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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


3.20.2 コマンドを使用した案件保存DBの操作

コマンドを使って案件保存DBを操作する機能の概要を次の図に示します。

図3‒50 コマンドを使用した案件保存DBを操作する機能の概要

[図データ]

JP1/Service Supportが案件保存DBを操作するために用意しているコマンドを次の表に示します。

表3‒62 案件保存DBを操作するためのコマンド

コマンドの種類

コマンド名

説明

セットアップ

jssitemstoredbsetup.bat

案件保存DBをセットアップする。また,クラスタ環境用に案件保存DBをセットアップする。

案件の情報の出力および削除

jssitemlist

JP1/Service Supportに登録されている案件を一覧で出力する。

jssitemhistory

JP1/Service Supportに登録されている案件の履歴を出力する。

jssitemexportEx

JP1/Service Supportに登録されている案件の情報を出力する。

jssstoreitemdel.bat

案件保存DBに保存された案件を,保存エリア単位で削除する。

案件保存DBのメンテナンス

jssdbinit.bat

案件管理DBおよび案件保存DBを初期化する。

jssdbbackup.bat

案件管理DBおよび案件保存DBをバックアップする。

jssdbrecovery.bat

バックアップデータを基に,案件管理DBおよび案件保存DBをリカバリーする。

jsshadbinit.bat

クラスタ環境用の共有ディスクにある案件管理DBおよび案件保存DBを初期化する。

jssitemstore

案件管理DBに登録されている案件を案件保存DBに格納する。また,案件保存DBに保存した案件を案件管理DBから削除する。

jssitemstoredbrotate

案件保存DBのアクティブな保存エリアを切り替える。

jssitemstoredbexpand.bat

案件保存DBの容量を追加する。

jssitemcount

案件管理DBおよび案件保存DBに登録されている案件数を確認する。

jssdbstatchk.bat

案件管理DBおよび案件保存DBの状態を確認する。

注※

JP1/Service Supportが用意する「JP1_SSコマンド プロンプト」から実行する必要があります。

各コマンドの詳細については,「12. コマンド」を参照してください。なお,コマンドの中には,JP1/Service Supportのサービスを一部停止してから実行する必要があるものがあります。これについては,「12. コマンド」の「コマンド実行時のサービスの状態」を参照してください。