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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


7.7.3 クラスタ環境でのIMデータベースの更新(Windowsの場合)

クラスタ環境でJP1/IM - ManagerをバージョンアップまたはJP1/IM - Managerの修正版を適用した場合にIMデータベースを使用しているときは,クラスタ環境のIMデータベースの更新処理が必要になります。次に示す手順に従い,IMデータベースを更新してください。

ここでは,論理ホストのJP1/IM - Managerが動作しているホストを実行系ホストとし,動作していないホストを待機系ホストとします。

  1. 待機系ホストでOSのサービス画面から,次のサービスを起動する。

    論理ホストのIMデータベースサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Server_論理ホスト名

  2. 待機系ホストでjimdbupdateコマンドを実行する。

    jimdbupdate -h 論理ホスト名

    • 次のメッセージが出力された場合は,手順4以降を実行してください。

      KNAN11201-I IMデータベースサービスは最新の状態です

    • 次のメッセージが出力された場合は,手順3以降の手順を実行してください。

      KNAN11202-I IMデータベースサービスの上書きインストールが必要です

  3. 待機系ホストでjimdbupdateコマンドを実行し,IMデータベースを更新する。

    jimdbupdate -h 論理ホスト名 -i

  4. 待機系ホストでOSのサービス画面から,次のサービスを停止する。

    論理ホストのIMデータベースサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Server_論理ホスト名

  5. 実行系ホストで,クラスタソフトの操作で次のサービスをオフラインにし,サービスを停止する。

    論理ホストのJP1/IM - Managerサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager_論理ホスト名

    論理ホストのJP1/IM - Manager DB Cluster Serviceサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名

  6. 実行系ホストで,IMデータベースサービスが起動していることを確認し,起動していなければクラスタソフトから起動する。

    論理ホストのIMデータベースサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Server_論理ホスト名

  7. 実行系ホストでjimdbupdateコマンドを実行する。

    jimdbupdate -h 論理ホスト名

    • 次のメッセージが出力された場合は,手順10を実行してください。

      KNAN11201-I IMデータベースサービスは最新の状態です

    • 次のメッセージが出力された場合は,手順8以降を実行してください。

      KNAN11202-I IMデータベースサービスの上書きインストールが必要です

      KNAN11207-I IMデータベースサービスのテーブルスキーマの更新が必要です

  8. 実行系ホストでjimdbbackupコマンドを実行し,IMデータベースをバックアップする。

    jimdbbackup -h 論理ホスト名 -o バックアップファイル名 -m MAINT

  9. 実行系ホストでjimdbupdateコマンドを実行し,IMデータベースを更新する。

    jimdbupdate -h 論理ホスト名 -i

  10. 実行系ホストでクラスタソフトの操作で次のサービスをオンラインにし,サービスを起動する。

    論理ホストのJP1/IM - Managerサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager_論理ホスト名

    論理ホストのJP1/IM - Manager DB Cluster Serviceサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名

    重要

    jimdbupdateコマンドを実行する前に取得したIMデータベースの更新前のバックアップデータは,jimdbupdateコマンド実行後のIMデータベースにリカバリーしないでください。

    jimdbupdateコマンドを実行したあとは,再度jimdbbackupコマンドでバックアップを取得してください。