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JP1 Version 12　JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド

4.4.3　バージョンアップしてクラスタ環境を構築する

インテリジェント統合管理基盤をクラスタ環境で使用している場合に，バージョンアップする手順について説明します。なお，手順を実行しない場合，旧バージョンから追加された機能は使用できません。

〈この項の構成〉

(1)　Windowsの場合

  1. JP1/IM - Managerを停止する。

    物理ホスト環境，論理ホスト環境すべてのJP1/IM - Managerを停止してください。

  2. プラグインのフォルダをコピーする。

    物理ホストのプラグインのpluginフォルダを，共有フォルダにコピーします。次のコマンドを実行します。 

    xcopy Managerパス\plugin 共有フォルダ\jp1imm\plugin /s/e/i

  3. 定義ファイルをコピーする。

    物理ホストの定義ファイルを，共有フォルダにコピーします。次のコマンドを実行します。

    xcopy Managerパス\conf\imdd\*.model 共有フォルダ\jp1imm\conf\imdd /s/e/i
xcopy Managerパス\conf\imdd\system\*.model 共有フォルダ\jp1imm\conf\imdd\system /s/e/i
xcopy Managerパス\conf\imdd\system\*.update 共有フォルダ\jp1imm\conf\imdd\system /s/e/i
xcopy Managerパス\conf\imdd\system\imdd_system.properties 共有フォルダ\jp1imm\conf\imdd\system /s/e/i
xcopy Managerパス\conf\imdd\plugin\*.model 共有フォルダ\jp1imm\conf\imdd\plugin /s/e/i

  4. 新しい設定値を追加する。

    利用する機能に合わせて，新しく追加された設定値を追加します。

  5. サービスを起動する。

    クラスタソフトからJP1/IM-Manager_論理ホスト名のサービスを起動します。

  6. jddcreatetreeコマンドを実行して，IM管理ノード関連ファイルを生成する。

    jddcreatetreeコマンドの詳細については，マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jddcreatetree」（1.　コマンド）を参照してください。

  7. jddupdatetreeコマンドを新規・再構築モードで実行して，定義内容をインテリジェント統合管理サーバに反映する。

    jddupdatetreeコマンドの詳細については，マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jddupdatetree」（1.　コマンド）を参照してください。

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(2)　UNIXの場合

  1. JP1/IM - Managerを停止する。

    物理ホスト環境，論理ホスト環境すべてのJP1/IM - Managerを停止してください。

  2. プラグインのディレクトリをコピーする。

    物理ホストのプラグインのpluginディレクトリを，共有ディレクトリにコピーします。次のコマンドを実行します。 

    cp -a /etc/opt/jp1imm/plugin 共有ディレクトリ/jp1imm/

  3. 定義ファイルをコピーする。

    物理ホストの定義ファイルを，共有ディレクトリにコピーします。次のコマンドを実行します。

    cp -a /etc/opt/jp1imm/conf/imdd/*.model 共有ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/
cp -a /etc/opt/jp1imm/conf/imdd/system/*.model 共有ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/system/
cp -a /etc/opt/jp1imm/conf/imdd/system/*.update 共有ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/system/
cp -a /etc/opt/jp1imm/conf/imdd/system/imdd_system.properties 共有ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/system/
cp -a /etc/opt/jp1imm/conf/imdd/plugin/jp1ajs/*.model 共有ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/plugin/jp1ajs/
cp -a /etc/opt/jp1imm/conf/imdd/plugin/jp1pfm/*.model 共有ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/plugin/jp1pfm/

  4. 新しい設定値を追加する。

    利用する機能に合わせて，新しく追加された設定値を追加します。

  5. サービスを起動する。

    クラスタソフトからJP1/IM-Managerを起動します。

  6. jddcreatetreeコマンドを実行して，IM管理ノード関連ファイルを生成する。

    jddcreatetreeコマンドの詳細については，マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jddcreatetree」（1.　コマンド）を参照してください。

  7. jddupdatetreeコマンドを新規・再構築モードで実行して，定義内容をインテリジェント統合管理サーバに反映する。

    jddupdatetreeコマンドの詳細については，マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jddupdatetree」（1.　コマンド）を参照してください。

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