jssformdef(案件フォーム登録)
機能
ユーザーがカスタマイズした案件フォーム定義ファイルを登録します。
形式
jssformdef -f 案件フォーム定義ファイル名 [-n]
実行権限
Administrators権限
格納先フォルダ
JP1/SSパス\bin\
引数
-f 案件フォーム定義ファイル名
案件フォーム定義ファイル名を指定します。ファイル名は絶対パス,または相対パスで指定できます。案件フォーム定義ファイルの詳細については,「13. 定義ファイル」の「案件フォーム定義ファイル(任意)」を参照してください。
-n
プロセスごとに指定している案件フォームへ適用するかどうかを指定します。-nオプションを指定した場合は,登録された案件フォームは,プロセスごとの案件フォームへは適用されません。-nオプションを省略した場合は,登録された案件フォームは,案件フォームIDに対応するプロセスの,プロセスごとの案件フォームへ適用されます。
また,-nオプションを指定した場合は,JP1/Service SupportサービスおよびJP1/Service Support - Web Serviceサービスを停止しないでjssformdefコマンドを実行できます。-nオプションを省略した場合は,それらのサービスを停止しておく必要があります。
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |
実行時の前提条件
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コマンド実行時のサービスの状態については,「12. コマンド」の「コマンド実行時のサービスの状態」を参照してください。
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jssformdefコマンドの実行中に,ほかのJP1/Service Supportのコマンドを実行しないでください。
注意事項
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jssformdefコマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キーなどでコマンドの実行を打ち切った場合,案件フォームの登録に失敗するおそれがあります。このため,コマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キーなどで実行を打ち切らないでください。もし実行を打ち切った場合は,しばらく時間を置いてからコマンドを再実行してください。
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入力するファイルは,JP1/Service Supportがインストールされているマシンのシステムロケールに応じた文字コードで作成したファイルを指定してください。使用できる文字コードを次に示します。
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日本語環境の場合:UTF-8
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英語環境の場合:UTF-8
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中国語環境の場合:UTF-8
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-fオプションで指定する案件フォーム定義ファイルのファイル名および定義内容にUnicodeの補助文字を使用した場合,案件フォーム登録コマンドが異常終了することがあります。案件フォーム定義ファイルのファイル名,および定義内容にUnicodeの補助文字を使用しないでください。
Unicodeの補助文字とは,次の文字のことです。
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基本多言語面(BMP)以外の文字
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UnicodeのコードポイントU+10000〜U+10FFFFの範囲の文字
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UTF-16エンコーディングのサロゲート・ペアで表される文字
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使用例
カスタマイズした案件フォーム定義ファイル(c:\customize\form01.xml)を登録する場合の指定例を次に示します。
jssformdef -f c:\customize\form01.xml