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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


3.17.2 [オプション]ページ

[オプション]ページでは,繰り返しイベント条件の同一属性値条件,抑止開始/抑止終了,および抑止継続通知を指定します。

図3‒38 [オプション]ページ(JP1/IM - Managerのバージョンが10-50以降の場合)

[図データ]

図3‒39 [オプション]ページ(JP1/IM - Managerのバージョンが10-10の場合)

[図データ]

JP1/IM - Managerのバージョンが10-10の場合は,表示項目の配置が異なります。また,[抑止継続判定]および[抑止継続処理]が表示されません。

表示項目を次に示します。

[同一属性値条件]

繰り返しイベント条件の同一属性値条件を指定します。

繰り返しイベント条件の同一属性値条件に追加する属性名をドロップダウンリストから選択します。デフォルトは,同一属性値条件が設定されていない状態です。

[追加]

[追加]ボタンをクリックすると,選択している同一属性値条件を,[属性名]の最後尾に追加します。[属性名]は,繰り返しイベント条件に設定されている同一属性値条件を一覧表示します。最大3件の[同一属性値条件]を追加できます。3件表示されている場合は,非活性となります。ドロップダウンリストから,拡張属性(共通情報/固有情報)を選択して,[追加]ボタンをクリックした場合は,[拡張属性(共通情報/固有情報)設定]画面が表示されます。[拡張属性(共通情報/固有情報)設定]画面の詳細については,「3.18 [拡張属性(共通情報/固有情報)設定]画面」を参照してください。

[削除]

[属性名]で1件以上の同一属性値条件を選択すると,[削除]ボタンが活性化して,選択している同一属性値条件を削除できます。

[しきい値]

繰り返しイベント条件のしきい値を指定します。デフォルトは,チェックが外れている状態です。

[有効]

しきい値を設定する場合は,チェックボックスをチェックします。

チェックボックスをチェックすると,[件],および[秒]が活性化します。

[件]

しきい値の発生件数を指定します。指定できる値は,1〜200件です。デフォルトは,テキストボックスが空欄の状態です。

[秒]

しきい値の発生監視期間を秒単位で指定します。指定できる値は,1〜60秒です。デフォルトは,テキストボックスが空欄の状態です。

[終了監視期間]

繰り返しイベント条件の終了監視期間を指定します。指定できる値は,1〜86,400秒です。デフォルトは300秒です。

[抑止開始イベント]

抑止開始イベントを発行する場合は,[発行する]チェックボックスをチェックします。このチェックボックスをチェックすると,抑止を開始したことを通知する抑止開始イベント(イベントID:00003F58)を発行します。発行しない場合は,チェックを外します。デフォルトは,チェックが外れている状態です。

[抑止終了イベント]

抑止終了イベントを発行する場合は,[発行する]チェックボックスをチェックします。このチェックボックスをチェックすると,抑止を終了したことを通知する抑止終了イベント(イベントID:00003F59)を発行します。発行しない場合は,チェックを外します。デフォルトは,チェックが外れている状態です。

[抑止継続判定]

時間(秒),または件数ごとに繰り返しイベントの監視抑止が継続されているかをJP1/IM - Managerで判定し,継続されている場合にJP1イベントを発行して通知したり,抑止を打ち切ったりするときに指定します。

この項目は,[抑止継続処理]の項目と合わせて指定します。

なお,JP1/IM - Managerのバージョンが10-10の場合は,表示されません。

[有効]

繰り返しイベントの監視抑止が継続されているかを判定する場合は,チェックボックスをチェックします。判定しない場合は,チェックを外します。チェックボックスをチェックすると,[抑止が継続されているかを判定する契機],および[抑止継続処理]の項目が活性化します。デフォルトは,チェックが外れている状態です。

[抑止が継続されているかを判定する契機]

抑止が継続されているかを判定する契機を選択します。[時間][件数]のどちらかを選択すると,対応するテキストボックスが活性化します。それぞれの違いを次の表に示します。

表3‒15 抑止が継続されているかを判定する契機の違い

選択した項目

抑止が継続されているかを判定する契機

[時間]

編集中の繰り返しイベント条件に一致するイベントの抑止を開始したあと,テキストボックスに入力した秒数が経過するごとに判定します。例えば,[時間]を選択してテキストボックスに「3600」を入力した場合,3,600秒(1時間)ごとに判定します。

[件数]

編集中の繰り返しイベント条件に一致するイベントの抑止を開始したあと,マネージャーがテキストボックスに入力した件数の繰り返しイベントを取得するごとに判定します。例えば,[件数]を選択してテキストボックスに「100」を入力した場合,編集中の繰り返しイベント条件に一致するイベント100件ごとに判定します。

[時間]のテキストボックスに指定できる値は,1〜86,400秒です。[件数]のテキストボックスに使用できる文字は,1〜1,000,000件です。デフォルトは,テキストボックスが空欄の状態で[時間]が選択されている状態です。

繰り返しイベント条件にしきい値を設定していない場合の抑止が継続されているかを判定する契機については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.4.7 繰り返しイベントの表示抑止が継続されている場合の通知」を参照してください。

繰り返しイベント条件にしきい値を設定している場合の抑止が継続されているかを判定する契機については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.5.7 大量発生イベントの監視抑止が継続されている場合の通知」を参照してください。

[抑止継続処理]

時間(秒),または件数ごとに繰り返しイベントの監視抑止が継続されているかをJP1/IM - Managerで判定し,継続されている場合にJP1イベントを発行して通知したり,抑止を打ち切ったりするときに指定します。

この項目は,[抑止継続判定]の[有効]チェックボックスをチェックすると活性化します。この項目は[抑止継続判定]の項目と合わせて指定します。

なお,JP1/IM - Managerのバージョンが10-10の場合は,表示されません。

[抑止が継続されている場合の処理]

抑止が継続されていると判定された場合の処理を選択します。[抑止継続通知イベントを発行する][抑止を打ち切る]のどちらかを選択します。それぞれの違いを次の表に示します。

表3‒16 抑止が継続されている場合の処理の違い

選択した項目

抑止が継続されている場合の処理

[抑止継続通知イベントを発行する]

編集中の繰り返しイベント条件に一致するイベントについて,JP1/IM - Managerが「抑止が継続されている」と判断した場合,抑止継続通知イベント(イベントID:00003F65)を発行します。例えば[抑止継続判定]の[抑止が継続されているかを判定する契機]で100件ごとに抑止が継続されているかを判定するように設定しているとき,編集中の繰り返しイベント条件に一致するイベントをJP1/IM - Managerが100件取得するごとに抑止継続通知イベントを発行します。

[抑止を打ち切る]

編集中の繰り返しイベント条件に一致するイベントについて,JP1/IM - Managerが「抑止が継続されている」と判断した場合,抑止を打ち切ります。例えば[抑止継続判定]の[抑止が継続されているかを判定する契機]で3,600秒(一時間)ごとに抑止が継続されているかを判定するように設定しているとき,抑止を開始してから3,600秒後に編集中の繰り返しイベント条件に一致するイベントをJP1/IM - Managerが取得した時点で,抑止を打ち切ります。[抑止を打ち切る]を選択すると,[抑止打ち切り通知イベントを発行する]チェックボックスが活性化します。このチェックボックスをチェックすると,抑止を打ち切ると同時に抑止打ち切り通知イベント(イベントID:00003F60)を発行します。

デフォルトでは[抑止継続通知イベントを発行する]が選択されています。