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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


7.1.1 構成情報のSID

構成情報のSIDは,システムの構成情報を表すSIDです。

構成情報のSIDの種別には,製品ごとに使用する種別と共通で使用する種別が設定されます。それぞれで使用する種別名の予約語を次の表に示します。

表7‒1 構成情報のSIDの種別名の予約語

項番

使用製品

種別名※1

意味

指定する名称※2

1

共通

_HOST_

ホスト名を表す。

ホスト名

2

JP1/AJS3

_JP1AJS-M_

JP1/AJS3 - Managerであることを表す。

JP1/AJS3 - Managerが入っているホスト名

3

_JP1AJS-A_

JP1/AJS3 - Agentであることを表す。

JP1/AJS3 - Agentが入っているホスト名

4

_JP1AJSMGR_

JP1/AJS3 - Managerであることを表す。

指定しない

5

_JP1AJSAGT_

JP1/AJS3 - Agentであることを表す。

指定しない

6

_JP1AJSSCHE_

JP1/AJS3のスケジューラーサービスであることを示す。

指定しない

7

_JP1ROOTJOBNET_

ルートジョブネット名を表す。

ルートジョブネット名

8

_JP1ROOTJOBNETDUMMY_

ジョブネットのリンク情報で先行ノードまたは後続ノードが不明なことを表す。

UNKNOWN

9

JP1/AJS3

JP1/IM

_JP1SCHE_

スケジューラーサービス名を表す。

スケジューラーサービス名

10

_JP1JOBG_

ジョブグループ名を表す。

ジョブグループ名

11

JP1/PFM

_JP1PFM-M_

JP1/PFM - Managerであることを表す。

JP1/PFM - Managerが入っているホスト名

12

_JP1PFM-A_

JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのサービスIDを表す。

サービスID

13

_JP1PFM-AHOST_

JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMが稼動するホスト名,またはJP1/PFM - RMの監視対象ホスト名を表す。

JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMが稼動するホスト名,またはJP1/PFM - RMの監視対象ホスト名

14

_JP1PFMMGR_

JP1/PFM - Managerであることを表す。

指定しない

15

_JP1PFMBASE_

JP1/PFM-Baseであることを表す。

指定しない

16

_JP1AGENTSERVICE_

JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのサービスであることを表す。

指定しない

17

JP1/IM

JP1/Base

_JP1IM_

該当ホストがJP1/IMの統合マネージャーであることを表す。

JP1/IMの統合マネージャーが入っているホスト名

18

_JP1IMBASEMGR_

該当ホストがIMの拠点/中継マネージャーであることを表す。

IMの拠点/中継マネージャーが入っているホスト名

19

_JP1IMRM_

該当ホストがリモート監視ホストであることを表す。

リモート監視対象のホスト名

20

_JP1IMMGR_

JP1/IM - Managerであることを表す。

指定しない

21

_JP1BASE_

該当ホストにJP1/Baseが入っていることを表す。

JP1/Baseが入っているホスト名

22

_JP1BASEAGT_

JP1/Baseであることを表す。

指定しない

23

_JP1BASETRAP_

ログファイルトラップ/イベントログトラップであることを表す。

指定しない

24

JP1/IM

_ROOT_

システムのルート名を表す。

システムのルート名

25

_SYSTEM_

システム名を表す。

システム名

26

_CATEGORY_

カテゴリ名を表す。

カテゴリ名

27

_SUBCATEGORY_

サブカテゴリ名を表す。

サブカテゴリ名

28

_OBJECT_

管理オブジェクト名を表す。

管理オブジェクト名

29

JP1/NNMi

_JP1NNMI-M_

JP1/NNMiであることを表す。

JP1/NNMiが入っているホスト名

30

_JP1NNMI-A_

JP1/NNMiが検出しているノードであることを表す。

JP1/NNMiが検出しているノード名

31

_JP1NNMiMGR_

JP1/NNMiであることを表す。

指定しない

32

_NNMINODE_

JP1/NNMiが検出しているノードであることを表す。

指定しない

33

JP1/OA

JP1/NNMi

JP1/SSO

_NETWORKDEVICE_

ネットワーク機器であることを表す。

ホスト名,IPスイッチ名またはFCスイッチ名

34

JP1/OA

_JP1OA

JP1/OAであることを表す。

JP1/OAが入っているホスト名

35

_JP1OA-A

JP1/OAの監視対象を表す。

JP1/OAの監視対象名

36

_JP1OAMGR_

JP1/OAであることを表す。

指定しない

37

_CONSUMER_

監視対象(コンシューマー)を表す。

コンシューマー名

38

_CONTAINERCLUSTER_

監視対象(コンテナクラスタ)を表す。

コンテナ環境クラスタ名

39

_CONTAINERNODE_

監視対象(コンテナノード)を表す。

コンテナ環境ノード名

40

_SERVERCLUSTER_

監視対象(クラスタ)を表す。

クラスタ名

41

_HYPERVISOR_

監視対象(ハイパーバイザー)を表す。

ハイパーバイザー名

42

_VM_

監視対象(仮想マシン)を表す。

仮想マシン名

43

_STORAGE_

監視対象(ストレージシステム)を表す。

ストレージシステム名

44

_STORAGEVOLUME_

監視対象(ボリューム)を表す。

ボリューム名

45

JP1/SSO

_JP1SSO-M_

JP1/SSOのマネージャーに関するSIDであることを表す。

JP1/SSOが入っているホスト名

46

_JP1SSO-A_

JP1/SSOのエージェントに関するSIDであることを表す。

JP1/SSOのエージェントのホスト名

47

_JP1SSOMGR_

JP1/SSOのマネージャーであることを表す。

指定しない

48

_JP1SSOAGT_

JP1/SSOのエージェントであることを表す。

指定しない

注※1

種別の文字長は1〜255文字です。

注※2

名称の文字長は0から255文字です。ただし,オブジェクトルートノード種別に対する名称の文字長は1から255文字です。

構成情報のSIDには各種別に対応する値とは別に,value値として情報の付与が可能です。付与情報の例を次の図に示します。

図7‒2 構成情報のSIDに指定する付与情報の例

[図データ]

構成情報のSIDの付与情報の項目を次の表に示します。

表7‒2 構成情報のSIDの付与情報

項番

使用製品

変数名

意味

1

共通

component

コンポーネント名です。__configurationGetメソッドのcomponentの値です。

すべての構成情報のSIDに付与します。

2

jp1ResourceGroup

JP1資源グループ名を1〜64文字で指定します。指定できる文字は半角英数字と次の半角記号です。

!#$%&'()*-.@\^_`{}~

この変数は,省略できます。

3

category

カテゴリを1〜255文字で指定します。指定できる文字は半角英数字です。指定できる値は「表4-2 category変数に指定できるカテゴリID」を参照してください。この変数は,省略できます。

4

subCategory

製品の略称名称を1〜255文字で指定します。指定できる文字は,制御文字以外の文字です。JP1製品の場合は「JP1/」で始まる文字列となります。この変数は,省略できます。

5

visible

[稼働状況]領域に表示するかどうかを指定します。

  • true:表示する

  • false:表示しない

trueを指定します。

6

label

ツリーに表示する構成要素の表示名称を,1〜255文字で指定します。JP1製品の場合は「JP1/」で始まる文字列となります。指定できる文字は,制御文字以外の文字です。この変数は,省略できます。

7

methods

当該構成要素に対して,実行可能なプラグイン関数の名称のリストです。

どの製品のプラグインか意識せずに,関数を実行できるようにするための情報です。そのため,製品固有の関数は登録しないでください。「_」(アンダースコア)から始まる関数名の関数だけを登録してください。

そのノードに対して実行可能かをクライアントが識別するための情報です。ユーザープラグインの拡張性を考慮し,ノードに該当するプラグインはmethodsに無いメソッドが呼び出されてもエラーとはせず,即時returnとしてください。

8

property

プロパティ情報をobject形式で指定します。

指定できる要素数は,0〜100個です。指定できるプロパティ名は,1〜64文字の制御文字以外の文字です。指定できるプロパティ値は,1〜255文字の制御文字以外の文字です。この変数は,省略できます。

指定例:

"property":{"DataModelVersion":"yyy",…}

9

JP1/AJS

jobExecAgentList

実行エージェント名情報です。

10

JP1/PFM

productId

JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのプロダクトID

11

dataModelVersion

JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのデータモデルバージョン

12

wcHostName

JP1/PFM - Web Consoleのホスト名

13

portNumber

JP1/PFM - Web Consoleのポート番号

14

protocol

https通信設定