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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


14.2.2 JP1/Service Supportのデータベースがイベントログに出力するメッセージ

[ソース]に識別子「JP1/Service Support - DB Server」と表示されるものが,JP1/Service Supportのデータベースが出力するメッセージです。JP1/Service Supportのデータベースがイベントログに出力するメッセージ情報の一覧を次の表に示します。

表14‒3 JP1/Service Supportのデータベースがイベントログに出力するメッセージ

メッセージID

イベントID

種類

説明

対処

KFPS01850-I

30000

情報

案件管理DBが停止しました。

KFPS05210-I

30000

情報

案件管理DBの起動が完了しました。

「JP1/Service Support - DB Server」サービスを開始した直後は,案件管理DBの起動処理が完了していないため,起動が完了したかどうかを正確に判断したいときは,このメッセージが出力されているかどうかで判断してください。

KFPH00211-I

30000

情報

データベースの残り容量が少なくなっています。データベースの使用容量が全容量の80%,90%,100%になったタイミングで出力されます。

案件保存DBを使用していない場合

不要なデータを削除して,次の操作を実行してください。

  1. jssdelrecコマンドを実行し,削除待ち状態のデータを削除する。

  2. jssdbrorg.batコマンドを実行し,案件管理DBの空き領域を再編成する。

同じメッセージが再度表示される場合は,次の手順で案件管理DBのサイズを大きくしてください。

  1. jssdbbackup.batコマンドで案件管理DBをバックアップ(拡張用)する。

  2. jsssetup.batコマンドで案件管理DBのサイズを大きくする。

  3. jssdbrecovery.batコマンドで,手順1で取得したバックアップデータをリカバリーする。

案件保存DBを使用している場合

案件管理DBまたは案件保存DBの容量が不足しています。jssdbstatchk.batコマンドを実行して,案件管理DBと案件保存DBのデータベース容量の使用率を確認してください。

案件管理DBの容量が不足している場合は,不要なデータを削除するか,案件を保存してください。それぞれの手順を次に示します。

  • 不要なデータの削除

  1. 不要なデータを削除する。

  2. jssdelrecコマンドを実行し,削除待ち状態のデータを削除する。

  3. jssdbrorg.batコマンドを実行し,案件管理DBの空き領域を再編成する。

  • 案件の保存

  1. jssitemstoreコマンドを実行し,クローズ済みの古い案件を案件保存DBに保存する。

  2. jssdbrorg.batコマンドを実行し,案件管理DBの空き領域を再編成する。

案件保存DBの容量が不足している場合は,事前に設計した案件保存DBの運用に従って,案件保存DBの拡張や保存エリアの切り替えなどを実施して対処してください。それらの手順については,「11.2.11 案件保存DBの保存先の切り替え」,または「11.2.12 案件保存DBの拡張」を参照してください。

KFPH00212-I

30000

情報

データベースの再編成が必要です。

KFPH00213-W

30001

警告

データベースの容量が不足しています。データベースの領域を使い切った場合に出力されます。

(凡例)

−:該当しない

これ以外の「KFP」で始まるメッセージが表示された場合は,案件管理DBで障害が発生したおそれがあります。資料を採取して,システム管理者に連絡してください。