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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


ユーザーログ定義ファイル(jp1informperiod.conf)

〈このページの構成〉

説明

jssinformperiodコマンドの実行結果をユーザー公開用のログファイル(jssinformperiod_info数字.log)に出力するかどうか,また,そのログファイルのサイズ,面数を定義したファイルです。デフォルトでは,出力する設定となっています。JP1/Service Support - Task Serviceサービスを起動してjssinformperiodコマンドを自動実行する場合には,ログファイルに実行結果を出力する運用にしてください。

形式

;コメント文
[LOG]
INFORM_LOG=ログファイルを出力する,または出力しない
INFORM_FILESIZE=ログファイルサイズ
INFORM_FILENUM=ログファイル面数

;(セミコロン)で始まる行は,コメント扱いとなります。

ファイル名

格納先フォルダ

JP1/SSパス\conf\command\

定義の反映時期

jssinformperiod(期限前通知)コマンドを実行すると,定義がJP1/Service Supportに反映されます。

記述内容

次で説明する指定キーが編集できます。なお,指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表13‒79 ユーザーログ定義ファイルで設定できる指定キー一覧

指定キー名

説明

デフォルト値

INFORM_LOG

ログファイル(jssinformperiod_info数字.log)を出力するかどうかを指定する。設定が不正な場合は,ログファイルは出力されない。

出力先フォルダ:JP1/SSパス\log\public\

指定できる値はY(出力する),またはN(出力しない)。

Y

INFORM_FILESIZE

ログファイル(jssinformperiod_info数字.log)のサイズをキロバイト換算で指定する。

指定できる値は4〜16384の半角数字(整数)。

8192

INFORM_FILENUM

ログファイル(jssinformperiod_info数字.log)の面数を指定する。

指定できる値は1〜64の半角数字(整数)。

2

ログファイルに出力されるメッセージ

ログファイルに出力されるメッセージについては,「14.1 メッセージの出力先」を参照してください。

注意事項

ログファイルを出力する設定にすると,ログファイル出力先フォルダ(JP1/SSパス\log\public\)下にmmapフォルダが作成されます。運用開始後,ログファイルのサイズと面数を変更する場合には,このmmapフォルダを削除してください。削除しないと変更が有効になりません。

定義例

ログファイルを出力する設定に変更した場合の定義例を次に示します。この定義例ではログファイルのサイズを10メガバイト(10,240キロバイト),面数を4に変更しています。

[LOG]
INFORM_LOG=Y
INFORM_FILESIZE=10240
INFORM_FILENUM=4