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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


1.4.2 他プロセスへのエスカレーション

他プロセスへのエスカレーションを,インシデントを例に説明します。調査の結果,既知不良ではない,新しい問い合わせと判明した場合には,問題管理にエスカレーションします。

図1‒19 エスカレーション

[図データ]

他プロセスへエスカレーションする場合には,メイン画面(案件一覧)上でエスカレーションする案件を選択し,[エスカレーション先指定]画面を呼び出す必要があります。[エスカレーション先指定]画面でエスカレーション先を指定するとエスカレーション元の案件情報を引き継いだ状態で[案件作成]画面が呼び出されます。エスカレーション先で必要となる情報を追加したあと,メニューから[登録]を選択することで,エスカレーション先プロセスに案件が登録されます。

エスカレーション先プロセスの担当者は,自身が登録した場合と同様にこの案件の対処をする必要があります。

また,エスカレーションした案件の状態は,次の図に示すように,エスカレーション元から確認できます。

図1‒20 エスカレーションした案件の状態確認

[図データ]

メイン画面(案件一覧)の案件一覧上で,エスカレーションした案件かどうかの確認ができます。また,エスカレーションした案件の状態は,[関連案件状態]画面で確認できます。