4.2.3　SIDのvalue値の検討

設定したSIDには付加情報としてvalue値を設定できます。JP1/IM - Manager（インテリジェント統合管理基盤）では，次の表に示す変数を用意しています。

表4‒1　変数名と指定内容
項番	変数名	指定内容
1	component	管理対象の管理元である製品名やそのコンポーネント名を指定します。「SYSTEM」，「DEFAULT」，または「HITACHIから始まる文字列」は予約語のため指定できません。指定できる文字は，ASCII文字の数字，大文字の英字，「/」です。240バイト以内で指定します。指定例 /VENDOR/TOOLA
2	category^※	各構成要素に対応するカテゴリ情報（`categoryId`）を指定します。
3	subCategory	製品名称など，カテゴリ内の分類を指定します。指定できる文字は，制御文字を除く文字です。255文字以内で指定します。
4	label	ツリーに表示する構成要素の表示名称を変更する場合に，変更後の名称を指定します。
5	methods	当該構成要素に対して，プラグイン処理実行REST APIにより実行可能なプラグイン関数の名称を，配列の形式で指定します。

注※

IM管理ノードカテゴリ名称定義ファイル（imdd_category_name.conf）に定義されているcategoryIdを，255文字以内の半角英数字で指定します。

標準提供のカテゴリ以外を指定する場合は，IM管理ノードカテゴリ名称定義ファイルに定義を追加します。定義ファイルの詳細については，「IM管理ノードカテゴリ名称定義ファイル（imdd_category_name.conf）」（2.　定義ファイル）を参照してください。

category変数に指定できるカテゴリIDを次に示します。

表4‒2　category変数に指定できるカテゴリID
項番	表示カテゴリ名称	指定カテゴリID
1	Job	job
2	Service Response	serviceResponse
3	Enterprise	enterprise
4	Transaction Processing	transactionProcessing
5	Application Server	applicationServer
6	Database	database
7	Platform	platform
8	Virtual Machine	virtualMachine
9	Management Applications	managementApplications
10	Other Applications	otherApplications
11	任意の表示カテゴリ	任意のカテゴリ

categoryIdとして「up」，categoryNameとして「User Program」を追加した場合の例を次に示します。

{
"meta":{
    "version":"1"
    },
    "categoryData":[
       {"categoryId"："job","categoryName":"Job"},
       {"categoryId"："serviceResponse","categoryName":"Service Response"},
       {"categoryId"："enterprise","categoryName":"Enterprise"},
       {"categoryId"："transactionProcessing","categoryName":"Transaction Processin"},
       {"categoryId"："applicationServer","categoryName":"Application Server"},
       {"categoryId"："database","categoryName":"Database"},
       {"categoryId"："platform","categoryName":"OS"},
       {"categoryId"："virtualMachine","categoryName":"仮想マシン"},
       {"categoryId"："service","categoryName":"Service"},
       {"categoryId"："otherApplications","categoryName":"Other Applications"},
       {"categoryId"："up","categoryName":"User Program"}
    ]
}

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4.2.3　SIDのvalue値の検討