付録N.10 オートスケール機能と連携して運用する場合の注意事項
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オートスケール機能と連携した運用を開始する前からマネージャーホストの監視対象であるホストは,スケールイン時の監視解除の対象になりません。マネージャーホストのスクリプトを実行して監視を開始したホストだけが対象になります。
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オートスケール機能と連携した運用中は,マネージャーホスト上の次に示すファイルを手動で編集しないでください。編集した場合には,動作を保証できません。
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ヘルスチェック定義ファイル(jbshc.conf)
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構成定義ファイル(jbs_route.conf)
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エージェント管理情報ファイル(jbsas_hosts)
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OSのhostsファイル
メンテナンスなどの理由でこれらのファイルを編集する必要がある場合は,オートスケール機能を一時停止するか,JP1製品サービスを停止して運用を中断してください。ただし,オートスケール機能と連携するための監視設定機能で追加されたホスト名の定義は編集しないでください。
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スケールインの監視解除時,エージェントホストの状態によっては監視が解除されないで正常終了する場合があります。監視が解除されないことでヘルスチェック定義ファイルの他ホスト監視数が2,500を超えた場合は,定義エラーになりKAVA7052-Wメッセージが出力されます。そのため,AWSでオートスケール対象であるホスト名とヘルスチェック定義ファイルを比較して,監視が不要となったホスト名の定義が残っていないか確認してください。
スケールインで監視が解除されないで各定義ファイルに不要となったホスト名の定義が残っている場合は,次に示す形式でスクリプトを実行して,エージェントホストの監視を解除してください。
Windowsの場合(PowerShellで実行)
インストール先フォルダ\tools\cloud\jbsas_del_agent.ps1 監視を解除するエージェントホスト名
Linuxの場合
/opt/jp1base/tools/cloud/jbsas_del_agent.sh 監視を解除するエージェントホスト名