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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


4.5 カスタムUI表示機能を使用する場合の設定

カスタムUI表示機能は,ユーザーが特定のIM管理ノードを選択した際に,あらかじめ定義したIM管理ノードに対応する任意の画面を[詳細表示]領域に表示する機能です。

カスタムUI表示機能を使用する場合の設定手順を次に示します。

  1. 統合オペレーション・ビューアーに表示する画面の定義ファイルを,html形式で配置する。

    配置場所は物理ホスト,論理ホストとも同じです。クラスタ構成の場合は,物理ホスト,論理ホストの両方に同じファイルを配置してください。

    次の場所にサブフォルダ,またはサブディレクトリを作成して配置します。なお,「hitachi」から始まるサブフォルダ名,またはサブディレクトリ名は使用できません。

    Windowsの場合

    Managerパス\public\customUI\

    UNIXの場合

    /opt/jp1imm/public/customUI/

    画面の定義ファイルの作成方法および記述例については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「6. [統合オペレーション・ビューアー]画面のカスタマイズ」を参照してください。

  2. インテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)を編集する。

    次のプロパティを指定します。指定は省略できません。

    jp1.imdd.gui.settings.contentViews.<custom UI Id>.title

    jp1.imdd.gui.settings.contentViews.<custom UI Id>.url

    jp1.imdd.gui.settings.contentViews.<custom UI Id>.sid

    jp1.imdd.gui.settings.contentViews.<custom UI Id>.target

    各プロパティの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「インテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

  3. 統合オペレーション・ビューアーで,インテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)に定義したIM管理ノードを選択し,画面が表示されるか確認する。

    定義情報が不正な場合は,ダイアログにメッセージが表示されます。メッセージに従って対処してください。

    なお,WebブラウザーにInternet Explorerを使用して定義情報を確認する場合,Internet Explorerの互換表示設定を設定しないでください。設定して画面を表示すると,画面が読み込み状態のままとなる場合があります。なお,定義情報の確認が終了したあとは,Internet Explorerの互換表示設定を設定しても問題ありません。

htmlの配置場所は物理ホストと論理ホストで共通ですが,どのhtmlを表示させるかはそれぞれのインテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)に定義します。このため,同じホスト上で物理ホストと論理ホストのJP1/IM - Managerを同時に立ち上げても,それぞれ別々のhtmlを用いたカスタムUI表示を統合オペレーション・ビューアーに表示できます。作成したhtmlで使用できるメソッドとオブジェクトの詳細についてはマニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「6.3 ユーザー定義画面で使用できるメソッドとオブジェクト」を参照してください。

インテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「インテリジェント統合管理基盤定義ファイル(imdd.properties)」(2. 定義ファイル)を参照してください。