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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


4.11.3 WWWアプリケーションとの連携

JP1/Service Supportには,画面に表示される案件の項目「関連情報」から関連情報が掲載されている画面を呼び出す機能があります。この機能を利用して連携製品の管理情報を参照できます。

JP1/Service Supportで管理している次の情報をWWWアプリケーションに引き継げるため,WWWアプリケーションから案件編集コマンドを実行して,案件情報の編集もできます。

プロセスワークボードIDおよびプロセスワークボード内通し番号はHttpRequestから取得できます。情報を取得するために使用するキー情報を次の表に示します。

表4‒12 HttpRequestから情報を取得するために使用するキー情報

WWWアプリケーションへ引き継ぐ情報

情報を取得するためのキー

プロセスワークボードID

hptl_jp1_imss_pwbid

プロセスワークボード内通し番号

hptl_jp1_imss_itemno

案件編集コマンドの詳細については,「12. コマンド」の「jssitemedit(案件編集)」を参照してください。

また,プロセスワークボードIDおよびプロセスワークボード内通し番号のほかにも,JP1/Service SupportからWWWアプリケーションへパラメーターを引き継ぐことができます。これによって,案件情報をWWWアプリケーションで利用できるようになります。

WWWアプリケーションに引き継ぐ案件情報は,次に示すシステムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)のキーで設定します。

注※1 プロセスワークボードIDとプロセスワークボード内通し番号だけを引き継ぐ場合は設定不要です。

注※2 WWWアプリケーションで引き継いだ情報を取得するために使用するキーを,変更したい場合に指定してください。

各キーの詳細や,WWWアプリケーションに引き継いだ案件情報を取得するために使用するキー情報については,「13. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照してください。

WWWアプリケーションへパラメーターを引き継ぐためには,次の情報を案件項目に入力する必要があります。

項番

案件項目

入力する情報

1

関連情報(JIMSD_FORM_LINKURL)

または

拡張リンク(JIMSD_FORM_REFINFO01〜JIMSD_FORM_REFINFO05)

パラメーターを引き継ぐWWWアプリケーションのURL

2

hptl_jp1_imss_add_item_info_$nキーに入力した案件項目※1

WWWアプリケーションに引き継ぐ情報※2

注※1

パラメーターを引き継ぐ際に案件項目が案件フォームに存在しない場合は,該当する案件項目を案件フォームに追加してください。

注※2

hptl_jp1_imss_add_item_info_$nキーを指定しなくても,プロセスワークボードIDおよびプロセスワークボード内通し番号はWWWアプリケーションへパラメーターを引き継ぐことができます。