Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


jcfthreaddmp(Windows限定)

〈このページの構成〉

機能

IM構成管理・ビューアーのJavaスレッドダンプを生成するコマンドです。

次の条件が成立した場合,このコマンドを実行するとJavaのスレッドダンプが取得されます。

IM構成管理・ビューアーのJavaスレッドダンプをlogディレクトリ内にテキストファイル形式で出力します。

%ALLUSERSPROFILE%¥Hitachi¥JP1¥JP1_DEFAULT¥JP1CoView¥log

なお,正常に稼働しているIM構成管理・ビューアーのスレッドダンプを生成すると,JavaVMが不安定になるため,IM構成管理・ビューアーを再起動する必要があります。

形式

jcfthreaddmp プロセスID

実行権限

なし(ただし,WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

格納先ディレクトリ

Viewパス\bin\

引数

プロセスID

操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのjava.exeプロセスのプロセスIDを指定します。

なお,プロセスIDとして指定できるバイト数は,OSの制限に依存します。

IM構成管理・ビューアー(java.exe)以外のプロセスに対して,CTRL_BREAK_EVENTは送信しません。

戻り値

0

正常終了

1

オプションエラー,引数エラー

2

プロセスチェックエラー

3

スレッドダンプ出力要求送信エラー

4

実行権限エラー

10

上記以外のエラー

使用例1

操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのプロセスIDが,1234の場合

jcfthreaddmp 1234

使用例2

IM構成管理・ビューアーに対応するjava.exeのプロセスIDの特定方法

次の手順で,操作不能になったIM構成管理・ビューアーに対応するjava.exeのプロセスIDを特定し,jcfthreaddmpコマンドの引数に指定します。

なお,複数のIM構成管理・ビューアーを起動している場合は,java.exeプロセスも複数存在するため,プロセスIDの特定は,使用例2の手順を使用してください。

  1. [PID(プロセスID)]列を追加する。

    タスクマネージャのプロセスタブを開き,[表示]−[列の選択]を実行し,列の選択画面で「PID(プロセスID)」にチェックを入れます。

  2. 操作不能になったIM構成管理・ビューアーか確認する。

    タスクマネージャのアプリケーションタブで,IM構成管理・ビューアーを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[手前に表示]を実行します。手前に表示されたIM構成管理・ビューアーが操作できなくなったIM構成管理・ビューアーか確認する。

  3. 操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのjava.exeの[PID(プロセスID)]を表示する。

    アプリケーションタブで操作できなくなったIM構成管理・ビューアーを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[プロセスの表示]を実行します。

    プロセスタブに切り替わり,操作できなくなったIM構成管理・ビューアーのjava.exeの行が選択されます。その選択行のPID列が,操作できなくなったIM構成管理・ビューアーに対応するjava.exeのプロセスIDとなります。