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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


3.3.1 案件の詳細表示

JP1/Service Supportに登録された案件の詳細は,[案件参照]画面またはメイン画面(案件一覧)の案件プレビューで確認できます。担当している案件を解決するために過去の案件を調査したり,担当者の作業状況の詳細を確認したりする場合などに使用します。

[案件参照]画面を次の図に示します。

図3‒12 [案件参照]画面

[図データ]

表示項目はプロセスごとに異なります。また,表示項目をカスタマイズした場合は,図と異なる表示となります。

なお,参照している案件をほかのユーザーが編集中の場合,ヘッダーに「編集中のユーザー」が追加され,現在編集中のユーザー名が表示されます。

[案件参照]画面でできる操作について,次に示します。

案件の編集

表示している案件を編集できます。メニューから[アクション]−[案件の編集]を選択すると,[案件編集]画面が表示されます。ただし,保存案件を表示している場合は[案件の編集]が非活性となり,操作できません。

編集の取り消し

表示している案件の編集状態を解除できます。メニューから[アクション]−[編集の取り消し]を選択すると,取り消しを実行してよいか確認するダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると編集状態が解除されます。ただし,保存案件を表示している場合は[編集の取り消し]が非活性となり,操作できません。

案件の引き戻し

表示している案件を引き戻す(現在のステータスと担当者を遷移前の状態に戻す)ことができます。メニューから[アクション]−[案件の引き戻し]を選択すると,案件の引き戻しを実行してよいか確認するダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,案件が引き戻されます。ただし,保存案件を表示している場合は[案件の引き戻し]が非活性となり,操作できません。また,プロセスワークボードで案件の引き戻し機能を使用する設定がされていない場合は,メニューに表示されません。

内容を引き継いで案件作成

表示している案件の案件情報を引き継いだ状態で新規案件を作成できます。メニューから[新規作成]−[内容を引き継いで案件作成]を選択すると,[登録先プロセスワークボード選択]画面が表示されます。プロセスを選択して[OK]ボタンをクリックすると,[案件参照]画面に表示された案件の案件情報を引き継いだ状態の[案件作成]画面が表示され,[登録先プロセスワークボード選択]画面で選択したプロセスに案件を作成できます。

ただし,[履歴の表示]画面から[案件参照]画面に遷移した場合は非活性となり,操作できません。

エスカレーション

表示している案件をエスカレーションできます。メニューから[アクション]−[エスカレーション]を選択すると,[エスカレーション先指定]画面が表示されます。ただし,保存案件を表示している場合は[エスカレーション]が非活性となり,操作できません。

履歴の表示

表示している案件の履歴を表示できます。メニューから[アクション]−[履歴の表示]を選択すると,[履歴の表示]画面が表示されます。

進捗の表示

表示している案件の進捗を表示できます。メニューから[アクション]−[進捗の表示]を選択すると,[進捗表示]画面が表示されます。

作業状況の表示

表示している案件の処理状況を一覧で表示できます。メニューから[アクション]−[作業状況の表示]を選択すると,[作業状況の表示]画面が表示されます。

印刷画面を表示

表示している案件の印刷画面を表示できます。メニューから[アクション]−[印刷画面を表示]を選択すると,案件印刷画面が表示されます。

案件印刷画面を印刷

表示している案件の印刷画面の表示内容を印刷できます。WWWブラウザーの印刷機能を使用すると,表示内容が印刷されます。

関連案件状態の表示

表示している案件の関連案件を表示できます。メニューから[アクション]−[関連案件状態の表示]を選択すると,[関連案件状態]画面が表示されます。

添付ファイルのダウンロード

「添付ファイル」に表示されているファイル名のアンカーをクリックすると,添付ファイルをダウンロードできます。

表示内容からの情報呼び出し

「編集中のユーザー」,「担当者」,「登録者」,「機器情報」,「関連案件」,「関連情報」のアンカーをクリックすると,詳細または関連情報が表示されます。