の構成と,CSVファイルに入力されているシステムおよびプロセスワークボードの情報が不一致です。次に示す情報を,インポート先のシステム情報と合わせてください。

  • 対象システムのシステムID

  • プロセスワークボードID

IDと名称が不一致

インポート先のJP1/Service Supportに登録されているID情報から取得した名称と,CSVデータに入力されている名称が不一致です。次に示す情報を,インポート先のシステム情報と合わせてください。

  • 対象システム

  • 案件ステータス

  • エスカレーション先システム

添付ファイルが不正

次に示す対処をしてください。

  • 案件情報CSVファイルに記載されている添付ファイルが,-iオプションで指定したフォルダ配下の適切な個所に存在しているかを確認してください。添付ファイルの格納先フォルダ名は,関連する案件のプロセスワークボード内通し番号が5けた未満の場合,先頭を「0(ゼロ)」で埋めた値にする必要があります。また,ファイル名に含まれる添付ファイルIDは,案件情報CSVファイルに入力した添付ファイルIDと合わせる必要があります。

  • ファイル名に含まれる添付ファイルIDが,同一フォルダ内で一意になっているか確認してください。

  • 案件の添付ファイルの容量が,JP1/Service Supportに登録できる上限を超えていないか確認してください。

項目間の整合性が不正

複数の項目の整合性が満たされていません。「13. 定義ファイル」の「案件情報拡張入力ファイル(任意)」を参照して,各項目の指定値の見直しを行ってください。

使用文字不正

項目に設定できない文字または値が,CSVファイルに入力されています。項目の指定値を見直してください。

フォーマット不正

項目のフォーマットが不正です。項目の型に適したフォーマットになっているか見直してください。

指定値の範囲不正

項目に指定できるバイト数の下限または上限を超えています。指定値を見直してください。なお,改行文字を置換する機能を利用している場合は,置換後の文字列が範囲内の長さになるように見直してください。

ソート不正

CSVデータが,プロセスワークボード内通し番号,バージョン番号の昇順でソートされていません。昇順になるように見直してください。