7.7.3 クラスタ環境でのIMデータベースの更新(Windowsの場合)
クラスタ環境でJP1/IM - ManagerをバージョンアップまたはJP1/IM - Managerの修正版を適用した場合にIMデータベースを使用しているときは,クラスタ環境のIMデータベースの更新処理が必要になります。次に示す手順に従い,IMデータベースを更新してください。
ここでは,論理ホストのJP1/IM - Managerが動作しているホストを実行系ホストとし,動作していないホストを待機系ホストとします。
-
待機系ホストでOSのサービス画面から,次のサービスを起動する。
論理ホストのIMデータベースサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Server_論理ホスト名)
-
待機系ホストでjimdbupdateコマンドを実行する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名
-
次のメッセージが出力された場合は,手順4以降を実行してください。
KNAN11201-I IMデータベースサービスは最新の状態です
-
次のメッセージが出力された場合は,手順3以降の手順を実行してください。
KNAN11202-I IMデータベースサービスの上書きインストールが必要です
-
-
待機系ホストでjimdbupdateコマンドを実行し,IMデータベースを更新する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名 -i
-
待機系ホストでOSのサービス画面から,次のサービスを停止する。
論理ホストのIMデータベースサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Server_論理ホスト名)
-
実行系ホストで,クラスタソフトの操作で次のサービスをオフラインにし,サービスを停止する。
論理ホストのJP1/IM - Managerサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager_論理ホスト名)
論理ホストのJP1/IM - Manager DB Cluster Serviceサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名)
-
実行系ホストで,IMデータベースサービスが起動していることを確認し,起動していなければクラスタソフトから起動する。
論理ホストのIMデータベースサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Server_論理ホスト名)
-
実行系ホストでjimdbupdateコマンドを実行する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名
-
次のメッセージが出力された場合は,手順10を実行してください。
KNAN11201-I IMデータベースサービスは最新の状態です
-
次のメッセージが出力された場合は,手順8以降を実行してください。
KNAN11202-I IMデータベースサービスの上書きインストールが必要です
KNAN11207-I IMデータベースサービスのテーブルスキーマの更新が必要です
-
-
実行系ホストでjimdbbackupコマンドを実行し,IMデータベースをバックアップする。
jimdbbackup -h 論理ホスト名 -o バックアップファイル名 -m MAINT
-
実行系ホストでjimdbupdateコマンドを実行し,IMデータベースを更新する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名 -i
-
実行系ホストでクラスタソフトの操作で次のサービスをオンラインにし,サービスを起動する。
論理ホストのJP1/IM - Managerサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager_論理ホスト名)
論理ホストのJP1/IM - Manager DB Cluster Serviceサービス(サービス表示名:JP1/IM2-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名)
- 重要
-
jimdbupdateコマンドを実行する前に取得したIMデータベースの更新前のバックアップデータは,jimdbupdateコマンド実行後のIMデータベースにリカバリーしないでください。
jimdbupdateコマンドを実行したあとは,再度jimdbbackupコマンドでバックアップを取得してください。