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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


4.6.1 JP1/AOへ引き継がれる案件情報

JP1/Service SupportからJP1/AOの[サービス実行]ダイアログボックスを呼び出す際に,JP1/Service Supportの案件情報がJP1/AOへ引き継がれ,該当するJP1/AOの[サービス実行]ダイアログボックスを表示できます。

JP1/AOの[サービス実行]ダイアログボックスを呼び出す際に,JP1/AOに引き継がれる情報を,次に示します。

引き継がれる情報の各項目は,[案件作成]画面や[案件編集]画面で設定する必要があります。ただし,それらの項目は,案件フォームの項目IDにありません。案件フォームの項目IDのどれを引き継ぐ情報として使用するか,引き当てる必要があります。その際,「タスク名」に「案件ID(JIMSD_FORM_ITEMID)」を引き当てると,JP1/AO側でサービスを実行した案件を特定できます。どの項目IDを引き継ぐかは,システムプロパティファイルの「hptl_jp1_imss_ao_item_info_$n」で設定します。また,引き当てた該当の項目IDの名称を「サービスのリソースグループ名」「サービス名」または「タスク名」に変更したい場合は,案件フォームをカスタマイズする必要があります。その際,「サービスのリソースグループ名」および「サービス名」は,入力補助機能を使用してプルダウンで選択できるようにしておくと,入力ミスを防げます。

システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)の詳細については,「13. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照してください。案件フォームのカスタマイズについては,「9.9 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。入力補助機能については,「9.17 JP1/Service Support以外のシステムで管理している情報と連携するための環境設定」を参照してください。