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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


7.1.2 ツリーのSID

ツリーのSIDは,システム管理ツリー上のパスを表すSIDです。IM管理ノードをツリー形式で表現したときの各ノードへのパスの情報を,IDとして扱います。

ツリーのSIDでは,構成要素を表す種別と,その種別に対応する名称の組み合わせ(構造化ID)をスラッシュ「/」でつなぎ合わせる際に,各ノードへのパスの形式となるようにつなぎ合わせます。

また,ツリーのSIDの種別は構成情報のSIDと異なり,「_ROOT_AllSystems」から始まる必要があります。ツリー全体の階層数の上限は45階層です。

ツリーのSIDの種別を次に示します。

表7‒3 ツリーのSIDの種別名の予約語

項番

種別名

意味

1

_ROOT_

システムのルート名を表す。名称にはシステムのルート名を指定する。

2

_SYSTEM_

システム名を表す。名称にはシステム名を指定する。

3

_HOST_

ホスト名を表す。名称にはホスト名を指定する。

3

_CATEGORY_

カテゴリ名を表す。名称にはカテゴリ名を指定する。

4

_SUBCATEGORY_

サブカテゴリ名を表す。名称にはサブカテゴリ名を指定する。

5

_OBJECT_

管理オブジェクト名を表す。名称には管理オブジェクト名を指定する。

ツリーの構成とツリーのSIDの例を,次に示します。

図7‒3 ツリーの構成とツリーのSIDの例

[図データ]

ツリーのSIDの付与情報を次に示します。

表7‒4 ツリーのSIDの付与情報

変数名

意味

target

ツリーのSIDに対応する構成情報のSID

ツリーのSIDに対応する構成情報のSIDが存在しない場合は,空の配列を指定します。指定するSIDは存在するSIDを指定する必要があります。

label

ツリーに表示する構成要素の表示名称

ツリーのSIDの付与情報のlabelまたはシステムノード定義ファイル(imdd_systemnode.conf)のdisplayNameの情報を引き継ぎます。

情報が無い場合,この変数は省略できます。

resourceGroup

資源グループ情報

ツリーのSIDの付与情報のlabelまたはシステムノード定義ファイル(imdd_systemnode.conf)のjp1ResourceGroupの情報を引き継ぎます。

情報が無い場合,この変数は省略できます。

システムノード定義ファイル(imdd_systemnode.conf)については,「システムノード定義ファイル(imdd_systemnode.conf」(2. 定義ファイル)を参照してください。