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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド


6.5.2 重要イベントだけを表示する

画面に重要イベントだけを表示するには,[イベントコンソール]画面の[重要イベント]ページを選択します。[重要イベント]ページのイベント一覧には,[イベント監視]ページに表示されているJP1イベントのうち,重要イベントだけが表示されます。

どのJP1イベントを重要イベントとするかは,管理者が定義できます。デフォルトでは,重大度が「緊急(Emergency)」,「警戒(Alert)」,「致命的(Critical)」,「エラー(Error)」のJP1イベントが重要イベントとなっています。

[重要イベント]ページに表示されている重要イベントの数が,画面に表示できるイベント数の最大値を超えると,古い重要イベントから消去されます。このとき,最初に消去されるのは対処済の重要イベントです。対処済の重要イベントがない場合は,未対処,保留,処理中の重要イベントのうち最も古いイベントが削除されます。この場合は,状態にかかわらず,古い重要イベントから削除されます。JP1イベントの対処状況の設定については,「6.3.2 イベント一覧からJP1イベントの対処状況を設定する」を参照してください

なお,統合監視DBを有効にすると,統合監視DBに格納されているすべてのイベントを表示できます。イベントは,スライダーでイベント表示位置を移動して表示します。統合監視DBの設定方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「1.4.2 統合監視DBの設定(Windowsの場合)」,「2.4.2 統合監視DBの設定(UNIXの場合)」を参照してください。

また,繰り返しイベントの監視抑止機能を使用している場合,イベント一覧から集約イベントを削除すると,1件目(最も古い繰り返しイベント)から100件目までの繰り返しイベントのうち,削除されていない繰り返しイベントを削除します。101件目以降の繰り返しイベントは,削除されません。また,繰り返しイベントを削除しても,集約件数は減少しません。

表示フィルターが設定されている場合は,表示するJP1イベントをさらに絞り込むことができます。[フィルター名]リストボックスから適用するフィルターを選択し,[表示フィルター]チェックボックスをチェックします。それによって,設定されているフィルターの条件に一致するJP1イベントだけが表示されます。

[ユーザー環境設定]画面の[カラーリング]で[有効]チェックボックスをチェックし,かつ[[重要イベント]ページを対象とする]ラジオボタンを選択している場合,イベントの重大度に基づいてイベントの行に背景色がつきます。

背景色はシステムカラー定義ファイル(systemColor.conf)で変更できます。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「システムカラー定義ファイル(systemColor.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。