付録N オートスケール機能と連携した運用
クラウドプラットフォーム(Amazon EC2)のオートスケール機能と連携した運用について説明します。
オートスケール機能はAmazon EC2サービスが提供する機能の一つで,システムの負荷などをしきい値として,必要に応じて自動的に仮想マシンの台数を増やしたり(スケールアウト),自動的に削除したり(スケールイン)します。
オートスケール機能と連携した運用では,スケールアウトによって追加された仮想マシンを,自動的にシステムの監視対象に追加します。具体的には,マネージャーから次の監視運用が自動的に設定されます。
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JP1/IMによる基本的な統合監視が設定される
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構成定義(IM構成管理を使用しない)によるシステムの階層構成の管理
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JP1イベントによるシステムで発生したさまざまな事象の一元管理
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JP1/Baseのヘルスチェック機能の他ホスト監視
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JP1/PFMによるアラーム監視が設定される(JP1/PFMを使用して監視する場合だけ)
また,スケールインによって削除された仮想マシンに対して,これらの設定を自動的に解除します。
- 〈この節の構成〉
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