Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


コードマッピングファイル(jp1imss_itementry_codemap.conf)

〈このページの構成〉

説明

jssitementryコマンドで指定したオプション情報と案件フォームの選択肢コードの案件の項目に表示される情報を関連づけるための定義ファイルです。なお,このファイルは,デフォルトで定義されている選択式の案件の項目に対応しているため,編集しないでください。

案件の項目やステータス名などをカスタマイズした場合には,そのカスタマイズ内容に合わせ,ファイルを新規に作成してください。

なお,新規にコードマッピングファイルを作成する場合は,絶対パスで255バイト以下のファイル名にしてください。

形式

;コメント文
[SEVERITY]
Emergency=1
 :
[IMPACT]
S=1
 :
[PRIORITY]
N=1
 :
[ITEMCATEGORY]
QUE=1
 :
[ISSUECATEGORY]
APP=1
 :
[CITYPE]
HOST=0
 :

;(セミコロン)で始まる行は,コメント扱いとなります。

ファイル名

格納先フォルダ

JP1/SSパス\conf\command\

定義の反映時期

jssitementryコマンドを実行すると,定義がJP1/Service Supportに反映されます。

記述内容

コードマッピングファイルの形式は,次のようになっています。

[セクション]
キー=
キー=
 :

セクションには,案件の項目を表す名称を指定します。これはコードマッピングファイル内で決まった名称となります。キーにはjssitementryコマンドのオプションで指定する値を指定します。キーに指定できる文字列は,半角英数字または全角文字です。には案件フォーム定義ファイルで定義されている選択肢コードの表示順序を指定します。

JP1/Service Supportをデフォルトの案件フォームで運用する場合には,製品が提供するコードマッピングファイルをそのまま使用できます。ファイル内に定義可能なセクション,キー,値は次の表のとおりです。

ただし,案件フォームをカスタマイズした場合には,そのカスタマイズに合わせて,内容を編集したコードマッピングファイルを新規に作成する必要があります。

表13‒27 コードマッピングファイルに定義可能なセクション,キー,値

セクション

説明

キー

案件項目での

選択肢コード

SEVERITY

案件項目「重大度」の選択値を決定するためのセクション

Emergency

緊急

1

Alert

警戒

2

Critical

致命的

3

Error

エラー

4

Warning

警告

5

Notice

通知

6

Information

情報

7

Debug

デバッグ

8

IMPACT

案件項目「影響度」の選択値を決定するためのセクション

S

1

M

2

B

3

PRIORITY

案件項目「優先度」の選択値を決定するためのセクション

N

通常

1

M

至急

2

H

大至急

3

ITEMCATEGORY

案件項目「案件種別」の選択値を決定するためのセクション

QUE

問い合わせ

1

FAL

障害

2

CR

顧客要望

3

ISSUECATEGORY

案件項目「問題分野」の選択値を決定するためのセクション

APP

アプリケーション

1

MID

ミドルウェア

2

OS

OS

3

HRD

ハードウェア

4

NET

ネットワーク

5

PRO

プロセス

6

CITYPE

案件項目「資産種別」の選択値を決定するためのセクション

HOST

ホスト名(JP1/NETM/AIMまたはJP1/ITDM2 - Asset Console)

0

IP

IPアドレス(JP1/NETM/AIMまたはJP1/ITDM2 - Asset Console)

1

ASSETID

資産番号

2

UCMDBHOST

ホスト名(JP1/UCMDB)

3

UCMDBIP

IPアドレス(JP1/UCMDB)

4

UCMDBID

JP1/UCMDB ID

5

USERCODE01

ユーザー拡張コード

任意

任意

任意

USERCODE02

USERCODE03

USERCODE04

USERCODE05

注意事項

定義例

デフォルトで提供しているコードマッピングファイル(jp1imss_itementry_codemap.conf)の内容を次に示します。

[SEVERITY]
Emergency=1
Alert=2
Critical=3
Error=4
Warning=5
Notice=6
Information=7
Debug=8
 
[IMPACT]
S=1
M=2
B=3
 
[PRIORITY]
N=1
M=2
H=3
 
[ITEMCATEGORY]
QUE=1
FAL=2
CR=3
 
[ISSUECATEGORY]
APP=1
MID=2
OS=3
HRD=4
NET=5
PRO=6
 
[CITYPE]
HOST=0
IP=1
ASSETID=2
UCMDBHOST=3
UCMDBIP=4
UCMDBID=5
 
[USERCODE01]
 
[USERCODE02]
 
[USERCODE03]
 
[USERCODE04]
 
[USERCODE05]