3.2.2 お客様またはオペレーターからの連絡で問題を認識する
お客様または業務システムの一部を監視しているオペレーターからの連絡を契機に,問題を認識して分析対象を明確化します。問題の個所を特定するには,[ダッシュボード]画面を使用します。[ダッシュボード]画面で問題の個所を特定できない場合は,お客様またはオペレーターからの情報をキーワードとして検索します。
操作手順
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JP1/OAにログインします。
[ダッシュボード]画面が表示されます。
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お客様または業務システムの一部を監視しているオペレーターから確認依頼があった個所について,[ダッシュボード]画面で問題の有無を確認します。
問題が発生している場合は,[ダッシュボード]画面にエラーや警告の数が表示されます。あらかじめ分析対象のリソースを明確化する必要があるシステムリソースの場合は,エラーや警告の数字に下線が表示されます。エラーや警告をまとめて分析できるユーザーリソースは,エラーや警告の数字の右に[>>]が表示されます。
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次のように対処します。
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エラーや警告が1つ以上ある場合
下線が表示されている数字をクリックします。表示されるダイアログで分析対象とするリソースを選択して,[E2Eビューを表示]ボタンをクリックしてください。表示される[E2Eビュー]画面で,問題個所を確認してください。 下線が表示されていない場合は,数字の右の[>>]をクリックすると表示される[E2Eビュー]画面で,問題個所を確認します。
問題が発生した仮想マシンを特定できたら,以降の手順は不要です。ボトルネック分析を進めてください。
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エラーや警告がない場合
キーワードによる検索で問題個所を特定します。次の手順に進んでください。
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お客様またはオペレーターからの連絡で入手した情報で,問題があると思われるホスト名を確認します。
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[分析]タブをクリックします。
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[分析]画面のテキストボックスに,問題があると思われるホスト名を入力します。
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種別のプルダウンから[サーバ]を選択し[検索]ボタンをクリックします。
該当する仮想マシンが検索結果として表示されます。
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検索された仮想マシンの中から,問題の対象の仮想マシンを選択します。
[状態]に表示されている情報を参考に,問題の個所かどうかを確認します。
入力したホスト名から問題の個所の仮想マシンを特定できない場合,手順6でコンシューマー名を入力したあと,手順7で種別のプルダウンから[コンシューマー]を選択してコンシューマーを検索し,コンシューマーに関連付けられた仮想マシンから問題の個所を確認します。
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[E2Eビューを表示]をクリックします。
選択した仮想マシンに関連する業務システムの要素が[E2Eビュー]画面に表示されます。
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[E2Eビュー]画面で,問題の個所を確認します。
次の作業
[E2Eビュー]画面でボトルネックを分析します。