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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


9.2.1 構成例1(クラスタ運用なし,JP1/IM - View接続)

クラスタ運用していない状態で,マネージャーが互いにルーティングできない二つのLANに接続されており,それぞれのLANからJP1/IM - Viewを接続する場合の例を次に示します。

図9‒1 複数LAN環境でのJP1/IM - View接続(クラスタ運用なし)

[図データ]

この場合の各ホストの設定を次の表に示します。

表9‒1 HostXの設定(JP1/IM - Manager)

ホスト名

バインド方式

jp1host設定

HostX

送信ANY,受信ANY

送信ANY,受信IP

10.1.1.2,20.1.1.2

(凡例)

−:設定不要

注※ どちらの設定でも接続できます。

JP1/Baseの通信設定を変更しなくても問題なく動作します(クラスタ運用しない場合,送受信ともにANYバインド方式で動作します)。

表9‒2 HostA,HostBの設定(JP1/IM - View)

ホスト名

接続ホスト

その他条件

HostA

HostX

ホスト名HostX→10.1.1.2の変換ができること

HostB

HostX

ホスト名HostX→20.1.1.2の変換ができること

注※ JP1/IM - Viewはjp1hostsファイルおよびjp1hosts2ファイルの設定を参照しないため,ホスト名の名前解決はhostsファイルやDNSで設定してください。