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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


5.15 発生元ホストのマッピングの設定

発生元ホストをマッピングするための手順を説明します。発生元ホストのマッピングは,統合監視DBを使用している場合に利用できます。

発生元ホストのマッピングを設定する手順を次に示します。

  1. 発生元ホストのマッピングを有効にする。

    jcoimdef -hostmap ON

    jcoimdefコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcoimdef」(1. コマンド)を参照してください。

  2. 発生元ホストマッピング定義ファイルを編集する。

    発生元ホストマッピング定義ファイルを編集します。この定義ファイルには,1,000個まで定義を指定できます。

    なお,発生元ホストのマッピングを有効にすると次の表のJP1イベントが自動的にマッピングされます。次の表以外のJP1イベントについては個別に設定する必要があります。また,発生元ホストマッピング定義ファイルに次の表に該当するイベントを定義しても,次の表のマッピングが優先されます。

    表5‒13 マッピングされるJP1イベント

    項番

    製品名

    マッピングされるJP1イベント

    マッピング元の属性名

    備考

    1

    JP1/Base

    イベントIDが3A71,拡張属性「E.PPNAME」が「/HITACHI/JP1/NTEVENT_LOGTRAP」と一致するJP1イベント

    B.SOURCESERVER

    共通定義設定用ファイル(JP1イベントの属性変更)でJP1イベントの属性変更が設定されている場合に,マッピングされます。

    2

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 3A71

    E.A1

    共通定義設定用ファイル(JP1イベントの属性変更)でJP1イベントの属性変更が設定されていない場合に,マッピングされます。

    3

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 3A80

    E.SNMP_SOURCE

    4

    JP1/AJS2およびJP1/AJS3

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 4105

    • 4106

    • 4107

    • 4109

    • 410A

    • 4125

    • 4126

    • 4127

    E.C0

    5

    JP1/PFM

    プロダクト名が次のJP1イベント

    • /PFM/ALARM_EVENT

    • /HITACHI/JP1/PFM/ALARM_EVENT

    • /HITACHI/JP1/PFM/STATE_EVENT

    E.JPC_AGENT

    6

    プロダクト名が次のJP1イベント

    • /HITACHI/JP1/PFM

    E.JPC_MGR

    7

    JP1/Cm2/SSO

    JP1/Cm2/NNM

    JP1/PFM/SSO - Agent for Process

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 3A80

    ホスト名が入っている次の属性のどれかがマッピングされます。

    • E.SNMP_VARBIND1

    • E.SNMP_VARBIND2

    • E.SNMP_VARBIND3

    • E.SNMP_VARBIND6

    • E.SNMP_VARBIND12

    8

    JP1/PAM

    プロダクト名が次のJP1イベント

    • /HITACHI/JP1/PAM

    E.PAM_HOSTNAME

    9

    JP1/SCIM

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 432B

    • 432C

    E.SCIM_AGENT_ADDR

    10

    Cosminexus

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 12000

    • 12080

    E.HOST_NAME

    11

    JP1/ServerConductor

    プロダクト名が次のJP1イベント

    • /HITACHI/SYSTEM_MANAGER

    E.HSM_SERVER

    12

    JP1/IM - EG for NNMi

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 6100

    E.NNMI_SRC_NODE_NAME

    13

    JP1/Console Agent for VOS3

    • イベントIDが次のJP1イベント

      ・11503

      ・11504

      ・11505

      ・11506

      ・11516

      ・11520

      ・11521

      ・11522

      ・11523

      ・1159F

    • イベントIDが11502,または1150Aで,オブジェクトタイプが「CPN」と一致するJP1イベント

    E.CIF_PNAM

    14

    JP1/NETM/DM

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 10110

    • 10112

    • 10111

    • 10410

    • 10411

    • 10412

    E.A2

    15

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 10420

    • 10421

    • 10422

    E.O3

    16

    JP1/IM - MO

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 6400

    E.EVTSRC_INFO

    17

    JP1/IM - Manager

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 3A71

    E.A1

    18

    イベントIDが次のJP1イベント

    • 6400

    E.EVTSRC_INFO

    表示メッセージ変更後のイベントを発行する機能が有効の場合に発行される表示メッセージ変更後のイベントです。

    (凡例)

    −:なし

    編集する内容については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「発生元ホストマッピング定義ファイル(user_hostmap.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

    注※

    リモート監視ログファイルトラップの場合は設定に関係なく,発生元ホスト名(E.JP1_SOURCEHOST)が設定されます。このため,発生元ホストマッピング定義ファイルを編集する必要はありません。

  3. JP1/IM - Managerを再起動する。

    手順1で発生元ホストのマッピングを無効から有効に変更した場合は,JP1/IM - Managerを再起動する必要があります。

    発生元ホストのマッピングを有効にしている状態で,発生元ホストマッピング定義ファイルを編集した場合は,jco_spmd_reloadコマンドを実行することで定義を反映できます。

    jco_spmd_reloadコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jco_spmd_reload」(1. コマンド)を参照してください。