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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド


8.2.1 自動アクションの実行状況を確認する

自動アクションの実行監視(遅延監視,状態監視)機能を有効にしておくことで,下記トラブルが発生した場合でも早期に検知できます。

実行監視(遅延監視,状態監視)機能を有効にするかどうかは自動アクション定義時に前もって設定しておく必要があります。また,トラブル検知時にJP1イベントを発行したり,通知コマンドを実行したりする設定が別途必要です。

設定の詳細については下記参照先を参照してください。

自動アクションの設定(GUIで設定する場合)

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「3.32 [アクション設定]画面」

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「3.33.1 [アクション詳細設定]画面」

自動アクションの設定(定義ファイルで設定する場合)

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「自動アクション定義ファイル(actdef.conf)」(2. 定義ファイル)

JP1イベントの発行設定,通知コマンドの実行設定

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「自動アクション通知定義ファイル(actnotice.conf)」(2. 定義ファイル)

確認手順を次に示します。なお,異常検知後に実行監視機能(遅延監視,状態監視)を再度有効にするには,JP1_Console_Admin権限またはJP1_Console_Operator権限が必要です。また,業務グループの参照・操作制限を設定している場合,JP1資源グループとJP1権限レベルの組み合わせによっては操作できないことがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.1.4(2) JP1ユーザーに対するJP1資源グループとJP1権限レベルの割り当て」を参照してください。

  1. [イベントコンソール]画面で自動アクションの実行状況を確認する。または,通知コマンドによって異常が発生したことが通知される。

    JP1イベントの発行設定をしていた場合は,イベント一覧にイベントID 2010または2011のJP1イベントが表示されます。通知コマンドの実行設定をしていた場合は,通知コマンドによって異常が通知されます。

    JP1イベント,または通知コマンドによって異常が発生したことがわかった場合には次の手順に進んでください。

  2. [アクション結果]画面や[アクション結果一覧]画面などを使用して,自動アクションの実行結果を確認し,必要に応じて対処する。

    必要に応じて[アクション結果]画面や[アクション結果一覧]画面などを使用して,詳細確認やアクションのキャンセル,再実行をしてください。詳細については,「8.2.2 自動アクションの実行結果を確認する」を参照してください。

    なお,遅延監視機能,状態監視機能による通知は,それぞれ一度実行されると,ユーザーが通知抑止を解除するまで通知が抑止されます。必要に応じて通知抑止を解除してください。抑止された機能を解除する場合には次の手順に進んでください。

  3. [イベントコンソール]画面のメニューから[オプション]−[機能状態通知復帰]−[アクション遅延監視]および[アクション状態監視]を表示し,活性している機能名を選択する。

    抑止状態になっている機能は,表示(文字)が活性となります。活性している機能名を選択すると,通知抑止を解除するかどうか問い合わせるダイアログボックスが表示されます。

  4. 問い合わせダイアログボックスで[はい]を選択する。

    [はい]を選択すると,通知抑止が解除され,監視機能が再度有効になります。