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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド


6.5.4 追加共通除外条件を設定してJP1イベントを監視またはアクション実行の対象外にする

共通除外条件が拡張モードの場合,[イベントコンソール]画面で監視したくないJP1イベント,または監視はするがアクションは実行したくないJP1イベントを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[共通除外条件で除外]を選択すると,共通除外条件として登録できます。

登録した共通除外条件は,追加共通除外条件として,[システム環境設定]画面に表示されます。

〈この項の構成〉

(1) 発生したJP1イベントを使って追加共通除外条件を設定する

  1. 共通除外条件が基本モードの場合は,拡張モードに変更する。

    変更する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「5.2.4(3)(a) 共通除外条件の基本モードと拡張モードの切り替え」を参照してください。

  2. [イベントコンソール]画面のイベント一覧で,除外したいJP1イベント選択する。

  3. [イベントコンソール]画面の[表示]−[共通除外条件で除外]を選択するか,右クリックして表示されるメニューから[共通除外条件で除外]を選択して,[共通除外条件設定(拡張)]画面を表示する。

    手順2で選択したJP1イベントの属性がイベント条件に自動的に設定された状態で,[共通除外条件設定(拡張)]画面が表示されます。

    自動的に設定される項目は共通除外条件自動入力定義ファイル(common_exclude_filter_auto_list.conf)で変更できます。共通除外条件自動入力定義ファイル(common_exclude_filter_auto_list.conf)については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「共通除外条件自動入力定義ファイル(common_exclude_filter_auto_list.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

    [共通除外条件設定(拡張)]画面の[共通除外条件群ID]には何も表示されません。また,設定もできません。追加共通除外条件群の共通除外条件群IDは登録するときに割り当てられます。

  4. 必要な項目を[共通除外条件設定(拡張)]画面で編集する。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

  6. 設定内容を反映してもよいかを確認するメッセージが表示されるため,問題なければ[はい]ボタンをクリックする。

    [イベントコンソール]画面に追加共通除外条件が設定されたことを表すJP1イベントが表示され,イベント取得フィルターに適用されます。

(2) 追加共通除外条件を共通除外条件に変更する

追加共通除外条件は,追加共通除外条件から共通除外条件へ変更できます。

  1. [システム環境設定]画面で[一覧編集]ボタンをクリックして[イベント取得条件一覧]画面を表示する。

  2. [イベント取得条件一覧]画面の[共通除外条件群]で共通除外条件に変更したい追加共通除外条件(種別に[図データ]アイコンが付いている条件)を選択する。

  3. [種別変更]ボタンをクリックする。

  4. 種別を変更してもよいかを確認するメッセージが表示されるため,問題なければ[OK]ボタンをクリックする。

  5. [システム環境設定]画面で[適用]ボタンをクリックする。

    選択した追加共通除外条件が,共通除外条件に変更されます。

    このとき,共通除外条件群IDが変更されます。変更後の共通除外条件群IDは,すでに定義されている共通除外条件群IDの中で最も大きいIDの値に1を加えた値です。変更後の共通除外条件群IDが最大値を超えた場合は,0から順に使用していないIDを割り当てます。

    重要

    追加共通除外条件から共通除外条件へ誤って種別を変更してしまった場合は,[適用]ボタンをクリックする前に[システム環境設定]画面で[閉じる]ボタンをクリックして変更内容をキャンセルしてください。